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寒い日が続き、幻覚寺ではまだ囲炉裏囲炉裏に火を入れていた。
山富士女史は囲炉裏の間から動かない。「ヤマフジさん、ペットのケージの掃除するんですけど、持ち上げるの一緒にやって頂けません?」田貫坂が言った。「まだ良いんじゃ無い。おとといやったばっかりでしょ?」「汚くて臭いと門跡さまがうるさいし…」「じゃ、やりましょうか…」山藤女史は、しぶしぶ言った。
ケージは赤ん坊で貰った、袋モモンガのエリザベスがいた。隣りは山藤が連れてきたペルシャのクレオパトラの小屋で有る。
エリザベスとクレオパトラはどちらもメスだったが、エリザベスの部屋ンポの時に2匹は唸りあっていた。ジコジコ、ギャーギャーとうるさい。
エリザベスは田貫坂女史が作った、尻尾が抜けるパンツをはかせているため糞で汚くは無くなったが、パンツ交換が面倒で、都度湯浴みをさせている。超ぬるま湯の洗面器で彼女は水泳を覚え、気持ち良さそうで有る。乾燥は山富士の係で、ドライヤーを上手く使っている。少しエスっぽく虐待に近い事をやるので田貫坂はいつも一緒にいた。
「この子は初めて来た時には可愛かったのに、直ぐイタズラっ子になったわね」山富士は忌々しげに言った。彼女の指はエリザベスに噛まれた跡だらけたった。