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『俺が、守ってやるから。』
確かに、そう言ってくれた。
抱きかかえている枕に顔を埋める。
もしかして、晴斗は私のことを・・・なんて。
きっと晴斗は、妹を元気づける感覚、のはず。
だから、気にする必要はない・・・はずなんだ。
「あーー、もう」
無理に、決まってるじゃん。
気にするに決まっているよ。
「晴斗のバカッ」
晴斗の後姿を思い出し、また顔に熱が集まっていく。
「どんな顔、すればいいの・・・」
今、私の頭は晴斗のことでいっぱいで、泣いていたことが嘘みたい。
親友と彼氏に裏切られて泣いている私を慰め、元気づけてくれた晴斗。
もちろん、裏切られたことはつらい。
明日から、どう過ごせばいいかわからないけど・・・
晴斗のおかげで、頑張れる気がする。
「晴斗に、感謝だ」
・・・次に会うときに、聞こう。
あの言葉の意味を、なんであんなに優しくしてくれたのかを。