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【na視点】
na「…ただいまー。」
sh「あ、おかえり。」
俺は買ってきたものをテーブルに並べてshkの隣に座る。
sh「旅行色々決めていってるから、またまとめて話すわ。」
…やっぱり気付いてないのか。そうだよな、前も何か用事?としか言われなかったし。
na「あー…わかった。」
sh「え、これ飲んでいいの?」
na「いいけど…」
sh「有難う、めちゃ喉乾いてたんだよね。」
何だろ、俺だめかもしんない。
na「…あのさ。」
sh「ん?」
今口を開けばダメになるとわかっているのに、俺は止める事ができなかった…。
na「お前、まじで気付いてないの?」
sh「ん?何が?」
na「俺見て何も思わない?」
sh「へ?何?ドッキリでもしてる?」
na「…笑ってんじゃねーよ!」
ヘラヘラしてるshkを見て怒りが込み上げる。shkはびっくりして後ずさっていた。
sh「びっくりしたー!なんだよ、急にでかい声だして。」
na「前から思ってたけどお前のそういう所まじで無理だわ。」
sh「はぁ?何がだよ!どれかわかんねーよ。」
na「一生わかんないままでいろよ。」
sh「言わなきゃわかんねーだろ!」
そうなんだよ。この人は言わなきゃわからない。俺がきっと求め過ぎてる…わかってんだけど…
na「言わなくてもわかんだろ!好きな奴の表情とか、発言とかで。普通は気づくだろ!」
sh「何だよそれ。何?怒ってんの?」
na「見てわかるだろ!?」
sh「そんなん誰でもわかる訳ないだろ。てか、言えよ。」
na「俺はわかるよ。shkの表情や発言で汲み取る事ができる。」
sh「何で自分はできるからって相手も出来ると思ってんの?無理に決まってるだろ。」
あ、ダメだ。これはこのまま話し合ってもお互いに引かない…。
na「…俺、帰るわ。」
sh「勝手にしろよ。」
俺は振り返る事なく荷物を手に取り無言で家を出た…