芹那side
今日は3人で任務だ。
「バーボンがターゲットの気を引いて私のところまで連れてきて。私が情報を吐かせ次第始末。ライとスコッチはスナイパーとして援護、各位置で待機。ok?」
「了解しました」
「おう!」
「了解した」
ぶっちゃけバーボンの仕事も私がしていいし、援護は要らない。ただ、仕事を何もさせないのも問題だ。面倒だがしょうがない。さあ、任務の開始だ。
「やあ、こんにちは」
バーボンに連れられ私の元へノコノコやってきた。
「貴様!!騙したのか!!」
「そんな人聞きの悪い」
ゼロはバーボンとしての仮面を被っている。
「ま、その顔はもう気づいてるよね。貴方が情報を抜いたところまでは分かってるんだよ」
「はっ、何の話だ?」
「ここまで来てしらばっくれるのかー。面倒だなー。ま、単刀直入に行こう。情報どこにやった?」
「だから何の話だ?俺は知らない」
「んー、そっかあ」
パアン…!!
「ぐはっ…!」
「!!」
私はターゲットの腹を撃ち抜いた。
「痛い?痛いねえ。ふふ。痛いねえ」
「くそっ…何す、んだ…!…あ、ああっ!」
私は傷口をヒールで抉る。
「あ゛ああ゛、あ゛ああああ…!!!!」
「教えてくれたら楽にしてあげる」
「ゆー、えすびーに…まだひしょが、も、ってい、る…」
「その秘書は佐藤って人かな?」
「あ、ああ」
「はいダウトー」
パンパアン……!!
「あ゛あ゛あ゛あああああ…!!!」
更に2発撃ち込む。
「あんたはこうなることを見越して秘書を全員解雇してる。それに秘書に佐藤と言う名前はいない。ほかの取引先の秘書にもだ。ほんっと、往生際の悪いクズだなー。」
「くっ…クズはお前だろっ…!!」
「やり方を変えよう。もう楽にはしてあげない。じゃ、始めよう」
さっきまでの問いかけで答えてくれたら楽に殺してあげた。でも、もう遅い。
「矢幅財閥…日比谷グループ…へえ。仁科明宏…傍紙奈々…亭蘭…賀喜舟艇。ふふ。ありがと」
「違う!!違う!!!」
「もういいよだまって」
「違うんだ!!彼は!!」
私は持っていたガソリンをかける。
「やめ!やめろ!!」
持っていたライターを目の前にかざす。
「往生際の悪い貴方が悪いよね?」
ライターを持っていた手を離した。たちまち燃え上がる。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……」
叫び声は炎の燃え上がり方と反比例するように消えていった。
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