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・なんでも許せる人向けです。
・ご本人様に一切関係ないです
・誤字脱字があるかもしれません。
ut×cn×syp
cnくん視点しかありません。
グロい表現があります。
どーぞ!
cn side
俺はここの冒険者。
横にいるのは相棒的、憧れの存在のut。
兄さんでもある。
今日はとある洞窟に入って遺跡を見つけないと行けないのだ。
遺跡で宝を取ってくるとそこにいる巨大なボスを殺すのを任された。
この任務は結構大事だった。
宝は価値がすごいらしくボスも強いらしいのでこの任務は大事だ。
ut「cn〜?準備出来たか〜?」
cn「ばっちりです!」
俺たちはリュックを背負い拠点から出た。
ut「地図的にはこっちやな。」
俺は兄さんについて行く。
cn「あ!あそこに村がありますよ!」
ut「パン少ないし貰ってくか。」
俺たちは方向を村の方へ変えた。
村に入ると今までに見た事ないくらいの俵が大量に置いてあった。
しかもこの村は少し裕福なのか家がおしゃれで大きい。
真ん中には噴水に広場、お城的なのもあった。
cn「ここ凄いですね。」
ut「せやな」
村人たちは俺たちが怖いのか距離を置いてくる。交易しようとしてもすぐに逃げるため交易ができない。
俺はそれを無視して俵を貰おうと手を伸ばすと矢が俺の真横に飛んできた。
cn「あぶねっ。」
ほんと数センチの隙間しかない。
襲撃者か?
周りを見渡しても襲撃者が居ない。
その代わり俺の後ろには知らない男の子が立っていた。
男の子は紫のヘルメットを被っている。
もふもふなのが首元にあり、紫の服、
紫の目で猫毛な茶色の髪。
俺は男の子に近づいてみる。
俺よりも身長が低くutよりも低いくらい。
何歳なんだろう?
気になった俺は問いかけてみる。
cn「何歳なの?」
ただ、男の子はじっと地面を見ているだけで何も返事をしない。
cn「この村の子かな?」
そう思ったが村人にしては明らかに違いすぎる。
村人たちは俺達には距離をとっていたのに、この男の子の後ろにみんな隠れていた。
ここの代表の子なのかな?
ふと足元を見ると俺はその子の手に持っている弓が目に入ったのだ。
さっき俺を狙っていたのはこの男の子だ。
俺なんかしたっけ?俵取ろうとしたから?
cn「俺の事狙ったのは君かな?」
男の子は視線を逸らす。 分かりやすすぎる動き。少しあたふたしている。
cn「どうして、狙ったの…?」
そう聞いてみると男の子はやっと口を開いた。
syp「どうだっていいでしょ。」
男の子は弓をしまい斧を手に持った。
syp「…。」
男の子は俺をじっと見てから斧を俺の方に振った。
その瞬間俺の目の前には”ゲームオーバー”という文字がでてきた。
俺は頭の中にさっきあったことを巡らせる。
あの男の子に無駄な動きは一切なかった。
手慣れているのか上手いのか。そこはよく分からないが男の子は強いということだけは分かる。
目が覚めるとベッドだ。持ち物は何もない。
cn「結構いいの持ってたのにな〜。」
ふと横を見るとutもいた。
cn「あれ?ut?」
ut「あ、cn。男の子に殺られちゃったわw」
cn「俺もっすよ」
どうやらutもさっきの男の子に殺られたらしい。
2人とも死んでしまってアイテムがないためこの任務は出来ない。
俺らの代わりにzm、rbr、tnが行くことになった。
ut「この任務ちゃんとやりたかったな〜。」
cn「俵取っただけであんなに怒るかな…?」
ut「そりゃ取られたら。」
cn「あの子だって取るやろ?」
ut「まぁ、たしかに。」
どうして殺してまでやるのかが分からない。
俺は少しあの子のことを憎いなっと思ってしまった。
結局何も分からず月日が過ぎていった。
だいたい1年は経っただろう。
俺たちは物資が足りなくなったため遠くに行き強い武器とかを調達しに行くことにした。
俺たちは数少ない武器を持ち拠点を後にした。
cn「あの村見覚えが…?」
ut「あれちゃう?強い男の子がいる。」
あ〜あそこか。あそこはできるだけ避けていきたいな。
少し村が騒がしい気がした。
cn「なんか、村騒がしくない?」
ut「なんかのパーティーちゃう?」
俺は1つの家が目に入った。
cn「え、燃えとる…。」
