※若井受けです
side wki
今日も遅い、……
そんなことを考えるのはいつまでも慣れない
元貴の帰りを待ち侘びて、待ち続けても
帰ってくるのは夜遅く、……
w「ねぇ、ッ、元貴、」
呼んでも来るわけないのに……
それでも期待をしちゃうそんな僕が"嫌い"だ
玄関から鳴るその音こそが僕の救い
m「ただいま、」
でも、最近怖くなってる
洗濯する時、感じた
元貴じゃない、他の女の匂い
甘い香水の匂い
『こんな時間まで誰と居たの?』
そんなことを聞いたら重いと思われて終わりだ
だから毎日聞けない
w「ッ、おかえり、」
って言うだけ、
お願いだから、愛を伝えて、?
元貴からの愛を教えてよ、…
w「ねぇ、ッ、元貴、大好きだよ、」
返してくれるかわかんないのに
少しばかり期待をしてしまう
m「ん、」
そんな冷たい言葉ばっかで
スマホだけ見て、…
もっと僕を見てよ、スマホじゃなくてさ
スマホを覗いた、覗かなきゃ良かった
やっぱり他の女と、甘い会話をしてた
そんな会話、僕でもしたことないのに、……
いつの間にか目には涙が溜まっていて、
それを隠す為に、ベッドに入った
少し時間が経って、元貴が入ってきた
m「おやすみ、若井、」
チュッ、れろ、ッ♡
w「んむ、ッ、ふ、ぁ゛♡////」
ぷはッ、♡
その優しいキスでまた僕を壊す
離れたいよ、こんな関係、
でも、その優しさ、甘い声、
それで、離れれないッ、……
その日はそのまま眠に落ちた
夜中に目が覚めた
何故か隣にいたはずの元貴が居なかった
嫌な予感がし、玄関を見る
やっぱり、…
元貴の靴が無かった
ブーブー、と、どこかで着信音が鳴る
元貴のスマホだ、忘れていったのか、?
しちゃいけないのは分かってる、
けど、忘れたのは元貴だ、
興味本位でそのスマホを覗いた
〈またいつ会える?〉
その言葉で分かる、
あぁ、…浮気してんだな
m「ッ、若井?、なんで起きてるの、?」
絶望と不安でドアが開く音が分からなかった
m「、見た、?」
w「ッ、……んーん、見てない、」
震えた声で反応する
元貴、ッ、なんで、……?
愛してくれてたんじゃないの、?
僕の事、ッ好きじゃ、ないの?
そんなことを考え、目に涙が溢れる
その後は不安と恐怖に包まれながら寝た
side mtk
知ってるよ、
若井が夜、独り顔を濡らしてんの、
俺の為に、
その悲しんでる顔が愛おしくて、
やめられない、ッ、……♡
若井を不安にさせたいがため、
他の女と繋がったけど、正直無理
若井じゃないと、やっぱりだめ
その気持ちを抑え、今日もその若井の可哀想な顔を拝む
帰って来てソファーに座った、
w「ッ、おかえり、」
声が震えていて、本当に不安だったんだな
そう感じると、ついにやけてしまう
【俺のために、】
その一言で、さらに俺を奮い立たせる
w「ねぇ、ッ、元貴、大好きだよ、」
そう言った途端、泣き出しそうな顔で、
元貴は、?
そんなことを訴えてくるような目が
狂おしいほど愛らしくて、
にやけないよう、血が出るくらい唇を噛んで、抑える
あぁ、可愛い、俺だけの若井、……♡
m「ん、」
そう答えた時、目の中の光を無くし、
ベッドに向かって寝る若井が、どうしようもなく可愛くて、
いつの間にかごめんと言う気持ちも無くなりそうだった
ただ、可愛い、愛らしい、愛おしい、俺だけ、♡♡
その感情で、俺は狂う、…
夜中、スマホをわざと忘れ、
帰ってきた時、予想通り若井は俺のスマホを覗いて、
絶望していた
m「ッ、若井?、なんで起きてるの、?」
その言葉で追い討ちをかけられた若井の顔は
いくつもの感情でぐちゃぐちゃになってて
いつもより、倍可愛かった
可愛い顔は、俺だけに見せてね、♡♡?
w「ッ、……んーん、見てない、」
そう答えた若井の声は震えていて
今にも泣き出しそうで、その顔が
俺の心を撃ち抜く
次どうなるでしょう?
クズ貴さん、癖になる、……笑
コメント
1件
Kズ貴マジで好きなんでニヤニヤ止まんない…