どうも皆様、サカナです
5月の始まりですね。時が経つのは早すぎて
ちょっと胃痛がひどいです…
まあ何はともあれ、体調にはお気をつけください。
日本「ふぅー…やはり風呂はいいな…」
ドイツの家でゆっくりと湯船に浸かり、蓄積していた疲労を暖かさで溶かす。
日本「さっさと出るか…」
もう少し温まっていたいが、ここは人の家。…国の家だろうか?まさに国家だな。
…とにかく、湯船を出てシャワーを浴びさせていただく。
日本「眠い…」
時間的にはもう夜更けであり、残業続きだった私は適度な熱に眠気を誘発されていた。
風呂場で死ぬのは流石に勘弁だが、物凄く眠い。体がだいぶ鈍っているな。
ドイツ「日本?着替えは俺のでも大丈夫か?」
そういえば、職場からそのまま持ち帰られたから、着替えなんてものはなかったな。
日本「はい!ありがとうございます!」
ドイツはナチスに似て気が利くな。
まあ、本人に伝えたら怒るのと、何故知っているのかということになりかねんが。
…開けられなくて助かった。
日本「ふぅ…さっぱりしたな」
扉の外に気配がないことを確認し、慎重に開ける。
言われていた通り、ドイツのものであろう着替えも置いてあった。
日本「…まずいな、これでは火傷が見える…」
一応言っておくと、ドイツと私の身長差は約10センチ。服のサイズが違うから、襟元が開いてしまっている。
日本「元の服は回収済みか…困るな…」
ドイツ「日本?そろそろ開けても大丈夫か?」
まずい、ドイツが来てしまった。
日本「あ、ま、まだ着替えているので、少しお待ちを!」
特段意味はないだろう。少しかっこ悪いが、襟を立て…いや、これではそのうちバレるな…
ガチャッ
そうこうしているうちに、扉が開いてしまった。
ドイツ「…ふむ」
日本「…開けないでくださいよ」
何が「ふむ」だ、さっさと閉めてくれ。
というか開けるな。
あれ?そういえば私耳と尻尾しまっていたか?
あっあっあっ…
日本が軽くパニックになっている。 いや、それとも日帝と呼んだ方がいいか?
どちらにせよ、これでハッキリした。
こいつは日帝だな。
さて、それがわかったところでどうするか。
何やら見慣れないものも生えていることだし、少し触らせてほしいな。
ドイツ「日本?パニックを起こしているところ申し訳ないが、こっちに来い」
日本「えっ、あ、わかった…」
パニックになりすぎだろ、敬語抜けてるぞ
日本「……………」
ドイツ「ニコニコ」
・・・---・・・
助けてくれ
今の状況を説明すると、らしくもなくソファで足を組んでいるドイツの前で、私が正座をしている。
この感じ見たことあるなと思っていたら、何かをやらかす前のナチスと同じ顔だ。
もう一度言う、助けてくれ
絶対に嫌な予感がしているんだ。
「そんなに怯えるな、日帝」
「ひぇ…」
「怯えるなと言ってるだろ」
…ナチスと似ているどころか、ナチス本人説が出てきてしまった
カッコつけるのに失敗したらむすっとなるところとか、そもそも私を日帝呼びするところとか。
ん?説というか、これ真相では?
「まったく…いつまでかわい子ぶってるんだ」
「そ、そんなわけでは…」
「嘘つけ、猫耳なんか生やしやがって」モミィ
「触るな!」シャーッ
「よ〜し、ガワが剥がれたな」
「…」
ニコニコとご機嫌なようでなによりだが、とても腹が立つ。
「それでだ、日帝」
「…」
「…日帝だよな?」
「…あぁ」
そこでちゃんと言い切らないからかっこつかないのでは…?
「コホンッ…では日帝、なぜ正体を隠していた?」
「…それはお前もだろう、ナチス。私は新たな人生を生きるために、改心のために、己で己を殺すことにした」
「私は…そうだな、大体お前と同じようなものだ。それに世間から嫌われてしまったからな、こうでもしないと生きられないんだ」
それもそうだろうな、彼の名前は出すだけでも引っかかることがある。
私たちは簡単に顔も名前も変えられるのだから、そうした方が生きやすい。
「今日は日帝の生存確認ができただけで十分だ。ほら、早く寝よう。ついて来い」
立ち上がったナチスは私に手を差し出し、立ち上がらせた。
そのまま私の手を引いて、おそらく彼の寝室であろう場所まで連れて行かれる。
「ベッドは一つしかないが、お前は小柄だから平気だろう。なんだか野宿を思い出すな 」
さりげなくディスられたが、まあ思い出補正でよしとしよう。
「私はシャワーを浴びてくるから、先に寝ていてくれ」
「わかった。本当に感謝する」
「気にするな。おやすみ」
「おやすみなさい」
「私も寝るか…」
すやすや眠る日帝は非常に愛らしい。
日向ぼっこをしているかのように暖かいし、暖房代わりにさせてもらおう。
コメント
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続き頑張ってくださいね😊
尊いですね!Kawaii