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少女戦姫

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少女戦姫

31 - 弐章 大会前日

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2024年10月02日

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ユウナとの約束通り座学をすることになったが、リモートでは伝えきれないこともあるから外でショップでも周りながらいろいろと教えてくれるとのことで、今僕はモールのちょっとした広場的な場所にてスマホをいじりながら彼女をまつ。

「なぁリナ?」

「ん?」

「お前に座学って似合わないな。」

「うるせぇ。もっかい捨てるぞ。」

「なんて恐ろしい脅しをするんだ!」

肩に乗せたカナとそんな他愛のない会話をしていると、一人の男がこちらに向かってきた。

「やぁ。久しぶりだねリナ君?」

「あんたは……。ミカゲさん、か?」

「覚えてくれてるようで安心したよ。」

「スーツじゃないから一瞬誰か分かんなかったよ。」

「今日はお休みいただいてるからね。」

「なんか、面白みのない服着てるな?」

「ハハッ!辛口な評価ありがとうカナちゃん。」

「ゲッ……。私の名前まで覚えてるのかよ。」

「それはそうだよ。君たちは僕のお気に入りだからね。」

「まったくうれしくないけど?」

「そんなこと言うなよ?僕らの中じゃないか。」

天使創造計画プロジェクトエンジェルについて教えてくれれば僕はそれでいい。」

「そうそう!今日はそのことについて話そうと思ってたんだ。」

「なら、とっとと話して私の前から消えろ!」

「おやおや、カナちゃんに嫌われたものだなぁ。けど、大丈夫僕も伝えること伝えて今日はゆっくりしたいからさ。」

「それで、その伝えたいことは?」

「まず、以前大会に出ると例の件を話すと約束したね?」

「だからこれから大会出ようと…」

「その大会は明日の新人戦で間違いないかな?」

「あぁ。直近の大会ならそこしかないからな。」

「OK。それなら問題ないよ。その大会に僕の後輩が出るからさ。その子に勝ってもらおう。」

「そいつはほんとに新人かぁ?以前のおっさんみたいな初心者狩りみたいなことをやるつもりじゃないよな?」

「心配しないでカナちゃん。ほんとに初心者だからさ。でも、実力は確かだからほぼ確実に決勝に顔を出すよ。」

「てことは、その刺客を倒せばいいんだね?」

「せいかーい。明日の大会は僕もお客さんとして顔出すからさ。君たちの活躍を楽しみにしてるよ。もちろん覚醒も使ってくれていいよ?」

「使うわけないでしょ!こんなレベルの低い大会で。それこそ初心者狩りになっちゃうもん。」

「あらら。それは残念。じゃあ、僕はこの後お気に入りのカフェでパフェを食べに行くからまたね。」

そう言い残しミカゲは人込みの中にと消えていった。

「……。あの人会ったときから変な人とは思ってたけど、ただマイペースな人なだけか?」

「にしてはピンポイントで僕の場所に来たの怖くない?」

「怖いけど、あの人と初めて会ったとき二階から飛び降りてきたし常人ではないのは確かだから、何とも思わないよ。」

「肝っ玉座ってるなぁ。」

ミカゲから得た情報はわずかではあるが、忘れないうちにメモをしてユウナを待つ。


ミカゲと会ってから大体十何分過ぎたころようやくユウナが待ち合わせ場所に到着した。

「ごめんがっつり寝てた。」

「誘った本人が遅れてくるなっての。」

「まぁ、十何分で来たからセーフ。」

「遅れた時点でアウトだよ。」

「とにかくショップを周りながらいろいろお話しましょうか。」

手始めに最初に訪れた戦姫ショップは主に武器をメインに取り扱っているショップで見たことのない武器がいくつも並んでいた。例えば、昨日フウカが使っていた大剣。それとは性能も見た目も大きく違うが普段バトルスポットからもらえるガシャポンの報酬にはまだ出たことはないものだ。ほかにも拳の性能アップというほんとに近距離に特化したものもおいてたりする。

「まずはここで武器のお勉強と行きましょう。」

「明日が大会なのでいったん詳しいことは無しでお願いします。」

「はぁ…まぁそうね。本当はもっと前から行動するべきではあるんだけど、今回はあんたが大会について調べてないのがいけないんだけど。」

「おっしゃる通りです……。」

「それじゃあほんとにさっくり話すけど、まず同じ近距離武器でも有効射程範囲が異なるのは分かるわね?」

「あぁ、それは一応わかる。」

「例えば、拳の範囲は人で言うと大体一メートルくらいで、サーベル系は少し伸びて一メートル~二メートル弱。これが有効射程範囲と言われいる。この射程は攻撃範囲でもあると同時に得意レンジであるといわれるわ。」

「それはライフルとかにも言えることだよな。」

「えぇ。ただ、今話したのは基本的の話。例外を使ってくる戦姫もいるの。」

「と、言うと?」

「さっき話した通り有効射程範囲イコール攻撃範囲と話したけど、別にその射程外から攻撃できないわけじゃない。それこそサーベル系の武器を持ってるならそれを投擲することだって可能なわけよ。」

「投げナイフみたいなもんか。」

「もちろん射程外の攻撃になるから火力は落ちる。けど、この武器を投げるという選択が時に輝く瞬間があったり、投げることを前提に作られた武器もある。その一例として鎖鎌という武器がある。これが射程外からの攻撃を可能にしている武器の一例だね。」

