テラーノベル
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rurb/nmmn/ご本人様関係NOTHING
誤字あるかも/ru「」 rb『』
18/重め/rb軽い怪我描写あり
ーーーーーーru side
無言になりながらソファで彼を待つ。
所謂付き合いで酒の場に行かなければならなかったそうで、帰りが遅くなると言われた。
まぁ仕方ない事だし羽目を外すなとは伝えた。この前散々分からせたんだ。流石に酔い腐って帰ってくるわけではないはずだ。
それでも時間が経つことに気持ちは重くなって行く。まだ22時だ。彼はなんら悪くないし、俺がただ重いだけ。
だが、自分の気持ちの重さはどうにもならないようで。
スマホを眺め、彼を待つことにした。
玄関の戸が開く音がして、急 いで向かう。
少し火照った彼が目を合わせてきた。
『ごめぇ〜ん⋯、めっちゃ遅くなった』
流石に罪悪感を持ち反省をしているやつにしか見えない。
そんな恋人怒る気もさらさら無い、が
やはり俺の感情は重かったようだ。
「何もされなかった?」
『んぇ?ぁー、特に何もなかったよ』
いやいや、お前嘘つく時の話し方してるやん。
「嘘ついてんなお前」
「本当の事言って?」
『んゃ、大丈夫だし何もないよ 』
『ごめん、お風呂だけ先に入らせて。俺酒臭いでしょ』
「⋯酒臭くないしお前いつもこんなんじゃない」
あぁ、勘が悪く生まれたかったのに。
「お前もしかして怪我した?」
『⋯ん”ぇ、!いや、何もしてないですよ』
「図星じゃねぇか」
壁にもたれながら腕を組む。
彼は俺の圧か何かに驚いているようで、固まっていた。
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯嘘ついたんやね」
『⋯ぇ、ぁ、ごめん、なさい』
少し怖がりながら謝る彼に優しく話しかける。
「怪我したのどこ。手当てするから」
「自分で怪我したの?誰かにやられた?」
『ぃや、その場のノリみたいな感じで爪が当たっちゃって』
『そのまま少し切れただけだから自分で出来るよ 』
「無理。俺がやる」
『ぇえ⋯?』
「どこやったん」
『腕だけど、本当に絆創膏貼る程度だよ』
「そ。とにかく俺やるから」
「とりあえず部屋行くぞ。座った方が良いだろ」
そう言って玄関に突っ立っているままの
彼を抱き上げた。
俺より身体はでかいが、普通に軽い。
『っ”わ、ぇ?何してんの、』
「逃げられたら困るもんでね」
『逃げないよ』
「いーやん、別に」
「嫌だった?」
『⋯ん、やじゃないけど』
「そ、ならいいけど」
少しだけ顔を赤らめる彼につい可愛いと言ってしまいたくなるが、一応怪我人だ。
降りられてしまっては困る。
恐らく彼が降りると思っていたであろう
ソファを通り過ぎ、ベットまで彼を抱きかかえて行く。
『ん?なんでこっちまで来てんの』
「まーまー、」
そう言い彼を宥めて自分もベッドに乗りながら彼をゆっくりベットに降ろす。
『ちょ、盛ってる?』
「うっせぇ、盛ってねぇよ」
「傷は唾つけたら治るって言うやん」
「直したるよ」
『は、辞めよ?酒臭いしさ』
「いやいやそんなに酒臭くないし大丈夫だろ。俺酔わねぇし」
『いやいやそれでも俺が気にするんだよね』
『本当に切り傷なんだから明日になれば治るよ、ね。だから一旦辞めよ。』
「いやいや、綺麗な体してるんだしさ」
