はじめに・この作品はcishp(要素無)です
・実在する方のお名前をお借りした作品になります。ご本人様とは一切関係ございません。
・腐向け作品、nmmnとなっております。こちらが苦手な方、理解のない方は閲覧をご遠慮くださいますようお願い致します。
・素人の書くものですので口調等おかしなところがあるかと思いますが、目をつぶって頂けますと幸いです。
・思いつきで書いたものなので話のまとまりがありません。暖かい目で見ていただけると嬉しいです
・お好きなカップリングを当て嵌めて読むこともできます。
・受の死
・メリバ
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血が滲むほど強く噛み付いた。
痛いと泣き叫ぶ君は言葉とは裏腹に、雄の象徴を立ち上げだらしなく精液をこぼしている。
これが瘡蓋となり擦れる度、剥がれる度、痛む度俺を思い出せばいい。
どんなに痛くとも俺に縋り付くしかない君がなんともみすぼらしく、醜く、可愛らしい。
嗚呼、このまま君の全てを壊してしまいたい。
どうしようもなく愛らしく思えて彼の身体中にキスを落とす。先程までの痛み、苦しみに対し、甘いこの行為に君はむず痒いのか体をよじり、吐息混じりの声を漏らしている。その吐息こそ自分自身のものにしたいと唇に噛み付いた。
行為が終わった後、片付けをするのは俺。
あれだけ体に負担をかけてしまったからにはこれだけはさせて欲しい。
今日はいつも以上に強く、深く加虐的な行為をしてしまったために白いシーツに紅くシミが着いてしまった。そのシミに鼻を潜らせる。鉄の匂いの中に薄らと彼の匂いがする。
己を傷つけた相手に自ら縋り付く姿はまさに滑稽と言われるものであった。だが、救いようのないと言ったあの乱れた姿が情欲的で、雄としての理性が極限まですり減らされた姿が愛らしくて、今でも鮮明に思い出す。なんと愛らしかったか。
血のシミが落ちなくなる前に手洗いしようと浴室に足を踏み入れれば、換気により酷く冷えきった空気に全身が包まれ身震いをする。血が固まってしまわぬように水につけながら洗剤をつけ、手で丁寧にシミを落としていく。先程までの行為の証拠を消す行為に寂しさを覚えながら。
朝になれば何ら変わりない顔で彼は朝食を作っていた。俺の好みの食べ物を毎度作ってくれる彼には感謝と愛情が溢れてやまない。
向かい合った椅子に座り、一緒に手を合わせる。この朝のゆったりとした時間が永遠に続いて欲しいと幾度願ったことか。まるでいつか終わりが来るかのように。
最近彼から愛の囁きを貰った覚えがない。
なんなら愛のこもった眼差しなんざ最初からなかったかのように今は無いことが当たり前となってしまった。
行為中であれど愛情表現と思える言葉なかった。俺だけが一方的に愛をささやき、身体に刻み込む。ただそれだけの行為だった。
段々とこの関係に限界が近づいている事に俺は気付いた。気付いてしまった。
やっと手に入れた最愛の人との生活に、近いうちに終わりが来てしまうのだ。なんと苦しいものか。
なんとしてでもこの幸福を守り切る。
どんな手を使ってでも。これもひとつの愛なのだから。一方的に離れ行くなど許さない。
今夜は酷く乱雑に抱いた。
今日の乱暴さに彼は酷く苦しんでいたように見えた。自分の手で最愛の人を苦しめる光景はさぞ美しかった。あれに勝る景色などこの世に存在するものか。
身体中に赤い跡が散りばめられ、痛々しく血が滲む噛み跡に瘡蓋となった噛み跡、全て俺が着けた愛の証。俺がどれだけ君を愛しているか思い知らせて、一生俺から離れさせない。これだけお前の弱みを握っているのだから今更逃がすものか、いや逃げられると思っているのか?
それはなんと馬鹿らしいものか。ここから救われようと何をしてももう無駄でしかないのである。この家からの脱出は勿論、俺という束縛から逃れるなんて以ての外。
もう君はどうしようも無いところまで堕ちているんだよ。
そう伝えると共に流れる涙を舐めとる。嗚咽を繰り返す君は正気を保った目をしていない。絶望と後悔が滲んでいそうな瞳をしている。俺と出会ったことに後悔をさせたのは少々申し訳なさがあるが、これからの人生に絶望とは相容れない。
一生愛を与え続け幸せにすると誓おう。
君の傷口からたれる血を飲みながら目を見ながら伝える。先程まで光を失っていた深い深い瞳は全てを諦めたかのように瞳孔が開き、目がとろりとした。
もう、すきにしていい。
か細く彼は言った。本人が言うならば彼との幸せは俺が掴み取るまで。
絶対に一生幸せにすると心に誓った。
あれから彼は正気を失ったのだろう。顔は笑っていようど瞳に光は存在しなかった。
俺はそんな偽りの感情を纏った君と共にすごしたい訳じゃない。段々と何にぶつけることも出来ない苛立ちの情が湧いてきてふとひとつのことが頭によぎる。彼を今ここで殺めてしまえば俺だけのものになると共に、偽りの彼を取り払えるのではないか。そうとなれば早い。キッチンから鋭い包丁を片手に彼の元へと寄る。俺が愛するお前を出せ、さあ。
ぐちゃり
赤い液体と共に気持ちの悪い音が鳴った。一度刺してみると特に抵抗などなくサラリと刃が入ってしまい案外こんなものなのか、と多少の落胆をしてしまった。彼の命はとうに終わったようだ。これで俺だけの君を味わえるわけだ。どれだけ望んだか。あれだけ愛のこもった視線を送っていたあのころの君は戻ってきてくれるのかい?これからの毎日が楽しみになる。一緒に幸せになろう。
あとがき
お久しぶりです、六弥です。
年末ぶりでしょうか?
忙しすぎて書く暇がなく、中々あげられませんでした߹߹
あまりcishp要素がないので、皆さんのお好きなカップリングでもお読みいただけるかもしれませんね。
さて、めでたい暖かい季節が近づきましたね!私は花粉症なのでこの季節は割と鬱です🫢
私めちゃめちゃ頭が悪いのですが進級できるか不安だったんですよね^^;
ですが単位はきちんと取れているそうで無事進級できそうです☺️
私の友達も皆不安そうにしていて逆に安心さえしてました🤭
忙しない季節ももう少しで終わりますし、もう少し更新頻度が上げられたらなあと思っています。
温かく見守っていただけたら嬉しいです!
六弥
コメント
2件
六弥さん!!!!今回も神作ありがとうございます😢 最近前以上にmzyb追えてなくて複雑な感情の中読めてそれもめっちゃ面白かったです笑 やっぱりメリバはさいこーですねඉ ̫ ඉ