テラーノベル
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バレンタインチョコ 。
※ ケーキバースパロ ※
※ キャラ 、 口調崩壊 ※
「 … はぁ 、 」
学校に来て下駄箱を開けると 、 紅色の紙に包装された小さな箱が1つ入っていた 。 普段ならこれが何なのか頭を悩ませるだろうが 今日ばかりはこれが何なのかわかる 。 今日は2月14日 、 つまりバレンタインチョコだろう 。 思春期真っ盛りの男子高校生ならばここは素直に喜ぶのが正解なのだろうけど … 僕はそもそもアオちゃん以外からのチョコは受け取らない 。 流石に溜息まで着くほどでは無かったけど 、 今は例外 … きっとこのチョコレートは手作りで物凄く甘く作られているのだろうけど僕にはその 甘い 、 が感じられない 。
ある日を境に僕から味覚と言う感覚が失われた 。 最初は少し味が薄く感じる程度だったけど 、 時が経ち 、 味覚が段々薄れてきて 今では何を食べても甘い 、辛い 、苦い 、何もかも感じなくなってしまった 。 味覚障害を疑ったけど病院の先生からは「 異常が何も見つかりません 。 」と言われた 。 今まで何気に食べていたご飯も 、 今では口に運ぶのすら苦痛だ 。 味が無いご飯は 当たり前だけど不味くも美味しくもなくて 、 ただ無味なだけ 、 いくら食べても全く食べた感触がしない 。 でも食べなければ餓死してしまうから人並みには食べるけど 、 それ以上は食べようとしない 、 て言うか僕が拒絶している 。 僕の体が耐えられない程に甘すぎる 、 辛すぎる物を食べれば身体すらが拒否して吐いてしまう事もあるし 、 それのせいで下手に色んな物を口にする事も出来ない 、 出来れば3食食べようとしているが 時には食べる元気も出なくて1.2食になってしまう事もある 、 そのせいで最近は体重が落ち続けている 。 栄養不足で倒れるのも時間の問題だな …
葵【 あ 、 茜裙 !! 】
「 … ? 、 アオちゃん ? 」
葵【 おはよう ❤︎ 】( 微笑
「 うん 、 おはよう !! 」( 作笑
葵【 、 ? … その箱はどうしたの ? 】
「 あ 、 ぇと 下駄箱に入ってて … 」
「 宛名も手紙も無いから誰からの物かも分からないし 、 どうしようか迷っててさ 、 ! 」
葵【 受け取ってあげたら ? 】
「 … え ? 」
葵【 きっと本人は茜裙の事をよく知ってるからわざと書いてなかったんじゃないかな ? 】
葵【 だから 、 受け取るだけでもしてあげたら ? 】
「 ぁ 、 … うん じゃあそうしようかな 、、 」
葵【 じゃあ 寧々ちゃん教室で待たせてるから先に行くね !! また教室で 】( 手振 ・ 走
「 うん … 、 」( 手振
受け取るだけでもか … 、 受け取るだけなら本人の気持ちに沿って出来ればそうしてあげたいけど 、 ご飯以外の物は食べたくない 、 だから受け取っても食べないかもしれないし 、 何よりこれが甘すぎるなんて事もあったら戻してしまう 。 そうなったら何より食べ物が勿体無いし 、 出来ればこれを本人に返して自分で処理欲しい気持ちもある 。 …… はぁ 、 でも食べる努力はして見ようかな 。 これを治すためには食べずに何もしないより 、 食べて何かしたほうがいいだろうし 。
ーーー
( 昼休み )
「 … 、 」
どうしよう 一応お弁当持ってきてるけど 、 食欲無いしな … 、
頭を悩ませていると 、 廊下の方から生徒達と声が聞こえ始めた 。 話し声 … って言うより悲鳴 、??
ガラッ
『 あ 〜 おい !! 』
「 あ ~ 、 … 」
一瞬でさっきの嬉声が何なのか理解した 、 … 会長が居たからか 。 て言うか今日は仕事も無いはずだけど何の用だ ? 混乱している僕に向かって会長が歩み寄ってくる 。
『 ね 今日お昼一緒に食べよ ! 』
「 … 、 遠慮しときます 。 」
『 まぁ ー まぁ ー !! そんな事言わずにさ 、 仕事の事で話したい事もあるし ! 』
「 はぁ 、 … 分かりましたよ 。 」
『 やった ~ !! 』
ーーー
( 生徒会室 )
『 でね 、 早速仕事の説明なんだけどさ 。 』
何時もの椅子に座ると 、 とお弁当の蓋を開いて数口食べて飲み込んだ後 、 口を開いて喋りだした 。 僕も一応お弁当に手を付けて 、 会長の話を聞きながら少しづつゆっくりと食べ進めていく 。 ってあれ 、 会長手怪我してる ? … お弁当に手を添えている指に2枚ほど絆創膏が貼られていた 。 どうしたのだろう 。
『 〜〜〜 … 』
『 … やっぱり味覚戻らない ? 』
「 ん 、 はぃ 。 」
少しづつ食べ進めている様子を見て不審に思ったのか会長が突然そう言ってきた 。 唯一身近でこの事を話しているのは会長だけ 、 つまり会長には僕の味覚が無くなっていると知っている 。
