TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

histoire heureuse

一覧ページ

「histoire heureuse」のメインビジュアル

histoire heureuse

1 - 第1話 オープニング

♥

160

2023年04月22日

シェアするシェアする
報告する

後々類司です。性癖ぶち込みました。ジョンウェンな気がする。スタート!


僕の母親はクズだった。

ときに僕を殴り、ときに家の金を盗み、男に使った。

ある日、母親は逮捕された。理由は、アクセサリーショップの商品を盗もうとしたかららしい。

その時、父さんと母親は離婚した。父子家庭は少し大変で、苦しかったけれど、3ヶ月たったぐらいの時、父さんは再婚した。

相手は天馬さんという方らしい。再婚と同時に兄ができた。名は司と言うらしい。

兄といっても、同い年で1ヵ月程しか離れていないそうだ。

天馬さんちは交通事故でお父さんが死んでしまって3年の時を経て、再婚を決意したようだ。

僕の家とは全然違う、綺麗な話だ。


父さんと母さんが再婚して1年がたった。その間に妹が出来た。名前は『寧々』だ。

名前を考えたのは兄さんだった。少しだけずるいと思った。

理由はよく分からないけど、、




それから3年が経ち、僕は10歳になった。

この世界では、10歳になると第2の性の診査がある。その種類はα、β、そしてΩだ。

僕はその中でもαだった。僕は何故か人気者になったけれど、それとは逆に兄さんは、一人ぼっちになって、

時折、傷だらけで帰ってくるようになった。なんでだろう。

それでも、兄さんの性は分からなかった。


それから、兄さんは笑顔も減って、口数少なくなった。ある日、兄さんは人を殴って少年院に入れられた。

事情聴取とやらで兄さんは沢山質問されたらしいけど、頑なに話さなかったみたい。

人を殴るような人ではなかったから驚いた。それと同時に人を殴る兄ということを知って、イライラした。

どうして僕は、人に恵まれないのだろうか、、

少年院に入ったのは兄の願望もあったけれど、それ以上に父さんと母さんが入れたがっていた。

父さんと母さんの話によると、

「人を殴るような子は要らない。」

「寧々もまだ赤ん坊よ?悪いことを教えそうじゃない。」

だそうだ。

僕も要らなかったし、即同意した。


それからはとても幸せだった。寧々も成長し、えむという友達を連れてきた。

僕も17歳になって、彼女が出来た。

彼女はαやΩではなかったが、いい人だったため、OKした。

普通に何事もなく、過ごしていたなか、ある噂を聞いた。

偏差値低い学校で新しく入った奴がヤンキーのトップになったという噂だ。

何故か興味を持った。

“会ってみたい”

そう思った。好奇心が湧いた。

数日がすぎ、その日、会うことにした。

その日は、なんの用事も入れず、例の学校の校門の前で奴が出てくるのを待った。

「…ぇ、お前!」

『わあっ?!だっ誰?!』

「お前、こんなところで何してんだ。その制服、もしや、あの神山高校の…」

僕に話しかけてきたこは、僕より背は低く、金髪の髪の毛先へ向けてオレンジ色がかっているいかにも不良らしい髪色をしている子だった。

どこか見たことのあるような…

『君、会ったことある?』

「は?ある訳ないだろ?」

「オレに家族は居ない。オレは養子だしな。」

「気づいた頃には少年院に居た。」

『やっぱ、兄、』

『兄だよね!あんた、僕の!』

「は???」

ピロン

彼のスマホがなった。

「冬弥だ、早く行かないとな」

彼はそう言ってニコッと笑った。

なんか、厶カッてした。他人にその笑顔を見せて欲しくないと思った。

「じゃあな。」

彼はどこかへ行ってしまった。

この作品はいかがでしたか?

160

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