『は、ぇ、ばか、うるさい』
「照れてやんの」
『本当にうるさい。蹴るよ。』
「ごめんて」
「でも綺麗な身体に傷が付いてたら直したいっていうのが恋人の性でして」
『そんな性知らないから、やめて』
「まぁ。一回服脱いでみ?」
「傷見させて」
『口実にしか思えない』
「そんな口実でも乗っちゃうのが俺の恋人なんだよね」
『くっそ、どっかの発情期の狼のせいで』
「真っ赤な顔した発情中のタコは俺の目の前に居るんよなぁ。」
『ほんとうるさい。逃げてやろうか』
「いーよ、逃げられないようにする」
『酔ってるせいだ、ほんと』
そう言って服を脱ぎ赤らんだ肌を見せてきた。
『ねー、服脱ぐ必要あった?』
「んー、まぁ俺の為にやね」
『最悪、脱ぐんじゃなかった』
「なんでだよ」
『どっかの狼さんが盛って襲いかかってくるんだよね』
「その襲われてるタコさん襲われても抵抗しないんだよね、嫌がらないし」
『どこの狼のせいでそうなったと』
「さーな」
「ほら、腕見せろ」
『はいはぁい』
細く綺麗な身体を見て、少し怯える。
「⋯思ったより大きいやん、傷」
『そんなでしょ』
「相手本当に悪気ねぇよな」
『無いと思うけどな』
「星導が悪く思わないなら別に良いけど」
『何も思わない』
「ぉぉん、じゃあ良いけど」
『納得してなさそうじゃん』
「まぁーな?」
『ほら、治してくれるんでしょ。気直して。』
「何か割れ物みたいで扱えねぇ」
『これまで散々激しく扱っておきながらそれ言うか』
「時と場合によるやん」
「んゃ、なんか本当に壊れそう」
『えー、俺割れ物でもなんでも無いんだけどなぁ』
『どーした、なんか怖い?』
「ゃ、そういうんじゃねぇけどな」
ーーーーーーrbside
こうなるのは今回が始めてじゃないけれど、毎度何故かなと疑問に思う。
その度に悲しそうな顔をされてはこちらも良く思わない。
『ごめんね、寂しかった?』
「まぁそれはね」
「でもそれは関係ないんよね」
『えー、じゃあなんで』
『俺そんな変なことしてないんだけどな』
「うーん」
「星導はどうやったら嬉しい?」
『ぇえ?どうやったら⋯?うーん』
『優しくやってよ、俺が満足するまでね』
「なんだよそれ」
『毎朝体の鈍痛で目覚めてんだよ?』
「それはごめんて」
「優しくやられたらお前幸せなん」
『そりゃ勿論』
「どーする?風呂入ってからがいい?」
『小柳くんが入ってなくても別にいいなら俺どっちでもいいや』
「どっかのタコさんはさっき気にしてたんだけどなぁ」
『どこの誰だろうね〜』
「まぁお前が良いって言ったんだからな」
「優しくするとはいえ⋯⋯⋯なぁ?」
『あーごめん、風呂行ってくる』
「逃がさんぞー」
『こわぁ』
「怪我治しながらやるから、な?」
『ぅぅーん』
『跡あんま付けないでよ、今日バレかけて焦ったんだから』
「えぇ、無理」
「いーやん、お前俺のものなんだし」
『否定はしないけどさぁ、プライドというもんがありましてね』
「んなもん捨てろ。バレろバレろ。」
『最低ー』
「なに、付けられるのそんなにやなん?」
『嫌ではないけどさぁ』
『見えないところにしてもらって』
「へいへい。善処しますよ」
『善処ねぇ』
跡がついてる俺を見てほしいのは、小柳くんだけなんだけどなぁ。
『⋯ばか、ぁ、いつまで、なめてんの、っ』
「優しく扱ってるじゃん。不満?」
『ふまん、じゃ、ないっ”、けど、』