「近接と一言で言っても殴るだけじゃないのね。」

「そ。で、それを踏まえたうえでカナちゃんに質問なんだけど近接はどんな武器で戦いたい?」

「私は今まで近接はサーベルで慣れてるからそれがいいかな。」

「じゃあ、サーベル系にするけどビーム兵器か直剣どちらがいいとかある?」

「もともと直剣を私は持ってたからそれが使えるならそれがいいな。」

「OK!あとは、大会での戦法にも合わせた武器を探そうか。」

それから店内を見て回り扱いやすそうな装備をいくつか見繕って次のショップにと向かう。

「近接ときて次は遠距離の方を決めていくんだけど、あなたたちの戦闘スタイルは近距離型で間違いはない?」

「私がそっち得意だからね。まぁ、育成方法を変えれば射撃にも行けるけど。」

「別に無理して寄せる必要はないから。」

「そりゃそう。」

「で、近距離を得意としてるならさらにここから汎用性を求めるかどうかでまた変わってくる。」

「近距離遠距離をそつなくこなすオールラウンダーな戦姫にするかどうかって話か…。」

「でもそれって言い方変えれば器用貧乏にもなるんでしょ?」

「そうね。よく言えば汎用性が高いし、悪く言えば器用貧乏。メリットはどんな状況にも対応ができる、デメリットは消費ENが大きくなりやすく追加装備によるEN増量装備による重量で動きに支障があるかもって感じ。」

「ちなみに、今回の大会は特化型がいいのか?それとも汎用がいいのか?」

「一概には言えないけど、将来性を見るなら特化型のほうがいいかな。汎用装備はチーム戦の時に活躍できるから作るだけ作るのもあり。」

「じゃあ質問!あえてライフルを待たないで代わりにシールドを持ってサブウェポンとしてファンネルなんかで射撃を補う方法は無し?」

「その選択もありだけど、恐らく現在使える装備だとEN的にきついと思う。というのも、このランク帯にあるファンネルはEN効率がまだ悪いから近接との相性があんまりよくないの。もし、ファンネルを使うなら射撃に特化させた方がまだマシね。」

「そっか……。」

「……。例えばの話なんだけど、近接を活かした射撃兵装を選択するときメインをサブマシンガンにしてサブにピストルを装備させるとかはあり?」

「重量によるけどその程度ならいいんじゃない?ただ、もしそれを採用するなら実弾じゃないと意味ないよ?」

「なるほどね。」

「そもそも、私実弾とビーム兵装の違いを知らないんだけど何が違うの?」

「ぱっと答えるならEN消費するか否かの違いかな。」

「ほかにも火力に射程距離の違いもある。基本的にはビーム兵器のほうが実弾と比べても火力射程が勝ってるが上に行くとそもそもビーム兵器を軽減するサブウェポンが出てくるためビーム兵器一興とはいかない。実弾兵装の利点はENを消費しないことと取り回しが楽な点がある。弾倉が空になってもしばらく使わなければ回復して使えるようになるからな。」

「へぇ~。ほんとにしっかり勉強はしてるんだね。」

「お前のわがままを聞いてやってるのに反応うっす……。」

「だから近距離をメインに戦うなら今は実弾でランクが上がってきてENに余裕が生まれたら、さっき話したファンネルに変えるのありだね。」

「なら、サブマシンガンを装備して特攻する形がいいかな。」

「OK。それじゃ早速選んでいきましょう。」


その後選んだ近接武器と射撃兵装の試し打ちとして近くのバトルスポットに行き何戦かbot戦をカナに行ってもらった。その待機時間近くのベンチに腰掛けユウナに先ほどミカゲと会ったを話す。

「……。てことなんだが、どう思う?」

「そのミカゲってやつの後輩か……。情報がない分何も言えないが、少なくともミカゲという人物が嘘を言ってるような雰囲気は感じないな。」

「なら、やっぱりそれなりに覚悟はしといたほうがいいか。」

「そうね。今回の大会の形式はトーナメント戦だから、当日ほかの人の試合をしっかり見て一線を画す者がいたらそいつが刺客で間違いないはず。」

「明日、ミカゲも客として顔を出すらしい。ユウナも来れないか?」

「うーん、明日は厳しいな。代わりにアキトに連絡してきてもらう予定だからもし、強いやつの見分けがつかないならアキトに聞けばわかると思うよ。」

「了解。何から何まですまんな。」

「別にいいよ。義務的でもあんたが戦姫大戦を始めてくれたからね。」

「今でもやりたくはないけどね。やっぱ自分の戦姫が嬉々として戦闘してるにしてもこう、モヤっとはしちゃうから。」

「そう……。まぁ、その天使創造計画プロジェクトエンジェルについて知れたらいいわね。」

「そうだね。」

「野暮だったらごめんだけど、そもそもなんでその計画について知りたいの?」

「何で見たのか覚えてないけど、その天使創造計画プロジェクトエンジェルをどっかで見てその内容が衝撃的だったんだ。多分小さいときに見たから記憶にないんだけどさ、名前の響き的にかっこいいし気になる内容じゃん?」

「そりゃね。」

「だから、知りたいんだよね。単純な好奇心のもと動いてるって感じ。」

「そう。じゃあ、その内容を知れたら私にも教えてよ。」

「あいよ。けど、知るにはまず明日の大会勝たないとな。」

「それはそうね。」

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