テラーノベル
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スタートーー❗️
朝日が東京湾を照らしていた。
海上保安庁の巡視船の甲板。
救助されたコナン、美月、蘭、小五郎たちは、濡れた服のまま休む暇もなく次の作戦を立てていた。
しかし、美月だけは海を見つめたままだった。
「黒瀬さん……。」
煙の中へ消えていった彼の姿が、頭から離れない。
コナンは静かに隣へ立つ。
「きっと、生きてる。」
「最後まで乗組員を助けようとしてた。」
美月は小さくうなずいた。
「……うん。」
⸻
フィルムの現像
警視庁の科学捜査研究所。
阿笠博士が古いフィルムを慎重に現像していた。
暗室に浮かび上がる数枚の写真。
一枚目。
夕焼けの河川敷。
二枚目。
黒いワゴン車。
三枚目──
全員が息をのんだ。
巨大な人工島。
海上に建設された白い研究施設。
そして桟橋で金属製のケースを受け渡す二人の男。
「これが……。」
高木刑事がつぶやく。
さらに写真を拡大する。
ケースには、青いマーク。
灰原が目を細めた。
「あのマーク……。」
「見覚えがある。」
コナンが振り返る。
「知ってるの?」
灰原はゆっくりとうなずいた。
「十年ほど前に解散した研究機関のロゴよ。」
「でも……。」
「表向きは閉鎖されたことになっている。」
コナンは写真を見つめる。
「つまり。」
「研究は今も続いている。」
⸻
美月の記憶
その写真を見た美月は、あることを思い出した。
「待って!」
全員が振り向く。
「この島……。」
「撮影した日に、望遠レンズでもう一枚だけ撮ってる!」
コナンが驚く。
「もう一枚?」
「うん。」
「でも保存したと思ってたデータには入ってなかった。」
博士がパソコンを開く。
「カメラ本体の内部メモリーじゃ!」
解析が始まる。
数分後。
画面に一枚の写真が映し出された。
人工島の屋上。
そこには一人の人物が立っている。
黒いロングコート。
帽子を深くかぶり、双眼鏡で河川敷を見ている。
「この人……。」
美月は震える声で言った。
「私を見てた。」
⸻
作戦開始
目暮警部が立ち上がる。
「特殊部隊を準備!」
「海上保安庁と合同で人工島へ向かう!」
しかしコナンは首を振った。
「それじゃ遅い。」
「証拠は消される。」
小五郎が腕を組む。
「じゃあどうする?」
コナンは静かに言う。
「僕たちが先に潜入する。」
蘭は驚いた。
「危ないよ!」
コナンは笑う。
「大丈夫。」
「博士がいるから。」
博士は苦笑しながらトランクを開ける。
「今回は新しい道具を持ってきたぞ。」
中には小型ドローン。
暗視スコープ。
防水通信機。
美月は思わず笑った。
「すごい……。」
博士は照れくさそうに頭をかいた。
「映画なんじゃから、少しくらい派手でもええじゃろ。」
⸻
人工島
夜。
人工島は深い霧に包まれていた。
周囲には監視カメラ。
警備艇。
フェンス。
一見すると近づくことすら不可能な要塞だった。
しかし。
海中から静かに一隻のゴムボートが近づく。
操縦するのは海上保安庁の隊員。
コナン、美月、蘭、佐藤刑事が乗っていた。
岸壁へ到着。
「ここから先は徒歩だ。」
コナンは静かにうなずく。
⸻
潜入
フェンスを越え、施設内へ。
美月は小さなカメラを取り出した。
コナンが聞く。
「何するの?」
「証拠を残す。」
「今度は絶対に消されないように。」
コナンは微笑んだ。
「そうだね。」
二人は廊下を進む。
そこには大量のサーバー。
研究資料。
そして大型モニター。
突然、モニターの電源が入る。
映し出されたのは、あの黒いコートの人物。
「ようこそ。」
低い声が響く。
「名探偵。」
「そして白石美月さん。」
美月は息をのむ。
「あなたが……。」
男は静かに帽子を取る。
「写真というものは実に恐ろしい。」
「一瞬を切り取るだけで、人の運命まで変えてしまう。」
コナンは男を見据える。
「全部、あんたが仕組んだことか。」
男は笑う。
「もう少しで答え合わせだ。」
⸻
黒瀬の帰還
その時だった。
施設の照明が一斉に消える。
バチッ!
警報が鳴り響く。
「停電!?」
非常灯が点灯する。
暗闇の中から一人の影が現れた。
「遅れてすまない。」
その声に、美月の目が大きく見開かれる。
「黒瀬さん!」
黒瀬は傷だらけだった。
腕には包帯。
しかし、その瞳には力強い光が戻っていた。
「まだ終わっていない。」
「この事件は、私が終わらせる。」
コナンは静かに笑う。
「来ると思ってたよ。」
黒瀬は一枚のメモリーカードを差し出す。
「貨物船で見つけた。」
「これが最後の証拠だ。」
⸻
ラストシーン
その瞬間。
施設全体が赤い警報灯に包まれる。
「自爆システム、起動。」
無機質なアナウンスが響く。
《施設閉鎖まで、30分》
天井のスプリンクラーが作動し、赤い非常灯が廊下を照らす。
黒いコートの男はモニター越しに静かに笑った。
「証拠もろとも、この島は海へ沈む。」
「君たちが真実を持ち帰れるかな?」
通信は切れた。
コナンは時計を見つめる。
「残り30分……。」
美月はカメラを握りしめた。
「今度こそ、この真実を写真に残す。」
コナンはうなずく。
「そして必ず、みんなで帰るんだ。」
二人は決意を胸に、研究施設の最深部へ向かって走り出した――。
⸻
――第九章 終――
次回・第十章「崩壊へのカウントダウン」
施設の自爆まで残り30分。コナンたちは黒幕との最後の頭脳戦に挑みます。美月はカメラで決定的な証拠を撮影しようとする一方、黒幕はすべてを海へ沈めようと最後の策を講じます。真実を守るための戦いは、いよいよ最終局面へ突入します。
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まさか300いいねまでいくなんて、本当にびっくりしています…!😭💗
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次は400いいねを目指して頑張ります!!🔥
これからも応援よろしくお願いします!!🙇♀️💕
本当に本当にありがとうございました!!🌸✨
コメント
5件
わー博士がメタ発言してるwおもろって思いました笑続き待ってます!
300いいね、おめでとうございます!🎉 第九章、めちゃくちゃ熱かったです。黒瀬さんが生きて戻ってきたシーンは本当に胸が熱くなりました…「来ると思ってたよ」ってコナンが言うところ、痺れましたね。自爆まで30分のカウントダウン、タイトル回収も巧い。美月が「今度は絶対に消されないように」とカメラを握る姿に、彼女の意志の強さを感じます。次回、最終決戦、楽しみにしてます!🔥