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#ブラフラ
なみゃ
20
skbn
11
て ぃ あ ら 。
2,081
8
ふわっと風に靡く結ばれた黒い髪といつもあなたが着ている白衣がたなびく。あなたの後ろ姿は勇敢で、それでいて優しい雰囲気を身に纏っていた。
そっと声をかけて振り向くあなたはいつも可愛らしい笑みで私を見てくれる。
話せば話すほどあなたを笑顔にさせたいという思いが込み上げ、時間が経つのを忘れて話している日もあった。
あなたの隣を歩みたかった。
共に生き、共に考え、共に悩む。
時をなくして今を永遠にしたいと思ったときが何度あったか。
「寛奈…。」
その名を呼んでも、君に届くことはない。
「ねぇ、何をそんなに悲しんでいるの?」
「っ…!」
顔を上げると、目の前には見覚えのあるあの少女が立っていた。
「澪…。」
少女は嬉しそうに微笑んで俺の周りをぴょんぴょん跳ねた。
「覚えててくれたんだね!うれしいなぁ…。」
消えると言った少女は今こうして残っている。まだ必要としている証拠なのかもしれない。
「なぁ、お前消えるんだろ。」
少女の動きが止まり、振り返ることなく遠くを見つめている。
その後姿からは踏み込むなと語っているようだった。
―ここで引き下がっていられない。
俺は立ち上がって覚悟を決めた。
真実に近づいて今更引けなんて無理な話だ。
「俺に何が起きていて、俺の過去に何が起きたんだ…?」
少女はゆっくりと振り返ると、あの時と同じ、光のない目でこちらを見る。
「…いいよ。全部教えてあげるよ。」
コメント
1件
ああ、この第10話、すごく切なくて綺麗でしたね。 「時をなくして今を永遠にしたいと思ったときが何度あったか」って一文に、もう胸がぎゅっとなりました。それだけ大切な人だったんだなって。 澪が現れたときの「覚えててくれたんだね」の嬉しそうな感じと、その後急に変わった雰囲気――あの光のない目が不気味で、でも全部教えてくれるって言ったときの澪の覚悟みたいなものも感じました。 次が気になって仕方ないです…!