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注意事項。本作品には以下の内容が含まれています。
・猫耳
・旧国(日帝・江戸)
苦手な方はcomeback
冷や汗がじんわりと体から滲み出て、荒い呼吸と震えが止まらない。
前はにゃぽん。後ろは日本と囲まれ逃げられない。
例え逃げられたとしてもかなりの痛手を負うだろう。
「さぁ!パパさん、観念してコレを着けて!!」
にゃぽんが着けさせようとしていたのは《猫耳》だった。
どうやら今日は《猫の日》というものらしい。
家族の時間を楽しむため行事は全力で取り組むつもりでいたが…その、愛くるしい猫耳をつけるのはなんというか。
プライドが傷つく!!!
「ていうか!江戸殿はなんでそんな普通に楽しそうに猫耳つけてるんですか?!」
「面白いでは無いか!ネコミミ?とやらは!」
と、豪快に笑う姿を見てこれが自分の父親かと思うと少し気が遠のいた。
ここに私の味方は居ないのだろうか。
「父さん、僕に免じて今回は観念して猫耳をつけてください。」
息子が言うならと誘惑に負けそうになったが、いかん!こんなのをつけたら父としての威厳が…
「そういえば、なんで日本は猫耳をつけてないんだ?」
「つけましたよ。先程。」
「着けたんだけど、私と瓜二つでどっちがどっちかよくわかんなくなってきたから辞めといたの。」
なんだそれは!ずるいじゃないか!!!
グッと言いたいことを堪え、落ち着きを取り戻すために深呼吸をする。
今は兎に角この状況から脱出する事だけを考えなければ…
すると、江戸殿がこんな提案をしてきた。
「いい加減早う決着をつけい。もう、ジャンケンで負けたら着けるで良いだろう。」
「グッドアイディア!よし、それでいこう。」
ピリついた空気。息を合わせ じゃんけん…ポン!!!と手を振りかざした。
結果は私はパーでにゃぽんはチョキだった。
驚き、後悔、絶望、羞恥様々な感情が顔に滲み出てる。
しかし、負けたものは仕方ない。
日本男児として負けは潔く認める。
私は震える手で猫耳を頭に装着した。
いかがだったでしょうか!
猫の日という事で書いてみました!(02/23 23:44:19)
御閲覧ありがとうございました。
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