テラーノベル
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「……ぁ……?」重い瞼をゆっくりと持ち上げる。最初に目に入ったのは、豪奢な天蓋付きのベッドの天井だった。
「……ここ……?」
声を出すと全身がズキリと痛んだ。
「……ゔ……」
あまりの痛みに思わず呻き声が漏れる。
すると
「……うる?」
と心配そうな声が聞こえた。視線だけ何とかその声の方へ向けると……
(うわ、美男子……)
先程の少年____第四王子に負けず劣らずの美少年が心配と嫌悪感が混じった表情でこちらを見ていた。
「うる!……良かった……目が覚めて……!」
「……ぇ……?」
白いメッシュが混じった青い髪。
透き通るような金色の瞳。
服装こそ違うがその姿は紛れもなく……
(“しゃるろ”……?)
自分と同じ【クロノヴァ】の青色担当・しゃるろに他ならなかった。
しかし今はそれより、ここはどこなのか、自分は何故こんなに全身が痛いのかの方が気になった。
「……どうした?」
目の前の美少年____シャルロの顔に浮かぶ心配の色が濃くなる。
「……なん、でッ……痛っ……」
少し喋るだけでも全身に激痛が走る。
「大人しくしておけ。一週間も昏睡していたんだ。傷も痛むだろ」
力強くも優しい手つきで頭を撫でられる。しかしその声は驚くほど冷たかった。
「……ぅん……」
全身が痛むのは事実なので大人しく従う事にする。
(てかなんで一週間も昏睡しとったんや……?)
そう思っていると思考を読んだように
「大怪我を追って帰って来たんだ」
とシャルロが言った。
「……ぇ……」
シャルロは続ける。
「全く……一体なんであんな大怪我を……」
全身がズキズキと痛むのは大怪我を負っているせいのようだ。
「……ごめん……シャルロ兄様……」
そう小さく謝るが何の返事も無いためチラリと視線をシャルロの方へ向けると
「……!?」
彼は大きく目を見開いて、呆然としていた。
コメント
5件
あー、なるほど!第4話、読み終わったわ。 いきなり昏睡から目覚める主人公と、心配しつつもどこか冷めた態度のシャルロ。この温度差、めっちゃ気になるわ。「一週間も昏睡」「大怪我」「お兄様」って呼んだら固まったし、なんでそこで「しゃるろ」って別人の名前が頭に出てくるんだろう…?主人公の記憶とか立場に裏がありそうで、次が気になって仕方ない🔥 体の痛みの描写が生々しくて「ゔ…」とか「ッ痛っ…」のところで一緒に痛くなった。早く続き読みたい!
1,485
🪻Maika🫐@多忙
73
196
夢好 しばらく読み専
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