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気付いたら、さっきまで踊っていた人たちのほとんどの人が動きを留め、その ゛彼 ゛をみている。
「ねぇ……あふぇさん。あの人何か…違う気がする」
私はあふぇさんと手を繋ぎながら、頑張って観察をしようとあの彼を見る。
「…うん。あいつは多分…………この世のものではない」
あふぇさんも、私と同じ視線……睨むように彼を見ている。
あの人、人間じゃない。
生命線が見えない。
ずっと、人を圧倒するような人を惹きつけるようなオーラを出している。
だけど…………あの人の周りだけ、みえない
霊が、、、、見えない………。
今までこんな事なんてなかった。
どんな場所でも人が居るなら、場所があるなら……幽霊が染み付いているはず。
見えない。怖い。
分からない恐怖を感じる。
だけど………逆に見ていて楽しみも感じるような…………独特な雰囲気な人。
ギュッ
私は、あの人の何もかもが分からなくて、無意識にあふぇさんの手を強く握ってしまう。
そうしたら、あふぇさんも私の手を強く握り返してくれた。
「ねぇ……あふぇさん。あの人もさ…………。祓わなきゃいけない感じの人?」
私はあふぇさんに聞く。
「………………分からない。だけど……………あいつはあいつ自身の身体、、って事は見ていて分かる」
あふぇさんは、彼を睨む。
「えっと………じゃあ、…人間…?自分の身体を持ってるんだよね…?えっ、…でもさっきはこの世のものでないって…言ってたような…? ええ??」
私は分からずに、あふぇさんのほうを向く。
すると、あふぇさんは口を開いた。
「多分、、、あいつは死んでもまた自分の身体を手に入れようとしたんじゃないかな。憶測ではあるけど」
とあふぇさんは言った。
……………死んでもまた元の身体に戻ってきた…?
「じゃあ………祓おうとしても祓えない…って事だよね?」
……死んでも自分の身体に戻ってきたんだもん。自分が大好きで……。死んだ事に後悔してるだけ、、何だよね?
「まぁ…そうなるね」
あふぇさんは難しい顔で言う。
「そっか!じゃあ、別にあの彼は人に害をなしてるとかじゃ、ないんだ」
私はカラッと元気になる。が、、あふぇさんは対照的に眉間にしわを寄せる。
「いや、どう見ても害ありぱっなしじゃん…」
あふぇさんは周りの人へ視線を向ける。
それにつられて私も周りを見る。
「え〜?でも、この人たちはあのオーラに圧倒されて、踊ってないだけじゃ?」
私たちもあの不穏な気配がなかったら、見なかったわけだし。
「………答え出てんじゃん。不穏な気配って。あいつは、この世のものではない気配を身にまとってんの」
あふぇさんは、私をじとーと見てくる。
あはは………ごめんよ……
「…………で、でもさ………別に直接害をなしてるわけじゃなくない?」
「……………このあとに、おきるんだよ。事件がさ」
あふぇさんが、前に訓練してる時に言ったよねっと、渋い顔で言う。
え、えっと………確か、前に…………
『ただ、すんごいオーラを身にまとっただけの幽霊がいたらどうする?』
『ええ?普通に何もしないでしょ。害ないもん』
『……………不正解。そんな事したら、あとから何百人者の命が奪われることになるよ』
って言ってた気がする………………。
じゃ、じゃあ………あいつはほおって置かないほうがいい感じ?
どうにかしなきゃだよね……
私はあふぇさんのほうに視線向ける。
「…うん」
あふぇさんも小さくうなずく。
「じゃあ、あの彼の方に……!」
私が歩き出そうとした途端…………
パサァッ
あの人は消えた。
「「……えっ?」」
私とあふぇさんは目を白黒させたのだった。