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桃目線
ってのが、馴れ初めやら周り(俺の秘書、一番色々言ってきそうなやつ)に認められた話。
これが現在なんだけど・・・。
「ジェ~ル、」
「さとみ、今日出社日やろ?遅刻するで?」
「ジェルがちゅーしてくれないと行けない~」
あれから10年、ジェルは高校生になった。まあ通信のだけどね。ジェルは小中高と全て通信だ。これにも成長によくないとか色々言われたけど、ジェルが『通信でいい、さとちゃんと一緒にいたい』って言ったから止める人がいなくなった。
エレベーター前で駄々をこねる俺に、慣れたようにキスをするジェル。 俺はジェルの頭を固定させて、腰を抱き寄せた。それに合わせてジェルの両手が俺の服の前を掴む。
ちゅっ、ちゅぅ・・・くちゅ
「んっ、ぁ・・・」
「んん、ジェル、」
「ぅんんッ、はっ、」
もちろん深いやつ。行ってきますとおかえりのキスはジェルの方から、2回吸いついて口を軽く開けること。そういう決まり。この数年で俺が教えたことだ。
さすがに年齢一桁の子供に手は出せなくて、ずっとやきもきしてたんだけど、ジェルが中学生になるのと同時に少しずつ教え込んだ。これもその一部。 これまで行ってきますのとおかえりのキスは頬だったのが口に、そして深いものにってね。段々、ジェルが慣れていくのにあわせて少しずつ変えてった。
頬にしてたのを口に変えたのは簡単、ジェルがキスするタイミングで顔の向きを変えて口に変えさせた。そんで、『そろそろこっちに欲しいな』って。そしたら顔真っ赤にしてコクコク頷いてた。可愛かったな~。
舌を入れたときは、『俺、ジェルの将来の旦那様になるんやけど』って言って、いいよね?って聞いた。そしたら何をされたのか分かってなかったから、急遽出社日を変更して色々教え込んだ。舌を入れるキスのやり方から、自慰のやり方まで。舌入れてずっとキスしてたらジェルのが勃ち始めたから、流れでな?ジェルの精通は俺の手なんだよね~ 何これって言いながらされるがままに啼いてるジェルはとても可愛くて、大変えっちでした。
でも、まだ最後まではしていない。20歳になったらジェルの初めてをもらう予定だ。初めてを痛くさせないようにするために、あともう少ししたら準備を始めないといけないんだけど・・・ジェルが寝てる間に慣らすかジェルと一緒に慣らすか絶賛悩み中だ。大丈夫、気持ちいいことしかせんよ、俺は。
名残惜しいけど最後に軽く唇を吸ってから、離れた。
くちゅ、ぢゅっ・・・ちゅっ
「んぁ・・・ふは、長いわさとちゃん」
「え~?まだ足りないくらいなんやけど」
「っ、もう!遅れるって!なーくんに怒られてもしらんからねっ」
顔を赤くしたジェルは、言葉こそツンツンしているものの体は一切抵抗してなくて。なんなら俺の服を掴んだままだ。 うんうん、本当はもっとしてほしいんだよね~。寂しいんだよな?
ちゃんと我慢して、俺のためにツンツンした態度を取ろうとする。 俺はジェルの耳に口元を寄せて、囁くように言った。
「ジェル」
「っぁ、」
「今日帰ったらご褒美上げる」
「ひっ、ぅあッ」
耳弱いんよな~、可愛い。
ちゅっ
「楽しみにしてて」
「ひゃっ」
「いってきます」
最後に耳にキスを落として、頭に添えていた手で軽くなでてからやっとエレベーターに入った。扉が閉じる寸前、へたりこんだジェルが『いってらっしゃい』と言うのを聞きながら。
帰りにジェルの好きなケーキ屋さん行くか~。あとは、たくさんキスをして晩御飯も食べさせてやろう。『あーん』するときの照れたジェルの顔好きなんよね。俺がジェルにするのは普通なのに、俺にするのは照れるんだよ。可愛いだろ? これも、俺が小さいころからジェルにしてきたことの一つ。刷り込んだことにジェルは何も不思議がったり照れたりしない。当たり前のこととして受け止める。 『あーん』してもらうのはべろちゅー教えた日だったもんな、そりゃ照れるわ。もっと照れて、可愛いよジェル。
俺の計画はここからだから。こんなのまだ一部だし。 大丈夫、ころんの嫌がることなんてしないし幸せにしかしないよ?周りの、俺の両親やななころ、るぅりーぬも俺のことを止めようとはしない。俺のやることが全部、ジェルのためになってることに気が付いているからだ。
だから安心して俺に囲われてて。愛してる、ジェル