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年に一度の

第1話 - 💛ちゃんバースデー　前編

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2025年05月19日

#りょつぱ

#ryop

#もとぱ

#mtp

ねねか

今日は涼ちゃんの誕生日なので、涼ちゃんの誕生日小説です〜〜〜！！！

3人で付き合ってて若井さん総受け…的な設定です…！！！

初めての甘々……！！！

楽しんでいただけたら幸いです〜〜！！！

5月19日

今日は1年に一度の特別な日。

「涼ちゃん、誕生日おめでとーう！！！」

パーン、と元貴がクラッカーを盛大に鳴らして祝ってくれる。

「うわぁ、ありがとう！」

毎年、メンバーの誕生日には3人で集まってこうやってお祝いをしている。

今回は元貴の家を開催場所にして誕生日会が執り行われた。

部屋を見渡すと、折り紙で丁寧に作られた輪飾りやカラフルに彩られた風船で煌びやかに装飾されている。

机の上にはパーティーに相応しい豪華な食事が並べられており、ど真ん中には『涼ちゃんおめでとう』の文字が綴られたケーキが置かれていた。

2人が僕のためにこれだけ準備をしてくれたと思うと嬉しくてしょうがない。

「涼ちゃんもついに32かぁ……あんなに小さかったのに大きくなって……」

「誰目線なの笑」

遠くを見つめながら、しみじみと昔を語りだす元貴に思わず笑いながら突っ込みを入れる。

元貴は腰を上げて立ち上がると、部屋をくるくる回りながら楽しそうに若井と準備をしていた時のことを話し始めた。

「これね、俺と若井で涼ちゃんが好きそうなケーキ特注したんだよ！あ、この部屋の飾り付けも調べて色々やって、若井と風船膨らませて折り紙折って……」

「うん、ところで元貴」

「ん？」

楽しそうに話しているところを遮ってしまい申し訳なさを感じるも、話し終わる気配がない元貴にどうしても聞きたかった疑問を投げかける。

「そのおっきい箱…何？あとさっきから若井の姿が見えないんだけど……」

そう、さっきからずっと気になっていた。

そこにいるはずの若井の姿がない。

そして、元貴の横に置かれている人1人入りそうなほど大きな怪しげな箱についても聞いてみる。

元貴は一瞬きょとんとした顔をすると、すぐにニコニコの笑顔になり箱の横まで駆け寄る。

「あぁ、これ？これは俺からのプレゼント！」

相変わらず上機嫌で、楽しそうに箱のリボンを器用に解いていく。

「じゃーん！」

箱が開き、僕の目に映ったのは椅子に縛り付けられて涙目になっている若井の姿だった。

今日は涼ちゃんの誕生日。

何日も前から、涼ちゃんを喜ばせるために元貴と秘密裏に計画を立てていた。

涼ちゃんが好きな料理をたくさん作って、ケーキも特注して。

涼ちゃんが喜んでいる姿を想像して、自然と表情が綻ぶ。

心なしか元貴もいつもより機嫌が良い。

鼻歌まで歌い出した元貴を横目に、部屋の装飾として飾る予定の風船を膨らませる。

「若井風船膨らますの遅い〜」

俺が必死に風船を膨らませている中で、元貴は横でその様子を眺めながら、口を尖らせて文句を言っている。

「も〜貸して」

俺から風船を奪い取ると、一息であっという間に風船を膨らませる。

「おぉ…流石の肺活量」

常人を遥かに超えた元貴の肺活量に素直に感心する。

風船は元貴に任せて、他に足りないものがないか部屋をぐるりと見渡す。

「大丈夫…かな」

一通りの部屋を見渡し、最後に床に置かれている袋の中を覗き込んで涼ちゃんへのプレゼントがしっかりと入っていることを再度確認する。

「元貴〜、涼ちゃんへのプレゼント何にしたの？」

風船を膨らませて終わって、部屋中に飾っている元貴に声を掛ける。

くるりと俺の方へ振り返ると、何やら悪巧みをしているような怪しい笑顔を浮かべてこちらへ近付いてくる。

「俺？俺はねぇ……」

