テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
続きです!
side kn
俺は必死で探した。
聞き込みをしても、「そんな子知らない」
など冷たい返事しか返ってこない。
だけどある村は違った。
「あー噂で聞いたことはあるよ。天使のように美しい容姿を持った子が
村外れの診療所の近くに倒れてたっていう。」
kn「どこの診療所ですか?!」
「上村診療所ここから歩くと1時間ぐらいかかる、ほらーあそこ」
指さされたさ君は山の上に見えるちっちゃい診療所だった。
風磨のためにはなんだってするって決めた。
俺はすぐに向かった。
side fm
俺は記憶をなくしながらも“風磨”という名前で
この村で生きている。本当の名前は知らない。
あと何故か知らないが、俺の容姿はこの村の人々に人気なよう。
まぁ住まわせてもらってるし、なんとも思わないけど。
「風磨くん!そろそろ休憩!」
fm「はぁい!」
kn「風磨!」
大きい声で名前を呼ばれた。
その声は懐かしいようで覚えてない。
kn「お前、探したんだぞ、ていうかお前、羽は?」
fm「すみません、誰ですか?、羽ってなんですか? 」
羽ってなんのことだ、この人は誰だ、思い出そうとしても思い出せない。
その瞬間、頭がかち割れるほど痛くなり、倒れた。
fm「あぁ“いだい、!だずげで、嗚呼」
kn「大丈夫か!風磨!」
風磨は診療所のおじさんに再び拾われ助けられた。
kn「あの、風磨は、」
「風磨って名前なんだね。この子記憶なくしてて、」
kn「そうなんですね。」
「羽ってなんだい?」
kn「こいつ、信じられないかもですけど、元天使で、」
「あー、嘘のようでほんとだね。」
kn「信じるんですか?」
「信じるも何も、神は茶色く目は金これだけで天使のようなのに、首のマーク」
kn「はい?」
「これ!、天使や悪魔が人間界に来る時あっちの兵士たちに人間に間違われないように付けられるマークだって。」
kn「へぇ、」
fm「ん、ぅ、」
kn「風磨?」
その瞬間風磨は目を開けた、
fm「ごめんなさい、俺あなたのこと覚えてないけど、大切な人な気がする。」
2人は泣いた。
kn「大丈夫、もう一回2人で記憶を作ろ?」
fm「うん泣」
「話してるとこ悪いが、村の方に空き家があるんだ、2人でそこ住めば?」
kn「ほんとですか?」
病み上がりの風磨にはこの村の空気がちょうどいいのだろう。
そこから2人はそこに住むことになり、もう一度愛を作った。
次回:風磨が記憶を全て思い出した次の日、悲惨なことに…。