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わに
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純音~ジュノ~ 🐍🎧🎶
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日が昇り始める頃.
「おはよう.準備できてる??」
「すぐにでも始めれるぜ.」
波打ち際に座っているゾロに声をかけて,すぐに手合わせを始める.
「手首の癖,だいぶマシになったんじゃねぇか??」
「でしょ!!あれから修行頑張ったんだから!!」
打ち合う軽快なリズムがビーチに響く.そして.
「わざと1本取らせてくれたでしょ??」
「そうでもしないと,あの頃みたいに拗ねるかと思って.」
「しっ!?失礼ね!!もうあの頃とは違うんだから!!」
「悪ぃ悪ぃ.でもあの頃よりずっと強くなったな,🌸.」
🌸は照れくさそうにしながら,ゾロの喉元に向けていた木刀を下ろした.
「手合わせありがとね.」
「もう帰るのか??朝飯一緒に食おうぜ.」
「いや,皆の邪魔をするわけには….」
断ろうとしたところに.
「🌸さぁぁぁん!!朝食のご用意しましたよぉぉぉん!!」
船からサンジの大音量ヴォイスが.
「断るにはもう遅いな.」
「じゃあお言葉に甘えて…船まで競争!!」
短時間で🌸の好みを押さえた朝食は絶品で.
「レディの好みを把握するのも一流コックの務め.」
「どうせあの時,🌸が食てべるもの見てたんだろ.」
とか難癖のつけあいで喧嘩が始まったのを.
「気にしないで.いつものことだから.」
「いつものこと??」
「ええ.いつものことよ.」
女性陣はデッキに移動して優雅に飲み物を楽しむなどした後.
「ここを出る日,決まった??」
「明日になった.」
「そう….ねぇ今晩も会いたい,な.」
「良いぜ.」
「ほんと!?じゃあ船で待ってて,迎えに行く.」
「わかった.」
2人だけの約束を交わしたのち,🌸はサンジに朝食のお礼を伝えて船を降りた.
ゾロに早く会いたい気持ちを抑え,🌸は普段通りに業務をこなす.それから 待ちかねた夜が訪れて.
「よう.お疲れさん.」
「おまたせ.ちょっと降りてきてほしいんだけど,良いかな.」
「今行く.」
ゾロは軽々とデッキから飛び降りた.
「ビーチの外れにね,私の秘密基地があるの. 」
月明かりを頼りに砂浜を歩き,ヤシの木の林の中に分け入ると小屋にたどり着いた.
「ゾロが初めてのお客様よ.普段は1人でやりたい放題してるの.」
ゾロにソファーに座ってもらうように促し,🌸はチェストの引き出しを漁る.
「良い部屋だな.人目を気にせずいくらでも寝れそうだ.」
「でしょ.そんなゾロにやってほしいことがあるの.」
「なんだ??」
🌸は酒瓶と小さな箱を持ってゾロの隣に座った.
「ここにもう2つ,ピアスの穴を開けてほしくて.」
耳にピアスをしてある箇所より上を指す🌸.
「別に構わねぇけど,俺よりうまいヤツいるだろ.」
「ゾロじゃないとダメなの,あの時みたいに.」
その言葉でゾロは思い出す.海賊狩りは平気なのに,🌸の耳に穴を開けるのは恐くて手が震えたことを.
「ゾロを突き落としてなかったら,開けてもらう予定だったの.もう会えないから,開けるのやめようと思ってたところに再会して.なんかの縁かな….」
ゾロは箱を受け取り,中にある針を出してろうそくの火で炙る.🌸は布に酒を染み込ませ,耳を消毒した.
「堪えろよ.」
「うん.」
🌸は首を傾けて耳を出し,ゾロはその耳をそっと摘まむ.まずはひと刺し.
「…ッ!!」
1度経験してるとはいえ,痛いもんは痛い.
「これで最後だ.」
と躊躇うことなく2つ目の穴を開けた.
