コメント
1件
毎日投稿を目指します!
アロマスアレス大公国
人口3054万人
首都アーレン
中央暦1654年に建国した比較的新興国であるが幾度も戦争に勝利し、列強入りを果たした東側世界の最強格の国家であるが、同じく列強のコロサモア帝国と敵対を深め緊張状態が続いている
2024年3月28日アロマスアレス首都アーレン
アーレンの中でも一際豪勢な建造物、風貌はスペインの聖堂に似ているが、ところどころ金が使われている、そしてその中で普段は政治が行われている
アーレン国会会議室
アザマン大公「これよりロラン艦長率いる帆船の救助信号についての会議を開始する、海軍大臣説明を頼む」
アロマスアレス大公国のアザマン大公が険しい表情で問いかけた、アザマン大公は比較的穏やかな性格で庶民的だと思われていたが、今だけは内心すごく焦っていた
ネーヨン海大「中央暦1724年3月28日の午前、謎の高速艦艇を追尾していたロラン艦長率いる帆船が救助信号を出し消息を絶った」
会議室には、生唾を飲み込む音が聞こえる
ネーヨン海大「そして…その後、我が国の最新戦艦よりも巨大な白い鉄船が現れ、機銃のようなものを撃って威嚇してきた…と」
「いやまて!あの戦艦は東側世界では一番でかかったはずじゃないか?」
「まさかコロサモア帝国が?」
ネーヨン海大「落ち着いて聞いてください、その国家はニホンコクと名乗ったそうです」
「連絡がついているのですか?」
ヨネヒ首相「連絡は今のところ繋がっている」
アザマン大公「今回の目的はそのニホンコクとやらだ…どうすべきだと思う?」
ネーヨン海大「私は砲艦外交で返還を要求した方が良いかと」
ヨネヒ「相手も同じほどの軍艦を持っているんだぞ!?それにコロサモア帝国もいるのに敵は増やすべきじゃない」
会議室が騒がしくなり始める
アザマン大公「ここは、外交官を派遣するのはどうだろう?」
ネーヨン「捕まったらどうする?」
ヨネヒ「一応軍艦で送ればいいじゃないか」
アザマン「よし決まりだ!3日後に帆船5隻を用意し、外交官を乗せニホンコクに向かえ!これにて解散!」
ネーヨン「わかりました…」
一方日本国千葉県某ホテルにて
ロラン「我々はどうなるのだろうか…」
ロランたちは高速で航行する巡視船についていけず、船を曳航してもらうことになり、それからが問題だった、高速航行する船、走り回る鉄の馬車、光を発する棒、みたこともないくらい高く聳え立つビル群、綺麗な服に身を包む庶民、これは東側世界、ましてやこの世界ではみたことも見ることもできないであろう景色であったこれにはロラン率いる船員たちも酔いを感じた
日本政府は相手側から返答があるまではロラン達をホテルに軟禁することを考え国会で発表したが野党などの反発を抑えるため、同時に帆船による攻撃を受ける漁船の映像も公開した、これにより日本国民は改めて異世界だと実感したという
こうして激動の2024年3月28日は幕を閉じた