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さっきと同様に何度か唇を重ねた後、偉二さんは俺の頭を撫でた。
「鼻で息すればいいからね」
そうか。鼻で息をすればいいのか。なんで俺は必死に口で息を吸おうとしてたのだろうか。自分のバカさ加減に恥ずかしくなる。俺がゆっくり頷くと、偉二さんは再び唇を重ね、俺の口に舌をいれる。
「んっ…」
先程同様、何もせずただ偉二さんに舌を絡められる。でも今度はちゃんと息が出来た。しばらくしていると、だんだん慣れてきて、偉二さんの舌の動きに合わせて舌を動かす。
「んっ…」
しばらく夢中になってしていた。そんな時、ふとあることが頭によぎった。俺はこの感覚を知ってる。でもなんでだ。俺はこんなことしたのは初めてのはずなのに。もう分からない。今は偉二さんとのキスに集中しよう。しばらく続けていると、偉二さんがキスをやめ、顔を上げる。余裕そうな偉二さんに対し、俺は息が荒くなっていた。そんな俺を見て偉二さんはニヤッとする。
「キスだけでこんなになっちゃうの?ちょっと可愛すぎない?」
「だから…可愛く…ないって…」
「可愛いよ。奏人くんは」
ニコッと笑った後、偉二さんは額にキスをする。次に頬に、そして鎖骨に、さらにお腹にキスをする。顔を上げた偉二さんはニコッと笑った。あぁ、幸せだ。偉二さんに愛されているということがよくわかった気がする。俺は偉二さんにニコッと笑い返す。
「偉二さん、大好き」
不意にそう言いたくなった。
「僕も大好きだよ」
ニコッと笑ったままそう言って、偉二さんは僕の目を見る。
「今から少し恥ずかしいことするけど、大丈夫?」
「…大丈夫」
何か分からないが、俺は偉二さんになら何されてもいい。そう思って俺は肯定した。
「やっぱり嫌だって思ったら言って」
「うん」
俺の返事を聞いた偉二さんはゴクリと喉を鳴らす。俺は一体今から何をされるのだろう。不安と好奇心を抱きながらも、俺はただ、偉二さんを見つめる。
そんな俺を見て、偉二さんの目つきが鋭くなる。普段の鋭さとは何か違う、獲物を狙ったかのような目だ。その目で俺の胸元を見る。そして胸の尖りをペロッと舐めた。
「あっ」
思わず声が漏れる。俺は恥ずかしくなり、慌てて両手で口を塞ぐ。少し舐められただけでこんな声が出るなんて。そんな俺を見て偉二さんはふふっと笑う。
「口、塞がないで。声出して大丈夫だから」
「でも、恥ずかしい…」
少し口から手を離しそう言うと、偉二さんは子犬のような目で俺の目を見つめる。
「奏人くんの可愛い声、聞きたいな」
やめてくれ。そんな顔されたら、頼みを聞くしかないじゃないか。俺は静かに手を降ろす。偉二さんは嬉しいそうに笑い、再び鋭い目つきに変わる。そして俺の胸の尖りをまたペロッと舐めた。
「あっ」
そして口に含み、ベロでコロコロと転がしてくる。
「あっ…やっ…」
俺の声を聞き、偉二さんはベロの動きを早くする。
「あぁっ…んっ…あっ…」
少しは抑えようとするが、俺の口からは遠慮なく声が出てしまう。
「んんっ…あっ…」
ふと、偉二さんの手がもう1つの胸の尖りをそっと撫でる。ゾワッとする感覚と共に声が出る。
「あぁっ…」
偉二さんの手の動きが変わり、胸の尖りをギュッと摘む。
「あっ…」
時には優しく撫でたり、時にはぎゅっと摘んだり。不規則に動く手と舐めたり吸ったりする口に俺は翻弄される。
「んっ…あぁっ…え、偉二さんっ…」
俺が名前を呼ぶと口と手の動きがヒートアップする。やばい。イきそうだ。まだ下は触られてないのに。これだけのことでイクなんて、嫌だ。恥ずかしい。
「あっ…やっ…もっ…だめっ…んんっ…!」
イッてしまった。今、とんでもなく恥ずかしい。偉二さんは全ての動きを止め、顔を上げる。
「あれ?奏人くん、イッちゃったの?可愛いね」
俺は恥ずかしいあまり何も言えず、偉二さんから目をそらす。そんな俺を見て偉二さんはふふっと笑う。
「本当はこの先もしようと思ったんだけど…」
そこで言葉が止まる偉二さんの目を俺は見る。
「もう嫌だよね。今日はやめとこっか」
優しくニコッと笑ったあと、俺の頭を撫でる。まだしたい。衝動的にそう思って、俺の上からどこうとする偉二さんの手の上にそっと自分の手を置く。
「…やじゃない」
驚いた表情をした後、偉二さんは聞いてくる。
「…ほんと?」
「…ほんと」
本当に本当だ。むしろ触って欲しい。もっと偉二さんに触れていたい。多分、今の俺はどうかしているんだと思う。心も体も偉二さんを求めていると素直になってしまう。
「へぇ〜…」
偉二さんは鋭い目つきで俺を見る。さっきの獲物を狙ったかのような目で。俺はこの目が好きだ。そう思った。俺しか知らない、俺にしか見せない、この目が大好きだ。
「僕のこと誘惑するんだ。僕、歯止め効かないかもしれないのに」
そんなことを言う偉二さんの口に俺はキスをした。
「俺は今、偉二さんが欲しい」
そんなキザなセリフが出る。なんだかあとから恥ずかしくなった。
「もう、どうなっても知らないから」