俺たちは急いで家の近くに行くと村は襲撃されていた。
ut「ここの村守護神おらんよな?どうやって戦うんや…。」
cn「あの男の子が?」
ut「でもあいつか弱そうやったで?1人じゃ無理やろ。」
俺は詳しい情報を知りたくて村人に喋りかけようとした。
ut「cn待て!俺たちが行ったら村人が怖がる!」
そうやった…。村人たち前のときで俺たちを見て怖がってたから今言ったら尚更怖がる。
1人の逃げ遅れたらしき村人が襲撃者に追い詰められているのを見つけた。
俺はすぐに動いた。襲撃者の首に剣を振りかざした。
襲撃者は一瞬で倒れた。
村人「あ、りがとうございます…。」
震えながらお礼を言う村人。
村人「前、村に来てた人ですよね?」
ut「あ、はい。」
村人「お願いなんですけど、あのお方をお助けくださいっ。」
村人は俺たちに必死に訴えてきていた。
俺とutは顔を見合わせた。
ut「やるしかないな!」
俺は元気よく頷いて村人を避難させた。
cn「よーし!やりますか!」
ut「お互い離れないように。」
村人の言っているあのお方っていうのはお互い大体分かっている。
前の男の子だろう。
襲撃者を倒しながら男の子を見つけて助ければいい。俺たちの目標だ。
ut「行くぞ。」
1番騒がしくて家がボロボロになっているところに俺たちは走った。
燃えているところに近づくすごい燃えているのが分かる。
cn「すごい燃えてますね…。」
ut「そうやな…。」
近づいていくとバチバチ殺り合ってる音が聞こえてきた。
これは相当やな。
燃えているところに入ると100体近くの襲撃者と1人で戦っている男の子がいた。
何体かの襲撃者の死体が山ほど転がっていた。
俺たち冒険者は生き返れるけど、MOBとから生き返れないので死体が残ってしまう。
あの男の子が死んだら襲撃者の勝ちでその村を占領するということらしい。
襲撃者達がここを占領したらやばいことしか起こらなさそうやな。
とりあえずあの男の子を助けへんと。
ut「あいつっ危ないっ。」
男の子は屋根に登っている状態。
相手が矢を打ってきたそれを避けようとしたのか動いた瞬間バランスが崩れたのだろう。
屋根の上で滑って危ない状況。
俺は無意識に襲撃者を殺していた。
気が付くと何体か死んでいて、男の子はutに保護されていた。
cn「ut。男の子は?」
ut「死んではいけど、これ以上戦うんは難しいやろ。」
こんな細くて小さい体で何時間戦っていたんだろう。俺たちがもうちょい早く。一日でも早く来ていたらこの子はこんなにボロボロにならなかったのかな。
考えている暇をくれない襲撃者達。
一旦男の子を連れて俺たちは避難した。
cn「起きひんのかな…。」
ut「死んでないから起きるはず…。」
全く起きる気配がなく1時間近くが経過した。
ut「そろそろ戦わなやばいよな。」
本当は戦うのは怖い。けど、この子は1人で戦い続けたんや。見習わな。
utもおるし大丈夫や!!
cn「行こ。」
ut「珍しくやる気やんw」
cn「ちょ、珍しくってw」
俺たちは避難所から出た。
俺たちは片手に剣を持ち1歩前に出た。
ut「殺りまくりますか。」
cn「必ず2人で行動。」
ut「了解。」
俺たちは走り出した。
相手の撃ってくる矢を避けて殺していく。
何時間経ったのかは分からないがだいぶ経っているだろう。
どんだけ殺っても襲撃者は減らなかった。
ut「くっそ…。」
俺達にはもう体力がない。襲撃者3人に角に追い込まれてしまった。
俺たちはもう戦えない。他に誰か。
助けにこんと、ここが危ない。
襲撃者「さぁ。あいつの場所を言え。」
喉に言葉が詰まって何も言えなかった。
言いたいのに言えない。
そんな中utが口を開いた。
ut「教えるわけないやろ。」
流石utやな。こんな時でも喋れる。
襲撃者「ほぉん?じゃあお前らには死んでもらおう。」
襲撃者が矢を打とうとした瞬間、utが俺を庇う体制になっていた。
その時と同時に少し無邪気声が聞こえてきた。
syp「死ぬのはどっちかな〜?」
男の子がそう口にすると同時に斧を投げて襲撃者3人を一気に殺した。
ut「ありがとな!」
syp「先程はありがとうございました…。
残りは全部やっておくので寝てたりなんなり好きなことしててください。」
男の子は冷静に言葉を放った。
こんな人数を1人で?一番狙われてリスクが高い上にボロボロで体力がないのに?
