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もう一度、貴方と笑いたい [完]

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もう一度、貴方と笑いたい [完]

16 - 第16話 狂った愛。前編

♥

12

2022年03月25日

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⚠今回、監禁、殺人、洗脳。要素が含まれます。苦手な方は、もっと綺麗に見える。まで、見て下さい。すいません。


「……ま……ん」うぅん

「…うま…ん!」誰?

「龍馬くん!」

「うわー!」びっくりした。雅さんの顔面ドアップ。顔が良すぎて朝一番にはきついものが、、、

「おはよう。龍馬くん。うなされてたけど、大丈夫?」そっか、昨日2人とも泊まったんだっけ。

「うん!どんな夢見てたっけ、忘れちゃった。えへへ」実は、覚えてるけど、これは、父さんとの秘密にしておこうと思った。いつか、また挫けそうになった時に、父さんが言ってくれた言葉を、思い出す。

「そういえば、悠馬くんは?」居ない。

「あっうん。仕事まだちょっとあるからって言って仕事行った。仕事熱心だね〜悠馬くんは、」

「そうだね〜」大変な仕事なのに、昨日、俺に付き合ってくれたんだ。

「俺も、まだやる事あるから、帰るね〜」

「うん!頑張って!」雅さんまで、大変な思いさせちゃったかも、

「大変だ〜なんて思ったでしょ!今!」

「え?なんで分かったの?」

「顔に書いてあったよー笑」

「えー?何それ!笑」悠馬くんが来る前に戻ったみたい。人の観察が上手い雅さんに、考えていることが読まれるこの感じ、懐かしい。

「それじゃまた今度ね〜」ガチャ

「うん!」静かになったな。今日の仕事、午後からだし、散歩にでも行こっかな、


窓に腰掛け、空を見上げると、うわぁー快晴だ!綺麗だな〜心地よい風も吹いていて、気持ちいい。

久しぶりにあそこ行ってみようかな。

「母さん、俺、今日午後からだから弁当お願い出来る?」

「OKー任しといて!」

「ありがとう!それじゃ」

「行ってきます!」

「行ってらっしゃい」


わぁー今は、向日葵かー大っきいな。夏って感じだな〜この村、涼しいからな〜あんまり夏って感じしないけど、こんなに向日葵咲いてたら夏って感じだな〜。それに今日は、快晴だからもっと綺麗に見える。


そろそろ帰ろっかな、


「ただいま〜って居ないのかな、」珍しいけど、夕飯の買い物にでも行ってるのかな。でも靴あるしな、寝てんのかな、

ガチャ

「ただい、ま?」え?なんで?おかしい。なんで、

「雅さんが居るの?」

あれ?そこに居るのって母さん?なんで、血が、血が、

「あれ?思ってたより早く帰ってきゃった、それよりさ、なんで居るのって言った?俺がいちゃダメな理由ってある?」

「うぁぁぁーーー」血のついた包丁を持ち、立っている雅さんの傍に、血を流し倒れている母さんが居た。びっくりした俺は、その場に座り込んでしまった。

「いちゃダメな理由があるかって聞いたんだ。叫べとは、言ってない。」口調が違う、雅さんは、俺の方に近ずいて、真っ暗な目でじっと見ていた。

「ゃ、やめ、」俺は、怯えることしか出来なかった。全く違う雅さんに、

「あ?もっかい言え!!」ドンッ

「いちゃダメな理由なんて、無いから、来ないでぇ。」母さん、死なないで、お願い。俺をひとりにしないで。

「はぁ。もう龍馬の大切な人は、居ないよ。ニコ」え?

「ゆ、悠馬くんは?母さんは?」

「2人とも、もう死んだよ。」

「は、え?ど、どう言うこ、と、?」え?死んだ?悠馬くんが?母さんが?そんな訳、

「だから、俺だけの龍馬くんに、なって?」

「や、」真っ赤な包丁を突きつけてきた。とりあえず、逃げなきゃ、

「ガシ。どこ行くの?俺のとこにいて?俺だけを見てて?お願い。ポロポロ」なんで泣いてるの?泣きたいのは、俺の方で、

「わかっ、た、」今は、こういうしか無かった。また、大切な人が、こ、ころされるかも。


一体何日経ったのだろうか。全然経ってないかもしれないし、たくさんの日が経っているのかもしれない。外の様子が、全く分からない。窓も閉められ、扉も開かない。そもそも扉へ行けない。手足が縛られ、動かない。だけど、そんなこと、どうでもいい。俺には、

「ただいま〜龍馬くん!」

この人が居るのだから。


続く










苦手な方のために簡単に説明しようかな。と思います。

家に帰ったら、母さんが亡くなってて、その犯人が、雅さんだった。それから何日間。どこにも行っていない。そして龍馬くんは、雅さんに、完全に洗脳されている。って感じです。

お知らせです。

後1話で、頑張って終わらします。今回の雅さんの話。なので、苦手な方、本当にすいません。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回も是非見てください。

もう一度、貴方と笑いたい [完]

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