テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
🖤視点
✱.˚‧º‧┈┈┈┈┈┈┈┈┈‧º·˚.✱
急に
「なんかさ、急に蓮の声が聞きたくなって」
なんて言われたら
嬉しいより先に心配がくる
仕事で何かあったかなぁとか
無理してないかなぁとか
佐久間くんって呼んでた頃から
どんな仕事にも楽しさを見出だして、全力で楽しむ人だけど
キャラクターがキャラクターだけに辛い時も笑うのが癖になってる所があるんだよね
大介って呼べる関係になって、少しは頼ってくれるようになったけど
やっぱり年下で後輩なのはかわりないから、どこか遠慮って言うか、プライドと戦ってる気がするんだ
先輩たるもの弱い姿を見られたくない、みたいなさ
大介の強さを知ってるからそんな風に思った事は1度もないんだけど
寧ろ、守られてきた自覚あるし、だからこそ辛い時は側にいたい
大介の声は落ち込んでる訳じゃなかったけど、つい
「うち、来る?」
て、言っちゃってた
だって声だけじゃ分からないじゃん
何にもないにしても、顔見れなきゃ安心出来ないし
ちょっと遠慮気味だったけど、来る事になって、俺は大慌てで部屋を片付けた
一時間弱で到着した大介は、落ち込んでる風でもなく、顔色も良好
「これ」と手渡されたのはコンビニスイーツ
急に来る事になって手土産がなかったからって寄ってきたみたい
別に良いのにね
そういうとこ、律儀なんだよな
「入って」
「お邪魔します」
リビングに案内して
折角だから貰ったコンビニのスイーツを皿に盛って提供する
この時期限定のふわふわなモンブランだ
リビングのソファに腰かけた大介は、何やらそわそわしているような
「紅茶で良い?」
「うん」
CMをやっているせいか、企業側からストレート、レモン、ミルクと1ダース程プレゼントされたもの
スイーツだし、ストレートとかの方が良いかな?
ソファの前に置かれたガラステーブルに、モンブランと紅茶のペットボトルを置くと
「もういい?」
俺を見上げて聞いてくる
「何が?」
唐突過ぎて分からない
尋ねると、立ち上がった大介は立ったままの俺の胸に飛び込んできた
「はぁぁぁ」
溜め息と言うよりは感嘆の声を上げて、ぎゅうぎゅうに抱きついてくる
俺は状況が理解出来ず、目を白黒させながら取り合えず背中に手を回した
「本当、どうしたの?」
「ん、あのね」
俺に抱きついたまま顔を上げる
目がきらっきらと言うかきゅるきゅると言うか、なんかいつにもまして可愛いんだけど
嬉しそうな顔して語るのは、SixTONESのラジオの話
一通り聞いて「う〜ん」となる俺
つまりグループ対抗の運動会があったとして、俺がリレーのアンカーで1位とったら暴れるぐらいに嫌だ、と
それを聞かされて…俺にどうしろと?
話を聞いていくうちに、段々と嫌な思い出も甦ってくる
小学校、中学校ってどちらかと言うと勉強より運動が得意な方がモテたりするじゃん?
手の抜き方なんて分からないし、全力で挑むのが正しいって思ってた
女子の好感度が上がれば、それに反比例して俺を知らない男どもの好感度は下がっていく
その結果…いらない揉め事が起きる
『調子にのりやがって』ってノッてないし
女子の目を気にしてた訳じゃないし
樹くんはネタとして話してるってちゃんと分かっているけど、過去の事を思い出してもやもやする
「そんでね、そんでね」
て、可愛い顔して子供だった頃の俺を傷付ける大介は――――
「樹が蓮をめっちゃ褒めるから、そうだろ、そうだろって、何か嬉しくなっちゃって、蓮の事考えてたら会いたくなって。でも明日も仕事あるし、こんな時間に迷惑かなって。だから声だけでもって思ったら、蓮がうち来るって言ってくれて、嬉しくて」
オタク特有の饒舌早口モードで捲し立てるんだけど…
途中で
ん???
ってなった
「待った、ストップ」
ほぼ言い終わってるけど、止めに入ると
俺を見上げたまま「なに?」と首を傾げる
くそ、可愛いな、もう!!
「樹くん、別に俺を褒めてない」
嫉妬とか僻みとか、そういうのを笑いにかえただけ
「えっ!!褒めてるよ」
びっくりして、何言ってんだ?みたいな顔してるけど、お前が何言ってんだ
「樹が嫉妬する程、蓮がカッコいいって電波のせて言ってんだよ。最高の褒め言葉じゃん」
大介が言う
「まぁ、でもね。顔とポテンシャルって言ってたけど、蓮の良さはそこだけじゃないからなぁ」
「………」
「今度、樹にあったら言っとくわ」
「それはやめて」
ヤバい
もう本当に
樹くんは神様は不平等だって言ってたみたいだけど
俺はその神様に感謝します
この人と出会わせてくれて、ありがとう
「うぉっ…蓮?」
大介に負けないぐらいぎゅうぎゅうに抱き締めたら、腕の中でびっくりした声を上げてた
「もしさ、本当にグループ対抗の運動会とかあったらさ、大介のために1位とりに行くね」
他人からの嫉妬も僻みも全部、ポジティブに変換して、俺を褒めてくれる大好きな人
樹くんも足速そうだけど、負けないから
「じゃ、俺はゴール付近でボンボン持って応援するね」
やっぱり好きな人にはカッコいい姿を見せたいし
ん?
ボンボンって何?
何する気???
✱.˚‧º‧┈┈┈END┈┈┈‧º·˚.✱
🩷チアする気ᶠⁱᴳʰᵀᵎᵎ ٩(,,•ω•,,)و⁎∗
おそらく、却下されます(笑)
可愛いさっくんのチア姿なんて
他の人に見せられませんから-w-w
因みにモンブラン
「えっ…あの…私生菓子なんて、放置はその…いちゃついてないで、早く食べて」
因みに紅茶
「もう見てるこっちが汗かいちゃったな」
多分、美味しく頂きました
🩷あ〜ん
🖤𐃆 ˒˒( ◍′༥‵*◍)ŧ‹”ŧ‹”
コメント
4件
私もつい最近その回のラジオの話みてました〜!!その話からこんなに広げられるの神すぎる…🖤🩷
最高です😆💓可愛すぎる💓 ほんわかするストーリーをありがとうございます‼︎‼︎