細いし小さいし、流石に無理があるやろ。
cn「俺らも手伝う。」
ut「せやぞ。流石にこの量1人は無理や。」
syp「ここに関係ない上に1度俺はあなた達を殺したんですよ?とっとと逃げたらいいじゃないですか。」
確かに俺たちは殺された。村もたいして大事じゃない。
だからといって俺たちは困ってる人を見捨てない。
こんなにもボロボロになりながら戦ってるっていうのに見捨てるなんてできない。
cn「俺たちは困ってる人を見捨てない。」
その言葉を聞いた男の子は1回こっちをチラッと見てからこう言った。
syp「分かりました。危ないと思ったら即逃げてくださいね。」
ut「お前もな。」
男の子は投げた斧を拾った。
ut「俺の名前はutでこいつはcnって言うねん。お前は?」
syp「….。この戦いに勝利して生きてたら教えてあげますよ。」
そうなったら尚更勝たなあかんな〜!
syp「行きますよ。」
男の子が走ると同時に俺らも動き出す。
男の子の動きはすごい華麗だった。無駄がなくて隙もない動きだった。
utも負けないように沢山襲撃者を殺していた。
俺も頑張らな。俺も手に持っている剣で襲撃者を殺す。
やっぱり何体殺っても減らない。
男の子に1回呼ばれたので戻った。
戻ると2人ともいた。
syp「これ、襲撃者のボスやらないと終わらないと思うんです。」
ut「ボス…か。」
syp「怖かったら逃げてもいいですよ?1人で行くんで。」
ut「いや〜?燃えてきたなって!cnは?」
cn「行くに決まっとるやろ!!」
俺らは襲撃者が出てきているところを見つけた。こっそり木の上から辿っていくと旗を持った襲撃者がいた。
襲撃者のボス
「ありえんくらいあいつらを出動させたし、あいつも死んでるやろ。」
安心しているのかすごい隙がたくさんあった。
男の子は斧を片手にボスの元に走って首をきった。
ボトンっと音と同時にボスの頭は落ちる。
ut「かっ…たか?」
syp「これで勝ちですよ。」
男の子は口についた血を服で拭き取ってからこっちを向いた。
syp「ほら見てください。襲撃者の人たちは今洋館の方に逃げています。おそらくですが少しの間は襲ってくることはないでしょう。」
cn「良かったな!」
syp「あ、えーと。utさんとcnさん?ありがとうございました。」
ut「ええよええよ。これくらい」
戦いに集中していて忘れていたがとあることを思い出した。
cn「名前は?」
syp「…。syp」
少し黙ってから名前を教えてくれた。
syp「ちょっとしたことしか出来ないですけど、何かお礼にしますよ?」
ut「お礼…か。」
cn「俺はここに住みたい。」
syp「え…?」
予想外だったのかびっくりするsyp。
cn「ここに住みたい。で、また一緒に戦いたい。」
ut「俺も同じやな。」
どうやらutも同じだったらしい。
sypは口を開いた。
syp「家1つ空いてるんで…そこで良ければ。」
…?!ここに住める!?
cn「ありがと!syp!!」
syp「あ、はぃ。」
sypと呼び捨てすると少し頬を赤らめる。
その姿が可愛く思えてきてしまった。
最初は憎らしい子やなって思っていたけど、
今見るととても可愛くて顔も整っている。
ut「これからよろしくな。」
cn「よろしくな!!」
俺たちは元気に挨拶をし拠点からアイテムを持ってくることにする。
これからどんな人生になるのかが少し楽しみ。
俺らは新しいことへの1歩を踏み出したのだ。
えーんど!