水×赫
幹部×ボス
午後10時
静まり返った夜の街で銃声が鳴り響く
水:『い゛ッッ、ぁ゛』
ある組織のカポレージムである水。 他組織に追い詰められ足を撃たれた様で地面に這いつくばっていた
水:『ッ゛ぁボッ…スッ、』
その途端二度目の銃声が鳴り響き他組織のカポが次々と吐血し倒れだした
赫:『何死にそうになってんだよ』
赫:『何時もの威勢はどうした』
水が所属している組織のボスである赫。
基本的に無口で塩対応だが仲間のピンチには必ず駆け付けるらしく意外にも仲間思いである。 潔癖症の為汚れるのを非常に嫌っており、少しでも汚れるとリミッターが外れ血だらけで帰って来ること多々。 射撃の腕はピカイチ
水:『ッ゛ボスッすいませッッ゛』
赫:『喋るな。死ぬぞ』
赫:『撃たれたのは?』
水:『ッ゛腹とッ、足゛ッ__』
<水>
ほんと痛い。暗殺目的だったのに殺されかけるとか何してんだ僕。
腹部に2つの銃弾が入った。幸い臓器には大きな傷は入っておらず少し手術をすれば仕事に戻れる程度。運があるのかないのか
数分後自室の扉からこんこんとノック音が聞こえた
水:『はーい、…』
扉からひょっこりと顔を出すボス
赫:『水。体調は?』
水:『ぜーんぜん平気!』
赫:『そうか』
赫:『水これ、』
そう言い袋を渡され、中身を見てみると包帯や消毒などの他にゼリーやおにぎりサンドウィッチやシュークリームなどが入っていた
足を撃たれ歩けない僕を気遣って買ってきてくれたのだろう
こういう所だよ。僕が惚れたのは___
寝ていた体を起こしながら隣をぽんぽんと叩き、おいでと 声を掛けた。
恋人関係である僕達。 プライベートだけは接触を許されているが仕事は仕事。赫ちゃんに触れたい気持ちは抑え仕事に集中しなければ命を取られる。
水:『赫ちゃんはさ、なんで僕の告白受け入れてくれたの?』
赫:『…愛してるって言ってくれた時の目が本気だったから』
赫:『それだけだよ』
赫ちゃんの家庭は昔からいいとは言えなくて、…あまり言いたくないけど親からの愛情は全くと言っていい程なかった。
水:『好きだよ』
赫:『赫も』
普段はいつも通りの塩対応だが2人きりになった途端甘くなる赫ちゃん。何度みても可愛らしくてつい手が出てしまいそう。
ボスは身を隠し、フロントボスと呼ばれる表向きのボスを使い、ボスの安全を守るのが基本的だがうちのボスは何度言っても外へ出てしまう。
好きなだけ外に出ればいい。僕が守ってあげるから
コメント
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赤は無口だけど優しさが伝わってきて水は普通に優しくて、お互いを大事に思ってるのが伝わってきました🫶