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おめがばのR18です
なんか本当に下手ですけど、すごいごちゅごちゅ言ってるやつよりかは簡単でした 🙃💭
それではどうぞ
俺は世間一般的にいうΩというやつだ。
Ωとは、なにか。
この世界にはα、β、Ωという簡単に言えば「位」に分かれている。
βは一般人、特になにもないし誰と付き合うも自由。
αは1番位の高い位置。なんだろう、金持ちとかそんな感じで対応される。らしい…
そして俺も当てはまるΩ。これは1番位の低い位置。
なにをしてもバカにされるし、性行為…をねだられたことなど両手じゃ数え切れないくらい遭遇してきた。
桃「…疲れた…っ」
それもつい先程、αかβかしらないが、俺がΩだということをいいことに「ヤろう」なんて馬鹿みたいな誘い方で襲われそうになった。
白「もー、普通にないちゃん顔整ってるんやからもっと汚く行けや!!!」
ぷんぷん!って音を立てて怒る彼は先程の度の過ぎたナンパから助けてくれた俺の友達の初兎。
汚くとは?って問い返すといやーそのーって言って目を逸らしてしまった。
しばらく考える素振りを見せると、なにかひらめいたように目をまんまるにして、そうや!って大声を出す。
反発的に彼の頭を軽く叩いてしまった。
白「ほら!『散れ、ゴミクズ。』とかなんか最低な言葉あるやん!」
なんて馬鹿みたいな回答されるから思わずため息が漏れてしまう。
そのため息が聞こえていたのだろう、またぷんぷん言いながら俺に文句を言ってくる。
その内容は心配してるからこその言葉でツンデレかよって思わずツッコみたくなったが、ツッコんだらもっと面倒なことになるからって抑えておいた。
初兎ちゃんと分かれて、1人で社長室へ戻る。
というのも先程はちょっとした買い出しへと、行ってたときに事件が起こり、たまたま!出くわした初兎ちゃんが助けてくれた。というなんとまぁ少女漫画でありそうな展開になってたわけだ。
疲れきった体をお気に入りのクッションの置いてあるソファーにぼふんっ。と飛びつく。
桃「ん〜〜っ、疲れたぁぁぁ……!!」
またやらなきゃいけないタスクが山みたいにあるはずなのにこんなにゆっくりしてしまっているのはきっとこの第2の性。
Ωっていう位に立たされているから。
なんて頭の中で言い訳をして完全に脱力する。
気がつくと頭が回らなくなってくる、手と足に目をやるとプルプル震えていた。
まずい…と考えるも、もう遅い。
そう、ヒートが来てしまった。
桃「は…っ…は…っ…」
浅くなる呼吸。気がついたのと同時にどんどん暑くなっていく体。
誰でもいいから犯してほしいって考えてしまう頭。
全部が俺じゃないみたいで嫌いになる瞬間。
桃「ま……ろ……っ…」
意識がなくなっていく直前に発したその名前の主が来てくれることはない。
来てくれたとしてもこんな俺をぐちゃぐちゃに…なんて考えるが絶対にない。
しんどいのはわかってくれたとしてもきっとただ寝かすだけ。とか薬を飲ませる。
とかして俺に手を出してくれない。
そんなヒートが来てる苦しみとは違う苦しみに悶えながら俺はそっと意識を手放した。
次に意識を取り戻したときは意識を手放す直前にはなかった青色があった。
桃「…ぁ?」
青「おはよ」
短く挨拶される。
なにも訳わからないまま「おはよう」って俺も短く返す。
起きたらなんか居てしかも膝枕…
全部を理解するのに何分かかったのだろうか。
本当になにもわからないまま、体を起こし、目を擦る。
青「あぁ…目ぇかいたらアカンやろ…」
青「つか、泣いたん?目ぇ真っ赤やで。」
俺の頬に彼の男らしい手が優しく触れる。
それにまだヒートが続いていたのだろう。ドクンドクン鼓動の音が聞こえてくる。
全身に響き渡るその音は俺の興奮をまた強くさせる。
暑くなり、呼吸がしづらくなる。誰かに犯してもらいたくなる。
先程の地獄がまた俺の体を支配する。
青「…ないこ?」
自分がΩだったということを伝えてなかったのを酷く後悔する。
ただのβです。としか伝えてなかった。まろがαだから尚更。
それなのに彼の目の前でヒートを起こしてしまっては彼の理性が切れるのも時間の問題。
…せめてお互いに正気を保った状態で犯してもらいたかったな。
なんて考えが脳裏を横切る。
青「…っ、…ないこ?」
桃「っあ…ま…ろ……」
震える腕を彼に伸ばす。
お前のその優しいところに漬け込ませて。
人助けのつもりで……なんて、気持ちで彼に近づく。
…それなのに彼の酷い優しさのせいで俺の腕を掴むのを拒まれる。
桃「…っ…、ふ…っ」
青「…お前βじゃないん…?」
桃「ちが…っ」
なんて今更言っても無駄でしかない。
こんなに乱れた俺の姿を見てるのに、「俺はβです。」なんて信じられるわけがない。
それでも嫌だった、俺のプライドというものが邪魔して必死に抵抗してしまう。
青「…つか、やばい……っ」
桃「ねぇ…襲ってよ…」
引っ込みかけた腕をまた彼の方へと伸ばす。
