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ぬいぐるみを持ったままでは運転出来ないので、運転席と助手席の間にあるドリンクホルダーに1体ずつ入れた。
視界に入るだけでニヤニヤしちゃいそう。誕生日にピアス貰ったけど、それとは違う嬉しさ。
サイドブレーキに手をかけようとした時、隼人君の手が重なった。ドクンと胸が鳴る。
顔を上げると隼人君の顔が近づいてきてキスされた。軽く触れるだけのキスなのに、ものすごくドキドキする。
「こんな場所ですみません」
「……ううん」
しばらくは手を握ったままだったけど、溢れてくる気持ちに動揺していた。
もっと隼人君とキスしたい。
こんなことを思うようなったのは、さっき菜穂ちゃんに言われたようにベタ惚れだからなのかも。
「この後どうします?」
「え?あ、行きたい場所あるんだけどいいかな?」
「もちろんです」
心を落ち着かせてから車を発車させ、とある場所に向かった。
コメント
1件
ぬいぐるみをドリンクホルダーに入れるところからもう可愛いんですけど、隼人君の手が重なってキスの流れがもう……! 軽く触れるだけなのにものすごくドキドキするって言葉、すごく共感します。菜穂ちゃんの「ベタ惚れ」発言も効いてますね。日常の小さな幸せが丁寧に紡がれていて、読んでるこっちまで温かい気持ちになりました。