元貴は床に座っている俺の顎を優しく掬って上を向かせると、そっと唇に口付けを落とす。

「んっ…」

少し長めにキスをされた後、ゆっくりと唇を離される。

元貴の目を見ると、にっこりと笑って口を開いた。

「若井♡」

「…は？」

どういうこと？と聞き返す間も無く、勢いよく床に押し倒される。

「ちょおま、何す…っ」

「はいはい、暴れない暴れない」

元貴は俺の上に馬乗りになりながら、どこに隠し持っていたのかわからない縄を取り出して俺の自由を奪っていく。

「もときっ！一回やめ…」

なんとか抵抗を試みるも、既に腕を縛られてしまっているため上手く身動きが取れない。

そうするうちに口に布を噛まされて、言葉を発することも出来なくなる。

「ん”ーー！！」

その布に何か薬が塗られていたのか、次に気が付いた時には椅子に拘束されて狭く暗い場所に閉じ込められていた。

「…というわけ」

というわけじゃねぇよ。

心の中で突っ込みを入れながら、元凶である元貴を睨むも悪びれる様子なんて全くない。

涼ちゃんは驚いたような表情をしつつも、ほわぁと花が舞いそうなくらいに嬉しそうなオーラが滲み出ている。

「良いの…？貰っちゃって」

涼ちゃん、そこじゃない。

そんな期待いっぱいの瞳でこっちを見る前に、椅子に縛り付けられて身動きが取れない俺の心配をしてくれ。

元貴は涼ちゃんからの問いかけに対して、優しく、でもどこか釘を打つように返答をする。

「まぁ今日は涼ちゃんが主役だからね……でも今日だけだよ」

そう言うなり、俺の背後に回って少々きつめのバックハグをしながら涼ちゃんへ言葉を投げかける。

「若井は俺らのだしね……でも今日だけは涼ちゃんだけのものにしてあげる」

当事者である俺に何の確認も取らずに、2人の中でどんどん話が進んでいく。

元貴の言葉を聞いて、心底嬉しそうな顔をしながら涼ちゃんが感謝の言葉を伝える。

「すっごい嬉しい……ありがとう、元貴」

「ん”ぅぅ…」

喜ぶ涼ちゃんの顔が見られて良かったものの、どこか腑に落ちないこの状況に再度元貴を睨む。

一応話がひと段落ついたところで、首に回されていた元貴の腕が離れ、俺の口に咥えさせていた布を解いてくれた。

「ぷは、ちょ、涼ちゃ……んぅ！？」

自由になった口で異議を申し立てようとするも、その言葉は涼ちゃんによって飲み込まれてしまう。

ちゅ、ちゅと可愛らしいキスから、舌を絡ませるような深い口付けへと変わっていく。

「んぅ……♡は、ふぅ…♡」

癖になるような蕩けるキスを落とされ、ぐちゅ、と響くいやらしい唾液の音まで心地良く感じる。

頭がぼーっとして何も考えられなくなってきた頃、ゆっくりと唇を離されて俺の耳元で涼ちゃんの甘い声が響く。

「若井…今日は僕だけのものになってくれる？」

「…っ」

脳を溶かすような甘い低音に思わず身体が反応する。

普段はふわふわしてるくせに、こういう時は急に男らしくなるもんだから涼ちゃんのギャップには敵わない。

「良い、けど…」

真っ直ぐに涼ちゃんの顔を見れなくて、火照った顔を隠すようにそっぽを向く。

「ふふ、嬉しいなぁ……その顔、すっごく可愛いよ」

涼ちゃんは優しく笑いながら、赤く染まっているであろう俺の頬を撫でて再度口付けを落とした。

可愛いなぁ……

僕の言葉で顔を真っ赤にしながら、今日限定で僕だけのものになってくれた若井を見つめる。

こうやって、僕や元貴の前でしか見せないような可愛らしい表情をする若井が愛おしくて、もう一度唇を重ねる。

横で僕たちの様子を随分と珍しく、大人しく座って眺めていた元貴が、思い出したかのように声を上げる。

「あ、そういえば涼ちゃんにもう一個プレゼントあるんだった」

そう言うなり、リビングの端に置かれている冷蔵庫を漁り出したかと思うと、何かを手に取って戻ってきた。

「はい、これ」

元貴に手渡されたものは、絞り袋に入れられた市販の生クリームだった。

「生クリーム…？」

「うん、生クリーム」

…なんで？

ケーキはもう既に完成されて机に置かれているし、特別生クリームが好きというわけでもない。

