これは 泡沫 クラゲ様の小説コンテストです!!
#海月の秋の小説コンテスト
瑠々(るる)李里(りり)
本編↓
私、瑠々には可愛い”李里”という妹が居る。というか”居た”の方が正しいかもね。
妹は1年前の秋に交通事故で亡くなった。
妹は交通事故に合った日に
「今年も一緒に栗食べよ?」
って言ってくれた。るんるんでお母さんと栗買いに行ってくれたのに……
交通事故に合うなんて思いもしなかった。
私はそれを聞いて涙が止まらなかった。
私も”行っていたらこんなことにはならなかったのに”。と今も思っている。
今日は李里の命日。
李里の好きな食べものは…”栗”。
だから仏壇とお墓に栗をお供えする。
今家に栗がないから買いに行く!
瑠々「行ってきます!」
数分後
栗!栗!あった!
2こ買って…!
完了、!
数分後
瑠々「ただいま」
栗に色々して……
仏壇にお供えっと…
瑠々「李里、天国でお元気ですか?私は元気です。李里が天国で幸せに暮らせてたらいいな。」
???「元気だよ。ありがとう。」
瑠々「えっ、?李里、?」
李里「うん。そうだよ。お姉ちゃん」
瑠々「えと…なんで居るの、?」
李里「神様がね?1分戻っていいよって。」
瑠々「ギュー」
李里「ギュー」
瑠々「李里…本音言っていい…?」
李里「勿論。」
瑠々「ずっと…会いたかった……うぅ…(泣き)ずっと…李里のことを考えて…李里のこと諦めきれなくて…」
李里「私ね。完全に成仏できてないんだ……」
瑠々「えッッ?それってどういう…」
李里「言った通りだよ!」
瑠々「本当に会えて良かった…」
李里「栗…お供えしてくれて…ありがとう。嬉しい。またお姉ちゃんと一緒に食べたいや。でも……無理…だよね。」
瑠々「……ッッ…だよね……あのさ?来年も…来る…?」
李里「多分…!戻ってくるよ。ニコッ」
瑠々「ほんとっ?そのとき…いっぱい喋ろうねッッ!!」
李里「うん!もうすぐ…時間だ……また来年ね、!早くこっちに来ないでね? 」
瑠々「うん…!頑張るから!見ててね…!また来年 」
李里「バイバイ」
瑠々「またね…」
瑠々「うぅ……うわーん!!!(泣き)」
瑠々「李里がぁ…!」
瑠々「あ、李里が格好いいって思ってくれるお姉ちゃんにならなきゃ…!」
瑠々「外…いこ」
瑠々「めっちゃ晴れてるなぁ」
きっとこれも李里が天国で笑っているのだろう。これも李里のおかげだ。
瑠々「紅葉か、来年は李里と見れるかな」
瑠々「あっ!手紙かこっ!」
~数時間後~
瑠々「よしっ!!届くかな!行ってらっしゃい!」
李里視点
李里「あれ?」
一通の手紙が届いた。私宛だった。
李里へ
私は元気です。
李里はお元気ですか?
もう李里がいなくなって1年ですね。
私は李里が頭から離れません。
それくらい李里のことが大好きだからです!
これから先も李里が来てくれることを待っています。
ずっと待ってるから。
李里、私も何年か先にここにくるから、待っていて。
李里は私のこと思ってくれてるかな?
思ってなくてもいいけど笑
いつか…会いに来て?
来世になってもずっと姉妹でいたいね。
これじゃ最後みたいだね。
違うけど。
ずっと愛してる。
瑠々より
胸が苦しい…こんなに私のことを思ってくれているのに……先に旅立っちゃって…
馬鹿みたい。
でも…私もお姉ちゃんのことが頭から離れない。だって愛してるお姉ちゃんだもん!
姉に一緒付き添いたい。願望だけどね。
また…私もお手紙出そうかな。
瑠々視点
お手紙届いてたらいいな。
瑠々のことと向き合って生きていこう。
END
コメント
4件
内容が凄すぎる!! ほんといつも憧れるよ〜!