あれから数日が経過した
相変わらず黒川くんとはあまり話してはいない、話そうと頑張って見たがすぐに逃げられてしまう
毎日喧嘩をして帰ってくる まるで野良猫を手懐けているみたい
、どうして彼が喧嘩をする なんて私に知る権利どこにもないし, だから私ができることをやる
手当をして おやつをあげたり 些細なことを少しずつやってる
最近では 黒川くんが家に帰ってきたら ギュッと抱きしめてから ゛おかえりなさい ゛と言ってご飯出来てるよーとか、お風呂入る?とか 聞くように努力してる
相変わらず無口だけど 家に帰ってきてくれる それだけで嬉しい
でもひとつ、疑問に思ったことがあった 彼はまだ 中学か、高校 くらいの歳 普通は親が心配するものだけど、彼の家は多分 複雑,,なのかな? とだとしたら帰る家がない、だから私のところに来てくれる いや、 そこしか頼る場所がないから、
でもこれは私の予想でしかない もしかしたら ちゃんと親がいて喧嘩とか 反抗期かも 男の子って反抗期になると家に帰りたくないってよくあることだ
それに黒川くんは 確かに不良だけど あの目はとっても 優しい目をしてる
そうしているうちに ガチャっと扉の開く音が聞こえた
あ、黒川くん帰ってきたんだ、
おかえりなさい そうしてギュッと抱きしめた
名前は○○というらしい
こいつは本当に不思議なやつだった
俺が喧嘩をして帰ってきても 怒らず 優しい目で俺の事を迎え入れてくれる どんなにボロボロで帰ってきても理由も聞かず手当をしてくれる 何か裏があるかと 幹部に監視をお願いし数日 何も怪しい所は無かった
それに加え 最近では 帰ってきたら ハグをされる
そして優しい声でおかえりっと言ってくる
まるで、ここが俺の家でいつでも帰ってきたらいいよ、って言ってるみたいだった
なぜ俺なんかにここまでしてくれるのか分からず 1度だけ 理由を聞いた事があった
なんで、俺をここに置いてくれるの?
○○ おねーさんもよく分からないんだよね, でもね、 おねーさん は君がここに帰って来てくれるってだけですっごく嬉しいんだ、
目を輝かせ ニコニコしながら そう彼女が行った
意味わかんない、、、 変なの
○○ ふふっ 黒川くんは 気にせず 気軽に帰ってきてくれていいから、 嫌なことがあったら話聞くし 傷だらけで帰ったとしても 手当してあげるよ
そう言っていた,,, 変なオンナだ、