―食事後―
狐「あの、佐々木さん」
「あ…研磨さん?どうしました?」
狐「…いや、特に用はないんだけど、さっきの話聞いて」
「気にしないでください!大丈夫ですよ、全然」
狐「…自分で大丈夫っていう人は信用できない」
「え」
狐「そういう人は自分で限界に気づかないうちに消えるから」
孤「ゲームの主人公みたいに、ね?」
「でも私、ちゃんと生きれてますよ?笑」
黒「無理してんのバレバレだぞ?」
「うわ、ニワトリ!」
黒「ニワトリ!?」
孤「クロ…」
黒「…まあつまり、大人を頼りなさいってこと」
「歳そんな変わんないですよね」
黒「俺からしたら子供だっての…18と、16」
「……大人はよくわかりませんね」
黒「俺は愛ちゃんみたいな子、ぜってえ泣かせねえ」
「…ん?」
孤「クロ…何いってんの」
黒「からかっただけ笑」
「うざ」
黒「ちょっと?」
影「…あの」
孤「…あ…」
黒「お、影山じゃーん」
影「二人きりで話したいんスけど」
黒「え?俺と?」
影「違いますよ、愛とです」
孤「何話すの」
影「まあ…ちょっと」
黒「…お二人さーんピリピリしないでね?」
黒「じゃあな愛ちゃん」
「…はあい」
ああいうひとも、いるんだな
―過去―
「おにーちゃん」
佐々木結鶴
面倒見がよくて、かっこいいお兄ちゃんだった
お父さんとお母さんも私を愛してくれてた
はずだった
中学1年生
「あ、お兄ちゃんおかえり」
兄「………愛、部屋来い」
「え?なんで?」
兄「いーから」
「うん…?」
ガチャ
「どうしたの」
兄「……」
グイッ
「っわ」
ドサッ
「…え、お兄ちゃん、なんで上のっかってんの…」
兄「最近溜ってんだよ…いいだろ?」
「…は?話が見えない、ちょっとまって」
兄「いいじゃん」
「っや、」
「っやだ、お兄ちゃん、ちょ、あ”っ!?」
兄「っは…」
朝起きたら、横に人はいなかった
「気持ち悪い…」
チクろう…
母「あ、おはよう愛」
「っ…お母さん…話が」
母「急に何よ笑」
父「おー…どうした?」
「私、お兄ちゃんに無理矢理ヤられて、」
母「え」
父「は」
「だから、その、警察についてきてほしくて」
母「そんな、大事にしなくても、ねえ?」
父「まあ、結鶴も受験でストレス溜まってんだし」
母「それくらい大丈夫よ」
父「ああ、大丈夫だろ?仕事行く」
母「行ってらっしゃい」
私がどれだけ怖かったか知らない癖に
コメント
5件
えっと愛ちゃんの父、母、兄殺○しますn((今回も神ってます大好きです