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美穂を傷つけてしまっただろうか。でも怒りたいのは私の方よ!あんなみんなの前で私が虐待されているなんて言ったらみんなこれから私に接し難くなっちゃうじゃない。私もムキになって怒ったのも悪いかもしれないけれど、それは美穂が私の話を聞かないからだもん。怒ったって仕方がなかった。美穂のことは大好きだけど、それとこれとは違う。嫌なことは嫌だ。これまでずっと隠してきたのに。その苦労が一瞬で……。

 学校を抜け出すなんて生まれて初めて。成績は優秀な方だし、トラブルなども起こしたことの無い私は、先生方から人気のあった方だと思う。それなのに、今日の出来事で全て台無しよ。家に帰ったって母が飲んだくれてるだけだしな。蒼空のところ行こうかな…。 蒼空は私の幼なじみ。不良で学校に行っていない。でも頭はいいのよね。ふと空を見上げてみると、私を嘲笑うようなくらい明るい青空が広がっていた。川に沿って歩き、坂をのぼり、民家の間をぬっていくと蒼空の家に着いた。インターホンを鳴らし蒼空を呼ぶと、「空いてる。」と返ってきた。「おじゃましまーす。」そう言って、蒼空の家にあがり、階段をのぼり、突き当たりを左に曲がり、蒼空の部屋に入った。すると蒼空は黒の四角眼鏡をかけて勉強をしていた。いつも見ない蒼空の姿に少しドキリとした。「蒼空勉強してたんだね。邪魔かな?」と聞くと、「いや、大丈夫。ちょうど息抜きしようとしてたから。」と優しく返してくれた。「そっか。ありがとう。」私がちょっと照れながら言うと、「何があったの?琴子が学校行かないなんて珍しいじゃん。」と言ってきた。やっぱり聞かれるよね。あんまり言いたいことじゃないけど蒼空になら言える。決心して私は蒼空に話すことにした。「あのね、私親から虐待を受けててね、それが友達にバレちゃってクラスで友達が大声で私が虐待受けてるんじゃないかって言ってきて、みんなが静まり返っちゃって、バレたくなかったのになって思ったらその場にいられなくなっちゃって走って逃げてきちゃったの。」蒼空は最後まで私の話を聞いてくれていた。すると蒼空が「琴子。怪我したところちゃんと手当してんの?」と聞いてきた。「あ、あんまり気にしたこと無かったかも。」「あーもう、これだから琴子は俺がいないとダメだな。今色々持ってくるから服脱いで待っとけ。」そういうと蒼空は1階に降りていってしまった。「……え!?」

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