そろそろ彼の理性も限界だったのだろう、今度はしっかり掴んでくれる。
そのまま、俺を引っ張って床に押し倒される。
桃「った…」
青「ほんまにごめん。」
どこまでも優しい彼はそう1言残して、俺に接吻をしてきた。
おでこ、頬、鼻…と徐々に下へと口づけをしてくる。
挙句の果てには俺のお腹、太ももへと口を当ててくる。
すっかり大きくなってしまった彼のモノは硬く、俺の後孔にところどころ当たってしまう。
桃「んっ…まろ…」
青「可愛い」
瞳孔をハートにしてそうな表情をしてそう発してくる。
「もうそろかな」なんて本番がやってくることを匂わせる言葉が耳に入る。
俺のズボンを脱がし、後孔に指を入れてくる。
ぐちゅ…ぐちゅ…と卑猥な音を立てる。
たまにいいところを触れられると絶頂してしまう。
青「早漏なんだ、」
いいことをしった。なんて音符マークが付きそうな風に語尾をあげて発す。
1回イけた事をいいことに、指を後孔から引っこ抜く。
ぬるっ…とした俺から出てきた液体を見る度に自己嫌悪感に包みこまれる。
青「……挿れてもええ?」
桃「はやく…きてよ…っ」
俺の下がムズムズしてしょうがない。
無意識に発されたその言葉は言い方とか表情のせいもあり、彼の理性を刺激してしまったらしい。
一気に彼のソレを挿れられる。
桃「待っ…、やっ…」
思わず体が拒絶してしまう。
それなのに、彼のモノは止まることなく、挿し入れされる。
気持ちよくなってしまい、絶頂を何回も繰り返してしまう。
俺から飛び出るその白濁が視界にはいる。
それに気づいたまろは俺から出たその液体をすくい舐める。
青「…ふは、そんな顔するなって。」
桃「いや…それ舐めるもんじゃない…」
彼の腰は止まり、しっかり喋れる状態になったときそう言ってやる。
そうすると「えー?」なんて言いながらまた腰を動かす。
それに俺はなにも対応できず、ただただ自分から出したとは思えない甘い声を出してしまう。
青「可愛いな、ないこ。」
なんて発して俺の額にキスをしてくる。
俺の返事を待つ間もなくひたすら腰を雑に動かされた。
どれだけ絶頂させられたのだろう。
お互いの汗と俺から出た精液でぐちゃぐちゃになってしまった社長室。
それを片付けながら俺の着付けをするまろ。
青「…ほんまにごめんな。」
ずっとこんなことばかり。
俺は愛で満たされて、幸せで。
…それにハジメテが初恋の人だったのに。
なんて嬉しかった気持ちは俺だけだったんだって勝手に裏切られたような気持ちになる。
桃「別に謝らんといてよ、俺も悪かったし…」
しっかり笑えてるのかわからないが、笑みを浮かべる。
少しでも場が和むように。って笑ってみるが彼は俺の口を抑える。
青「だーめ、ないこたんは謝っちゃダメだよ。」
桃「はぁ??」
口は抑えられてても息できるように。と、隙間を作ってくれたから簡単な言葉は喋れた。
俺が喋ると彼は俺の口元にやっていた手を離す。
青「…俺の勝手なエゴやけど謝らんといて…頼む。」
桃「…?? わかったけど…」
適当に返事をすると、ありがとうって礼を述べられる。
そのまま俺は服を着れたから、社長室の片付けを始める。
せっせとやるその背中を俺は目で追うことしかできず、そのまま適当に考え事をする。
まろが俺のこと好きだったらもっとこんなむず痒い感じになってなかったのかな。
どんな別の話題になっても結局この考えにたどり着いてしまう。
青「っし、終わり。」
桃「ご……ありがとう。」
「ごめんね」って言おうとして急いで言い直す。
これ以上まろに嫌われたくない。
あんなに淫らな姿を見せて好きでもないやつとやらされてただでさえ、今の俺への好感度はとても低いはずだ。
青「…はぁ、ないこ。」
いつもよりもずーんと低い声で俺の名が呼ばれる。
心地よいあの声じゃなくて聞き慣れしていないそんな声。
青「俺はお前のこと好きやで。」
青「友達やなくて、恋愛的に。」
そう言って社長室から出ていこうと、俺に背を向ける。
恋愛的に好き……
脳の処理が追いついた瞬間、まろを呼び止める。
青「…なに?」
桃「ぁ…、まろ……俺も…」
いざ言うとなると言葉が詰まってしまう。
声が出なくて焦る。彼がまた出ていこうとする素振りを見せる。
今ここで言わないときっとずっと気まずいままだ。機会を逃した切ない恋になってしまう。
桃「まろ…俺もすき…すきだからいかないで…っ」
頑張って振り絞った結果、こうとしか言えなかった。
それでも彼は俺の声を拾ってくれた。
振り向いてこちらを見つめてくる。
青「…それってほんまに?」
桃「っ、当たり前じゃん…どれだけまろのことすきだと…!!」
つい口が滑ってしまい恥ずかしい言葉を発してしまう。
それに彼は口角が上がったかと思うとこちらに飛びついてくる。
桃「うわ…!?」
青「やった…うれしい…大好きだよ。」
そう言われるから俺も恥ずかしいが頑張って言葉をだす。
それを聞いた彼はもっと嬉しそうに俺の胸元に顔を埋めて「すきぃ」って言っていた。
end