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鷹槻れん

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鷹槻れん

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#年の差
水無月 京
84
#大人の恋
月詠 涼
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ビジネス街の銀前坂にあり、商談で使われることの多い日本料亭『ミヤマ』には個室がいっぱい備えられている。
私は深山さんと一緒に、数ある個室の中の一室にいた。名前が一緒なのは、なにか関連があるのかなって思いながら、彼が話し出すのをちらちらと伺う。
「一体何が起こっているんだろうって顔だな」
私は脱いだコートを畳みながら唇を噛みしめる。
驚きすぎて忘れていたが、制服のままだった。見つかったら減給処分になってしまう。どうして着替えるのを横着したのだろう。後悔先に立たずだ。
「まさにそう思っています。あの、なんで、私が。……ああもう、何から聞いたらいいのか分かりません」
完全に脳内はパニックで、考えがまとまらない。
どうして受付でひと言話しただけの私が拉致られるのか。
深山社長はいったい何を考えているのか。
それに、こんな高級そうなお店で、どうふるまっていいのかもわからない。
食べるのに作法とかありそうじゃない? 庶民の私には何もわかりませんけれど。
「あの、……知り合いじゃないですよね、私たち」
「名前は知っているな。ああ、先に言っておくけど、勘違いするなよ。別に君を口説く気はサラサラないから」
カチンとくる物言いをされて、無意識にムッとしてしまったらしい。深山さんはクスリと笑って、眉間を指さした。
「ここにしわが出来ているよ。割と感情が顔に出るね、咲坂さん」
「だって、……失礼じゃないですか。無理やり連れてきて、いきなり勘違いするなとか」
ものすごく悔しく感じる のは、もしかして……と少しでも思ってしまったことだ。
こんなイケメンが私のことを気に入るはずなんてないのに。恥ずかしい。もう帰りたい。
コメント
1件
あら、深山さんの「口説く気はサラサラない」っていう切り出し方、めっちゃ気になるじゃん(笑) でもそのあとで「もしかして…」って一瞬思っちゃった主人公の気持ち、すごくわかるわ。高級料亭と制服のギャップもツボったし、感情が顔に出るって指摘されてムッとする感じ、めちゃくちゃ共感した。続きどうなるんだろう!