「ありがと.前は手が震えてたけど,今回は大丈夫だったね.」
「やっぱ伝わってたか.」
「もちろん.そんな震えることある??って思た.」
「あの時は,🌸の身体に傷をつけたくなかっただけで.」
「じゃあ今回震えずに開けてくれた理由は??」
「それなりに経験を積んだってことで.」
おもむろにゾロはお酒を口に含み,🌸に詰め寄る.
「え??…えっ!?」
後ずさる🌸にお構い無しに耳に顔を寄せて,先ほど開けたピアス穴に口をつけた.
「んっ…!!」
吸われる感覚・まだ残る痛み・吐息がかかる感覚が一気に押し寄せて,身をよじる🌸.
「ちょっ…待っ!!」
🌸は目一杯ゾロの両肩を押して自分から引き剥がす.
「なんだ??嫌だったか??」
「嫌じゃないよ…こういうのしてほしくて会う約束したんだし.ごめんね,1度死んだ身でいるつもりでゾロのことも海賊狩りのことも忘れて生きていこうと思ってたけど,こんな形で再会してしまったらやっぱり….」
“忘れられないよ”と咽び泣く🌸.
「俺も…突き落とされてからなんとか浜辺に泳ぎついたあと,🌸を探したんだ.海の底まで洗いざらい.でも何も出なかったから死んだと思って,俺のせいで死んだんだって自分を責めた.ここに来る前に夢も見たんだ,🌸に突き落とされた時の夢.でもまさか,生きてたなんてよ.」
“やっぱ忘れちゃダメなんだよ,お互いのこと.”続けざまにゾロは言って🌸を向かいのベッドに押し倒した.
「準備は良いか.」
🌸は頷いて,それを合図にゾロは🌸の唇を奪った.
切なくも甘美な時間は過ぎていき.
「出港するの見送っていい??」
「もちろん.」
最後の一振を腰に下げたゾロは,布団から顔を覗かせる🌸の唇にキスを落として小屋を出た.
「あら,昨日より顔色が良いわね.」
「何のことだ??」
ナミの探りを交わして出港時間をデッキで待っていると,走ってくる🌸の姿が.
「行ってあげなさいって言うまでもないか.」
ナミが言い終える前に颯爽とゾロは🌸の元へ向かっていた.
「間に合って良かった!!」
「じゃあ,元気でな.」
「うん.ゾロもね.」
ルフィの出港合図がこだまする.ゾロは駆け足で投げて貰ったロープを登っていく.
口々にクルーが🌸に別れの挨拶をして最後に.
「新しいピアス似合ってるぞ!!自警団の仕事頑張れよ!!」
と叫ぶゾロにサンジは煙草で思い切り噎せた.
「ありがと!!世界一の大剣豪に絶対なってよね!!」
負けじと🌸も叫び,突堤の端で手を振る.
「そんでもって,またこの島に帰ってきてよね….」
小さく呟いて涙を流す.そして手を振りながら水平線に見えなくなるまで🌸は,航海の無事を祈るのだった.一方.
「仲間になろうって誘わなかったの??」
「誘いたかったさ.でもあの島は十分あいつの居場所になってる.だからこれ以上危険な思いをさせたくなかっただけだ.」
珍しく肩を落とすゾロに女性陣は顔を見合せ驚き,察しの悪い男性陣を一掃させた.
「素直じゃないわね.」
「そうかしら.素直になれたから,彼女の無事を祈ったんじゃない??」
「なるほど.」
ナミとロビンに影ながら慰められているとはつい知らず,ゾロは🌸がいる島の方角を眺めていたのであった.
コメント
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うわぁあああもう第2話からエモすぎるんですけど!?😭💕 ゾロが🌸のピアス穴開けるシーン、震えながらやってた過去があるからこそ今回の「経験積んだ」発言にグッときた…そして酒含んで耳に口つけるの反則すぎるでしょ!!🙈💘 最後の別れも「また帰ってきてね」の呟きで涙腺崩壊しました…。 お互い忘れられなかった運命の再会、めっちゃ尊いです。続き待ってます!!📖✨