テラーノベル
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だけど、問題があった。それは、四人は別のクラスだということだ。一緒にはいられない。だからこそ、みんな不安なのだ。
「とりあえず昼休みと放課後は屋上で集まろうよ」
「うん、そうしようか。みんな、無理しないでね」
そう言って四人はそれぞれの教室に戻っていった。だけど、状況は変わったわけじゃない。みのりとこはねは悪質ないじめを受け、その度に心をすり減らした。一歌と奏は、音楽について重い言葉をかけられ続け、お前は邪魔だとか迷惑だとか言われ続けて精神を抉り続けた。そして、放課後になった。
「みんな、大丈夫だった?って聞くのも無駄かな」
「うん、そうだと思う。だって状況は変わってないから。私たちに対するいじめも変わってない。」
「そうだね。私も冷たい言葉をかけられ続けたよ」
「だけど、なんとか今日一日はやり過ごせた。こんな辛い一日が続くかもだけど、こうして屋上で話そうよ。そうしたら、少しだけ変わるかもしれないしね」
「うん、そうだね」
そうして四人は”また明日”と言って別れた。
教室では、咲希が遥に声をかけていた。たまたま二人が残っていたのだ。
「ねえ、遥ちゃん」
「どうしたの?咲希」
「ー遥ちゃんは、本当にみのりちゃんは足手纏いだとか、足を引っ張ってるとか、思ってたの?」
すると、時間をおいて言った。
「思ってるわけない。確かにみのりのアンチは多かった。だけど、みのりは人一倍頑張ってた!私もそんなみのりに元気を何回ももらってた!だから、すごく後悔してる。なんであの時引き止めなかったんだって。だから、私は決めたの。絶対にみのりを助けるって。またアイドルをやりたいって思ってもらうために。だって、もう一度みのりと歌いたいし、踊りたいから!」
「私もね、いっちゃんが抜けた時、すごくすごく悲しかった。志歩ちゃんがいっちゃんに怒鳴ってたとき、私は怖くて何もできなかった。それで、そのままいっちゃんはレオニを抜けちゃって、。あたしは、もう一度、いっちゃんとバンドをやりたいんだ!だから、いっちゃんがまたやりたいって言うまで諦めずにできることをやろうって思う」
すると、そこにえむがやってきた。
「あ、咲希ちゃん、遥ちゃん」
「ーえむちゃん、どうしたの?」
「その、聞いちゃったんだ、今の会話。私もね、後悔してるんだ。司くんがワンダショを抜けちゃったこと。私は、司くんともう一度ショーをやりたい。そのためならワンダショを抜けても構わないの。だって司くんは、私たちのスターだから」
三人の思いは同じだ。
ーまた一緒にいたい
という、たったそれだけだが、とても大きな想いだったのだ。
師匠@活動終了
コメント
5件
ああ…もう、胸がぎゅってなったよ…… それぞれ別のクラスで傷つきながらも、屋上で集まって「また明日」って言い合えるの、すごく尊いよ。咲希と遥の会話、えむが加わって三人の「また一緒にいたい」っていう想いが重なったところ、涙出そうになった。みんな後悔してるけど、それでも諦めずにできることをやろうとしてるのが、本当に美しい😢💔 次の話も絶対読みに行くね。大事に読ませてもらうよ🤍