「あり、がとう…？」

困惑しながらも、元貴がせっかく用意してくれたものなら受け取ろうと手を伸ばすも、生クリームを引っ込められて宙をかいた。

「せっかくの誕生日だからね。いつものだけじゃつまんないかなぁって」

手にしていた生クリームを一度机の上に置くと、若井の方に向き直って言葉を続ける。

「こうやって使うんだよ♡」

そう言いながら、若井のシャツのボタンに手を掛けた。

「ちょ、元貴！？」

突然の元貴の行動に若井は驚きの声をあげるも、元貴は気にせずにボタンを手際良く外していく。

若井の程良く筋肉が付いた綺麗な身体と、桃色に可愛らしく熟れた胸の突起が露わになる。

服がはだけていて、頬を赤くして涙目で震えている若井の色気に思わず息を呑む。

僕が若井に釘付けになっている間に、元貴は机の上に置いていた生クリームを手に取って、指に出している。

…何をするんだろう？

首を傾げながら元貴を観察していると、指に乗せていた生クリームを若井の胸の突起に塗り始めた。

「ひぅっっっ♡」

感じたことがないであろう感覚に、若井の口から甘い嬌声が漏れる。

「んぁぁ♡もとき、何してぇ…♡」

身体を捩らせながらその刺激から逃れようとしているものの、先ほどから元貴によって腕を椅子に縛り付けられているため抵抗になっていない。

そんな若井にお構いなしに元貴は丁寧に生クリームを塗りたくる。

「うん、良い感じ」

満足したように微笑むと、指に残った生クリームをぺろりと舐めて若井に目線を合わせるようにしゃがみ込む。

「じゃ、いただきまーす♡」

元貴は声を弾ませながら、若井の胸に塗りたくられた生クリームを舐め始めた。

「んぁ”ぁ”っっ！？♡♡」

ぺろ、と元貴が舐めた瞬間に、若井の身体が大きく跳ねる。

その艶めかしい嬌声に気分を良くしたのか、喘ぐ若井を恍惚とした表情で見つめながら突起の周りを舐めていく。

「ぁ”う”う”♡ぁ”、や”だぁ♡へんな”.かんじする”、♡」

「んふふ、甘くて美味しいよ…♡」

元貴は甘ったるい低音で若井を溶かしていく。

途中で吸ったり指で弄ったりして、自分が思うままに若井を喘がせている。

だんだんヒートアップしてきて、元貴も我慢の限界が近いのか余裕そうだった表情が崩れ、息を荒くさせながら若井に食いついている。

乱れて可愛らしい声を上げる若井から目が離せなくなっていたが、ふと今日ここに3人で集まっている理由を思い出す。

……今日僕の誕生日だよね？

誕生日会の主役そっちのけで2人の世界に入り込んでいる様子を見て何とも言えない気持ちになる。

このままでは終わりそうにないので、元貴に声を掛けることにした。

「ちょっと元貴さん……今日は僕だけの若井じゃないの……」

ジト目で元貴を見つめながら、元貴の肩を引っ張って若井から引き剥がす。

「あ…」

忘れてた、とでも言いたそうな顔をしながら目を泳がせている。

「もとき〜…」

「ごめんごめん、ついつい」

若井のこととなると歯止めが効かなくなる元貴の様子を見て苦笑する。

まぁ、あんな姿見ちゃったら僕も止まれるかわかんないけど……

中途半端なところでごめんなさい〜…

長くなりすぎたので一回切ります……

次回は涼ちゃんのターン…！！！

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ねねかさん、何でいつも神作ばかり作れるんですかッ！！？？😲 ありがとうございます最高です🥰私は目覚めてしまったのかもしれない👍（？）

最高です…生クリーム塗る系大好物なんです💕😭😋😍💕もはやねねかさんを崇めたい…

なんですか…昨日見れなくなってて…今日、念の為開けてみたら見れたではないですかぁぁぁ！！めちゃくちゃ好きぃ✨⤴️ 生クリーム…最高ぉぉ… プレゼントのセンスも最高ぉぉ… これ以上のプレゼント無いですね、うん！

ねねか

プロフィール

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