コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
◇◇◇◇◇
とりあえず、迷惑かもしれないんだけど、隠密のまま、バレないようにダニエラさんのところに来ちゃった。
王城のことは、この人が一番知ってると思ったんで。
「ダニエラさん!すいません!勝手にも来ちゃいました。」
ここで隠密を解く。
「わ!ビックリしたわ!ユメくんじゃない?
来てくれてありがとね。
それより、大変なことになったわね?」
「もう、伝わってるんですか?」
「すごい騒ぎよ!国家反逆罪で指名手配。他の子は大丈夫なの?」
「みんな!隠密解除!」
「「「「「「承知!!♡☆★◇」」」」」」
「あら、みんな、無事で良かったわ。
ところで一体、何をしてきたの?笑!」
王城に呼び出されて、そこであったことを伝える。
「そうなの。あいつもアホね!
ユメくんじゃなけりゃ、逆に自分が殺されてもおかしくないくらいの戦力差があるのにね。ほんとアホ。」
「ダニエラさん!カシメロさんはご存知なんですか?」
「近衛兵団長のカシメロね。あの子も不幸よね。首輪を見たのね?
そうなのよ。あの子も元々は解放軍の裏メンバーよ。同志なの!
いかんせん、強くなりすぎて、現帝王に目をつけられちゃったのよね。
首輪をつけられたら、もう裏で動けなくなったわ。でも、今でも心は残ってるみたいね。ふふふ。」
なるほど。元解放軍のメンバーか?
悪い人では無ないと思う。
「わかりました。来て良かったです。
ありがとうございます。」
「それで、これからどうするのよ!」
「そうなんですよね!皇国や王国には迷惑かけるといけないんで、どこか人気のないところでのんびりしながら、この国の様子を見ておきます。
この国のことも心配なんですけど、もう、違う大陸に向かってもいいかなとも思ってるんですよ。」
「は?違う大陸?もしかして、サザディア大陸を目指すってこと?」
「はい、そうなりますかね?」
「ふふふ。やっぱり、面白い子ね。普通、真顔でそんなこと言えないわよ。」
「そんなに変ですか?」
「そりゃそうよ!でも、ユメくんなら、行けるかもね。そう思えるところも面白いわ。」
「まあ、カグヤ様頼りなんですけどね!」
「おー、任せとき!間違いないわ!」
「ユメくん!行くところが決まってないんだったら、とりあえず拠点にいてくれないかしら?
それなら、連絡が取れると思うのよ。
何か情報があったら、知らせることもできるしね!」
「そうですね。それじゃ、そうしますよ。」
「あの子たちも会いたがってたから、もうちょっと時間いいでしょ?」
「あ!はい!迷惑じゃなければ、もちろんいいですよ。どうせ、時間はたっぷりんとありますから。」
それから、カルロスさんとナタリアさんもやって来て、しばしのご歓談を楽しんだ。
相変わらず、推しがすごすぎて、ちょっと危ないくらいですけど。
でも、好かれるって、やっぱり嬉しい。
こっちに来てから、心が解放された気がする。全然違う。楽しすぎる。るん。
「今日はありがとうございました。また来ますね。」
「うん、今日はユメくんエキスを注入できて嬉しかったですわ。
私は、すでにラブですのよ!
いつでも、奪いに来て!
また会いに来てね!アイニージュ!」
「はい、楽しかったです。あっという間の夢のような時間でした。アイニージュ!」
「ユメくん!最後にハグね。」
この人、ハグの達人や!
わかってても、避けられん!
「それじゃあね。拠点に行っててね。連絡するから!また会いに来てね!アイニージュ!」
3人とも、最後のやつ、なんなん?
「では!みんな、隠密!」
「「「「「「承知!!♡☆★◇」」」」」」
そうして、隠密状態のまま、ビスケットタウンを後にした。
そして、僕たちはオタクの聖地、第三拠点に向かった!南のやつね。
「いやー。また、熱狂的なファンに囲まれそう!グフフ。」
「ユメ!あそこにお前のファンはそんなにおらんかったで!」
「う!確かに…… 。
カグヤ様推しは多いですもんね!良かったですね!!」
「お前!なんで、投げやりにゆうとんねん!
まあ、うちは一番人気やさかいに、センターは、うちでええやろ?」
「はいはい、好きにしてください。前見て、飛んでください!」
このあと、ビスケットタウンで予想もしない大変な出来事が起こることを、この時は、まだ、誰も知らない……。
でも、起こっちゃうんです。
◇◇◇◇◇