テラーノベル
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「さぁ、続いての競技はー?」
外にもかかわらず、周りはザワザワしている。
次は…
あ、
次は障害物リレーを行うらしく、颯馬が出るらしい。
ちなみに僕は、借り物競争。
1番高得点の競技。
パンっ!
障害物リレーが始まった。
第1走者は網くぐり。手こずっている人もいれば、すいっと行ってしまう人も居た。
どんどんとバトンが渡り、次は颯馬の番。
うわ…
ものすごいスピードで障害物をクリアしている。普通なら少し慎重になる所でさえスっと行った。
そしてアンカーへとバトンを渡した颯馬。
もちろん、結果は1位。
「湊ーっ!」
「そ、颯馬っ!」
「どう?俺の事見てた?」
瞳を輝かせながらそう聞いてきた颯馬。
「あ、あぁ、凄かったな…」
そう言うと、颯馬の瞳はさらに輝き出した。
「良かったぁー!」
「あ、あのさ、僕…」
「獅子野くーん!次出番!」
いい所でクラスメイトの人が来た。
言いそびれた…
今日中に、告白、したい…
いや、してみせる!
僕はそう決心した。
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