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◇◇◇◇◇
本日、異世界55日目!
今日は朝から冒険者ギルド帝都支部に来ています。
「カルメンさん!おはようございます!久しぶりに報告に来ました。キャスバルさんから、地下20階の話を聞いたんですけど、何かご存知ですか?」
「あ!ユメさん!報告ありがとうございます。
そうなんです。ユメさんたち、どこまで行かれました?」
「地下19階まで行ったんですけど、話を聞いたので、そこまでですね。」
「わ!危なかったですね!良かったです。
こちらも、直接神セブンが来られたんでビックリしたんですけど、トニナダンジョンの地下20階への立ち入り禁止通知を冒険者に伝えろとおっしゃってました。
そのあと、状況を聞かれましたので、黒の軍団の話をしたら、すぐに出ていかれたので、ギルドが知っている情報は、それだけですね。
ユメさんは、何かお聞きになりましたか?」
「いえ、同じですね。」
「そうですか。何があったんでしょうね?とにかく無事で良かったです。
では、冒険者証の提示と鑑定プレートに魔心をお願いします。」
じゃらん!
各種魔心 たくさん
「すごい量です!ちょっと計算しますので、少々お待ちくださいませ!」
これでも、一部なんだけどね!
「では、討伐を確認しましたので、入場料の返金をいたします。魔心は買取でよろしいでしょうか?」
「はい、お願いします。ありがとうございます!助かります!」
「それでは、
入場料返金4日分 40000G
買取金額は、
各種魔心 たくさん 1050000G
になります。
返金と買取金額の合計1090000Gは、ユメさんの冒険者証の口座に振り込まれます。」
もう、お金に困ってないから、この額だと感動がないなぁ……。
「今回の討伐でユメさん以外のランクが上がりますね。少々お待ちください。」
「お待たせしました!
また、これで全員カラーズですよ!どうなってるんですか!!
ゴホン、今回、ダンジョンの登録は、どうしますか?」
「今回は、なしで。」
「はい!」
カチャカチャ
「では、冒険者証をお返しします。」
「それじゃ、また来ます!」
「あ!待ってください。
帝王様より黒の軍団に伝言があります!
戻り次第、至急、帝都王城まで来られたし。
だそうです。」
「ん?あ、はい、わかりました。ありがとうございます。」
なんか、嫌な予感しかない。
「はい、ありがとうございました。」
せっかく、いい気分で帰ろうと思ったのに!
一気に憂鬱になってしもた!
「なんでしょうね?」
「首輪してくると思ってるんかいな?」
「そんな感じですかね?まあ、しないですけど。レイラも不安やと思うけど、任せてもらえる?」
「はい、私は、黒の軍団です。お頭にお任せします。」
うんうん。いい子や!
「それじゃ、行きますかね……。」
重い足取りで、王城に着いて、すぐに帝王との面会になった。案の定、傍らに丞相もいらっしゃる。とほほ。
「久しぶりじゃな!レイラ!」
「……。」
「ところで、レイラ!聞いたぞ!再天啓があったそうじゃな!しかも、ユニークだそうじゃな!愉快愉快!」
「……。」
「まあ、良い。そこでだ。お前もそろそろ、王女として、花嫁修行をさせようと思うてな。どうだ。嬉しいだろう。
しばらくは、ここでいれば良い。良き嫁ぎ先を準備してやろう。ユニークともなれば、お前の美貌も含めて引くて数多であろうよ!
はっはっは!愉快愉快!
もう下がって良いぞ!」
え?それだけ?
僕たちは、なぜ呼んだ?
首輪はどうなった?
「あのー、帝王様。レイラは今、僕たちと……。」
「ぃゃ。」
え?
「嫌!嫌です!嫌です!」
「は?お前!!許さん!カシメロ、捕らえろ!」
わ!早い!
思わず、レイラの前に出てしまったことで、カシメロさんが剣を抜く。それを、刀で受けた。
で、カシメロさんと僕が鍔迫り合いの状態となった。
ちなみに、鑑定によると、近衛兵団長でBP3000超え。黒の軍団でも、僕以外は動けなかったのも頷ける。ただ、隠してるけど、この人、首輪が嵌められてるみたい。どうなってるんや。
鍔迫り合いの中、カシメロさんから意外な言葉が囁かれた。
「俺を突き飛ばせ。みんなを連れて逃げろ。」
「え?」
「何回も言わん。早くしろ。」
僕はカシメロさんを突き飛ばして、叫んだ。
「みんな!隠密!」
「「「「「「承知!!♡☆★◇」」」」」」
「ユメ!ナイスや!」
一瞬で隠密を発動し、王城を脱出する。
「おい!カシメロ!何やってる!
そいつらを全員捕えろ!
こいつらは全員反逆罪とする。
捕らえろ!殺しても構わん!」
もう遅いっすよ。見えないですからね。
城門が閉まる前にあっさり脱出!
ついでに帝都も早々に脱出しよう。
でも、カシメロさんの言葉が気になる。
なぜなんやろ?
さて、どこに行くかな?
◇◇◇◇◇