どうしよう、アイス6人分あるけど、ご飯食べ行ったあとに食べるかな
それに、私もお腹痛いから食べないほうがいい感じだし
翼「俺にいい考えがあるよ。」
翼が私の耳に顔を近づけてきた。
翼「若武に全部上げれば、仲も取り戻せるし一件落着でしょ。」
彩「それって、明日若武がお腹壊すんじゃない?」
翼「ゴリラは胃も強いでしょ。」
ブラックすぎるよ、今日の翼は。
でも、ゴリラってww
若武がゴリラのようにアイスを食べている姿を想像して笑っていると、
小塚「アーヤ、ご飯頼もう。」
彩「でも・・・」
翼「一回やってみなよ。」
彩「日頃の恨みも込めるてもいいのかな。」
彩「わ、若武!!」
若武は私に近づいてきた。
完全にブスくれてる顔だな、こりゃ
若武「なんだよ。」
立花劇場の始まりだよ!!
彩「ごめんね、私のせいで気分を悪くしちゃったよね。」
彩「だから、アイスでも食べないかなって。」
若武は私を見て少し考えたような素振りを見せて
若武「どうして、アイスが6個もあるんだ?」
若武「しかも、俺と上杉が論議をしているときに、上杉に食べたいアイスを聞いてたよな?」
論議って、ただの喧嘩じゃん。ていうか、どうしてわかったの?
そこに、翼が来た。
翼「若武、アーヤはさっき一人で6個のアイスを一人で運んだんだよ?若武のために」
若武「そうなのか?俺のために。」
なんとか、助かった。翼が助けてくれたんだ。
若武「よし、そのアイスをみんなで食べようじゃないか。」
あ、バレてる!?
私は助けを求め、翼に目をやった。
翼はフット笑って
翼「アーヤは、若武のために買ってきたんだよ?その好意を無駄にする気?」
若武「嘘に決まってんだろ、アーヤが俺にそんなに優しくしてれたことがあるか?」
ひどい、今までだって結構良くないことを見逃してあげたりしてきたのに。
彩「最っ低!!私のこと今までそんな風に思ってたんだ。へえ、若武ってそんなに自分が優しくされる権利があるんだ。初耳だな」
私は、もう頭では考えられなくなって思ったことをそのまま口にした。言い過ぎたとは思わなかった。
若武は、私の方を見て顔を歪め椅子を蹴って部屋に行ってしまった。
黒木「アーヤ、何があったの?」
彩「知らない‼️」
私も、むしゃくしゃしてそのまま部屋に戻った。
どうして、こんなことになったんだろう
勝手にすねて勝手に怒って、本当に意味わかんない‼️
しばらくして、ドアがノックされた。
黒木「アーヤ、入ってもいい?」
彩「…いいよ」
黒木君が部屋に入ってきた。
そっか、いつも黒木君が私を止めに入るんだよね
つまり、若武は失敗だったってことか
黒木「アーヤ、若武がすねてた理由わかる?」
彩「わかんないよ、言ってくれなきゃ」
黒木「今回はお互い様だと思うよ」
どうしてよ、若武が完全に悪いんじゃん
黒木くんが私の様子を見て、
黒木「アーヤは鈍感なんだよ」
私が鈍感?!なんで?!
黒木「若武のすねてた態度は嫉妬だよ」
彩「何に対しての?」
黒木「1回、自分で考えてみなよ」
私なんか相手にしない口調だった。
私ってそんなに鈍感だったのかな。鈍感なひとって結構人を傷つけてるって本によく書いてある。
このことなのかな
よし、若武のところに行って謝ろう。
それで、どうして嫉妬したのか理由を聞かなくちゃ
私は、今回で結構、成長するのかも!!
さてさて、アーヤが鈍感だということに気づいてはないですけども、自覚を持ち始めました!!
どういう自覚なのかな?
なんか、ズレてそう…
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