テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
私たちは、階段を降りて周りを見る。
「そろそろダンス始めるのかな〜」
見てみると、あちこちに男女でお話をしているところが見える。
「そうですね。あともう少しです。ですが………私少々お腹が空いてしまって……」
瑠璃ちゃんは顔を少し赤らめて言う。
…………確かに…私も少しお腹空いてきちゃった。
今にもぐぅぅぅ〜って腹の虫が鳴りそうだよ……!!
「じゃあ、ケーキでも食べに行く?地図を見た感じ近くに、レストランと言うか……カフェと言うか……なんて言えばいいか分かんないけど、そういう所があるから」
あふぇさんは、瑠璃ちゃんの手を取って言った。
………………クソッ…
そういう所だけ紳士しやがって…!!
私の瑠璃ちゃんを取るな!!
「えっ?そうなんだ。お兄ちゃんよく知ってるね。いつもならそう言うの覚えなさそうなのに」
瑠璃ちゃんは、首を少しかしげてあふぇさんに向かって言う。
「……えっ?あっ……。 ば、場所を覚えて損はないからね。こう言うのが訓練の基礎になるだし」
あふぇさんは、私の方を一瞬見て言う。
「ええ!?こう言うのが訓練〜?ここでも訓練、訓練って……疲れちゃうじゃん!!」
私はうげ〜とあふぇさんから離れる。
そしたらあふぇさんも
「こう言う積み重ねが大切って分かんない?迷子になったらどうやって帰ってくんの?」
冷たい目で言う。
えっ、怖っ。その目は悪魔!黒熊!!!
「…………」
あふぇさんはもう一度冷たい視線を私に向ける。
これは……心の中読んで黒熊って言ったからか……?
何かごめんね!?
「まぁ……でも!私ケーキ好きだし!道のりとか覚えてて損はないか。訓練としては別だけど」
訓練ってあふぇさんが言った場合私は覚えないからね〜!!
「……………まぁ。道は覚えておいて」
あふぇさんは、言う。
………私、別に迷子になるわけじゃないんだけどな〜………
「…………お兄ちゃん、べるさん。私一人でケーキ食べて来ます」
瑠璃ちゃんは真顔でそう言う。
「「ええ?!何で!?」」
「えっと……そろそろダンスが始まるからですよ!!(本音は2人だけのダンスを見たいとかじゃないんだからね!!)」
そう、瑠璃ちゃんは言い放ちあふぇさんの手を振りほどきケーキを食べに行ってしまった。
「瑠璃ちゃーん!?わ、私もケーキ食べたかったぁ!!」
私のチョコケーキがぁぁ……!!
「……後で食べに行こう。べるさん」
あふぇさんは無の顔で立ちながら言う。
と、そんな時に………
指揮者が現れた。(指揮者って現れるの!?)
『LadiesandGentleman MusicStart』
指揮者が英語を言い、音楽が流れ始まった。
『~~ゴニョゴニョゴニョゴニョ』
そして意味わからん英語を指揮者が言った途端、みんなが次々に踊り出す。
「えっ!?これ、私たちも踊らなくちゃ!?」
「…………そう、みたい…?」
私は困惑顔になる。
と、その時
「僕と一緒に踊りませんか。姫様」
あふぇさんが何かのスイッチが入ったように、私に手を差し伸べる。
…………え〜…????
これ、…踊らなきゃだよね……?
え〜……ゴホンゴホン
「はい、喜んで」
私はギリギリ笑顔であふぇさんの手を受け取る。
そして………頑張って踊り始める。
音楽と合わせて軽やかに踊る。
あふぇさんは、意味が分かっていない私をリードするように動かしてくれる。
……………あ、あふぇさんってこういう事も出来るんだ……?
何か本当に紳士みたい。
人生で初めて思ったかも。
…………人をこんなにかっこいいって。
と、…その時何か不穏な気配が身体中に包み渡る。
「「…!!」」
あふぇさんもそれに気づいたのか、一瞬私たちは動きを留め、その気配の原因を探す。
探している途中に…………
その気配の原因かは分かんないけど…………
すんごく、周りをときめかせるような、光り輝いたオーラをまとう男性を見つけた。
「「…………!!?」」
その人は何か、私たちがいつも探している・私がいつも見ている、人間じゃない何か、、、幽霊みたいな気配がする。
だけど……幽霊だとしてもとても綺麗すぎて、周りを圧倒しちゃう感じがした。