テラーノベル
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「好きです、付き合ってください。」
「…ごめんなさい。ありがとう。」
私は笑顔で優しく、クラスの男の子からの告白を断った。
「諦めないから。」
そう言われても困ってしまう。
だって、私には好きな人がいるんだから。
オレンジ色の光が当たる放課後の教室。
私に告白をしてくれた男の子は荷物を持って教室から出て行ってしまった。
「しーずーきー、探したよ。」
教室のドアの外から聞き馴染みのある声がした。
「雪姫!」
そう、私は雪姫が好きなのだ。
「また告白?笑笑」
雪姫は綺麗な笑顔で聞いてくる。
「…まあね笑」
「モテ女は大変ですなー!笑笑」
雪姫の顔にオレンジ色の光が当たる。
雪姫には“儚い”という言葉がぴったりだった。
「…紫月?」
「あっ、ごめんごめん笑」
雪姫に見惚れてしまって話に集中ができない。
「…雪姫ってさ、 」
「…え?うん 」
「本当に可愛いよね」
「ありがとー笑笑」
こんな会話は日常茶飯事。
「紫月も可愛いよー!笑」
いつもこう返してくれる。
はあ、笑顔が可愛い。
私のこの想いは、いつ伝えることができるのか。
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