『 … あ そうだ 、 今日 ってバレンタインでしょ ? 』
「 ? まぁ そうですね 。 」
突然バレンタインと口にしたと思ったらお弁当を入れていた袋の中から綺麗な橙色のリボンが結ばれた小さな白い箱を取り出した 。
『 はいこれ 。 バレンタインチョコ !! 』
「 え 、 ぁ 。 実はご飯以外はあまり食べたくなくて … 」( 汗
『 まぁ ~ 、 受け取るだけでもしてよ ! このチョコには特別な隠し味を入れてるから !! 』
「 隠し味 、 ? 」
『 そ ~ きっと蒼井も分かるはずだよ !! 』( 渡
「 … 、 そんなに言うなら 。 」( 受取
『 … 良かったらここで食べてみてよ 』
「 ぇ 、 ここでですか ? 」
『 うん ! 頑張って作ったから感想ききたいな ~ って 。 』
「 … 分かんないと思いますけどね 、 」
勢いに負け 、 渋々橙色のリボンに手をかけ 、 しゅる〃と音を立てながら箱からリボンを引き離す 。 会長が作ったと聞いて 、 少し警戒しながら箱の蓋を開けると 、
「 … 、 ぇ 美味しそう 。 」
『 でしょ ? 実は 、 僕はチョコとか溶かしただけで 他は光に任せたんだよね ~ 、 1回自分で作ろうとしたら止められちゃってさ … 』
「 へぇ ~ 、 … 」
白い箱の中に入っている整った形の小さな数粒のチョコレート 、 … はぁ 、 これもきっと味がしないんだろうけどな 。 僕が少し憂鬱になりながらチョコレートを1粒取り 、 口に近付ける 。
「 、 … 」( 食
「 … ぇ 、 美味しい 。 」
『 本当に !? 』( 喜
少し覚悟を決めて 、 口の中に放り込む 、 1回噛むと小粒のチョコはすぐに形を崩し 、 舌の上で溶けていく 。 そして 何時もなら無味なはずなのに 、 はっきりと感じた甘味 。 久しぶりの感覚だからか 、 少し濃くも感じた 。
「 え なんで … 、 ? 」( 口抑
『 甘かった ? 』 ( 微笑
「 … ぇ と 何入れたんですか 、 ?? 」
『 ぇ ~ ? … それは秘密だよ ~ ! 』
『 隠すから隠し味なんでしょ ? 』
「 そ 、 ですけど … 」
『 大丈夫だって ~ ! これなら甘味は感じれることが分かったしこれから沢山食べ物作って来てあげるよ !! 』
「 … でも それは手間かけさせちゃうし 。 」
『 、 まぁ 僕の覚悟が決まったら隠し味の答え 、 教えてあげるよ 。 』
「 は 、 はぁ … 、、 ? 」( 汗
『 じゃ 、 そろそろ昼休み終わっちゃうし 、 教室戻ろっか ! 』
「 … ぇ 、 あはい ! 」
腕時計を確認すると 、 昼休みが終わりかけていた 。 少し隠し味がなんなのか 、 とか色々モヤ〃するが授業に遅刻するのはまずい … と 直ぐにお弁当とチョコレートを布に包んで会長と一緒に生徒会室を出る 。
『 じゃ 、 チョコレート美味しく食べてね ~ !! 』( 手振
「 は 、 はい 。 」
教室に戻っていく会長の背中を見届けて 、 僕も自分の教室に早歩きで向かう 。 …
おまけ
〜〜「 源兄弟のバレンタインチョコ作り 」〜〜
台所
光【 兄ちゃん 、 絶対包丁とか火は使うなよ !! 手で割ってお湯で掻き混ぜて溶かすだけだからな ? 】
『 分かってるよ ~ 、 光は心配症だな ~ 』
光【 … 、 ぁ 、 トッピング忘れた 。 】
『 買ってきたら ? スーパーすぐそこでしょ ? 』
光【 す 、 すぐ帰ってくるからな ! 火も何も使うなよ !! 】
『 分かった分かった ~ 溶かしておくから ~ 』
〜〜〜
『 だいたい 、 溶かし終わったかな ? 溶けるのって案外時間かかるんだな ~ 、 』
『 … 、 』
シュッ ( 指切
『 もし僕が本当にケーキだとしたらフォークの蒼井はこれで甘く感じるはずなんだけどな ~ 。 』
『 ま 、 渡して本人に感想聞けばいっか ♩ 』( 笑
裏話 。
蒼井は自分自身がフォークだと知らない 、 と言うかフォーク、ケーキと言う存在自体を知らないです 。 ですが輝は蒼井にどんな症状かを詳しく聞いてフォークだと確信しました 。
そしてある日 。 蒼井は前々から生徒会室に謎の甘い匂いが漂っている事を会長に打ち明かします 。 それで輝は自分がケーキなのかもしれないと思い 、 隠し味を入れたチョコレートを渡したらしいです 。
活動休止の件もあってドが何個あっても足りんぐらいのバレンタイン投稿が遅刻してしまったのですが、そこは優しく 、 見てください 。 🙏
あと普通に没です 。 なんなんこれ 、 🥲
コメント
6件
すき❤︎です。
そういうことか いいねぇケーキとフォークの関係が神すぎるよ…流石だわ😌 茜くん自分がフォークって気づいてないのかまたいいんだよ😭 感が鋭い(?)輝兄も最高ね 輝茜は最高ね(当たり前だこの野郎)
ぅ゙ああぁぁぁあぁ好きですぅぅ😇😭会長小悪魔すぎんか???あかねくんかわいいありがとうございますぅ😌💘