「なら我慢して」
『っ”っ、ぅ』
自分の汚い傷なんて舐めるもんじゃない。
というか傷以外も舐められている。
首やら指やら色々な所を舐め噛みされている。見えないところにしろって言ったはずなんだけどなぁ。
『独占欲つよ、』
「お前もだろ、類は恋を呼ぶんだよ」
『恋呼ぶの初耳なんだけど』
「有名だよ」
『俺が間違ってたんだ?』
「とゆーかお前俺の身体見て跡付けるなって言えるんですかい」
『んー、まぁ小柳くん俺のものだしさ』
「それは逆も然りなんよね」
『仕方ないじゃんか、俺仕事柄人に見られやすいんだよ』
「まぁ分かるけどさぁ、俺も同期には見られる訳でぇ」
『それは俺もだよ〜?』
「駄目だ、キリつかねぇ」
『んは、そーだね』
『というか恋人の事焦らすなんてさいてー』
「お前が可愛いのが悪いんだよ。」
『ぅわ、急に変なこと言わないでくれます』
「照れてるやん。」
『そんなマジマジと見つめられて言われたら誰でもそうなるでしょ』
「まーまー、襲ってほしいんでしょ?」
『否定はしないけどね』
『どーせもっと可愛く言えとか思ったんでしょ』
「いーや?別に十分可愛いし」
『さっきから本当になんだって』
『ドッキリやってる?』
「やってないやってない。」
『ならいいけどさ』
「キスしていい? 」
『ん”ぁ、いいよ』
『ん”〜っ”、ふ、ながいって、』
「っは、ごめんて」
「もー焦らさないから」
『ん”⋯、』
『⋯⋯⋯もっかい』
「⋯なんだよ急に、可愛いじゃん」
『酔ってるんだよ、ほら、はやく』
「はいはい。酔ってるせいにしておく」
赤く染まった指を絡めて、 瞼を下げた。
『っ”ぅ、ん、っぁ、ぅ』
「焦らさないでって言ったじゃん」
「気持ちいの嫌?」
『ん、ぁ”!っ”、ぅ〜ん、』
『やさしく、っ”やれ、って、いっ、たじゃん、っ”』
『っ”ぅわ、ぁ、っ、んぅ、っ』
「優しく噛んだじゃんね?沢山。」
「俺寂しかったんだけど。」
『んぇ、や、ぁ、っ”ぁ、ぅ』
「⋯顔真っ赤。可愛いな」
『⋯⋯っ”ぅ、よってる、せいっ”』
「ははっ、かもな」
「ほら、星導?ここまで入ってんだよ?」
『ん、や”、おさ、ないで、っ”』
「ぁ゙ー、ほんと可愛いね。お前」
『ゃ、かわい、くな、っ”』
「こんなに可愛いのに。なんでかなぁ」
『⋯すき、だい、すき、っ”』
「ん、俺も」
『ちゃ、んと、いって、?っ”ん、』
「大好き。好き。 」
『ん”、やった、ぁ、』
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯本当可愛いのにな」
『ぅ゙るさい、』
『⋯も”、いかせて、』
「えー、どうしよ」
『さいてー、っ”』
「ごめんて、いいよ。一緒にいこ」
『ん”、っ”』
『っ”ぅ、ぁ、は、ん”っ”、ぅ〜、』
「声抑えてる?」
『っ”ん、ゃ?ぅ、』
「嘘つくな。声聞きたい」
『ぇ゙ぇ、ぅ、んむ、』
『ん”〜む、っ”ん、ん”んぅ、』
「ははっ、キスするの好きだもんなお前」
『ちがうし、っ”ん、』
「強がってんなぁ」
『っ”は、ん、も、でる、』
「ん、俺も、っ、く、」
『⋯いっしょにお風呂入ろ』
「ん、いいよ」
『支えてよ』
「はいはい。飲み会のことについては詳しく聞かせてもらうな。」
『1人で入ってこようかなぁ』
「ごめんて」
コメント
7件
大変好
わ…わ…!!新しい道が切り開けそうです…!ありがとうございます…!