ソファに沈み込んだ大森の息はまだ整わず、胸が上下に激しく揺れていた。
羞恥に顔を赤くしたまま俯いていると、若井が静かに立ち上がり、タオルで彼の頬を拭った。
「……まだ終わりじゃないだろ、元貴。」
その低い声に、大森の背筋が震えた。
若井の掌には再びローションが垂らされ、 指先がローションを広げるように奥へと押し込まれる。
「んんっ……あぁっ、また……!いい…っ、早く、入れて……っ」
「素直になったな。……いい子。」
十分に馴染ませた後、若井はそのまま腰を寄せ、熱を帯びた自身をあてがった。
ローションの助けもあって、抵抗感は少なく、ゆっくりと侵入していく。
「はぁぁっ……っ、あっ……!」
大森の背が反り、ソファの背に爪が立つ。
「っ……すげぇ、奥まで……絡みついてくる……!」
「やぁっ……! んあぁぁ……っ、だめ、もう……!」
深く繋がった瞬間、二人の体温が混ざり合い、互いの呼吸が荒くなる。
若井はゆっくりと動き出しながら、
掌にローションを垂らし、前を掴んだ。
「っひぁあぁっ……!? やだっ……同時なんて……っ!」
「いやじゃないくせに……声、漏れてるぞ。」
後ろからの突き上げと、掌での滑るような扱きが同時に襲いかかる。
前も後ろも責められる感覚に、大森はどうしようもなく声をあげてしまう。
「やっ……あっ……あぁぁっ! そんな……一度にっ……! んぁぁああっ!」
「気持ちいいんだろ? ほら、もっと声出せよ。」
「だめぇ……っ、声止まんないっ……!」
若井の動きは次第に荒く、激しさを増していく。
ローションが潤滑剤となり、繋がる部分からぬちゃぬちゃといやらしい音が響いた。
その音にさらに羞恥が煽られ、頭が真っ白になる。
「音……っ、やだ、恥ずかしい……っ!」
「恥ずかしいくらいが……一番、興奮するんだよ!」
前を擦られる掌と、後ろからの突き込み。
どちらも止めてくれない。
大森は限界を超えたように、何度も絶頂に追い込まれていく。
「んあぁぁっ! あっ、だめっ……また、イっちゃ……あぁぁぁぁっ!」
身体がビクンと震え、何度も何度も白濁が勢いよく飛び散る。
しかし若井は止まらず、さらに突き上げてきた。
「まだ終わんねぇよ。……俺だって限界だ。」
「ひゃぁぁっ……やめ、あっ……! そんな、激しく……っ!」
「奥で欲しがってんだろ……? ほら、感じろよ!」
最後の一撃が深く突き刺さり、若井の荒い吐息と共に熱が奥へと注がれる。
「っ……ああっ! 中に……あつ……いっ!」
「はぁっ……っ、やば……全部、出た……!」
その瞬間、大森の身体も再び痙攣し、前からも溢れ出す。
前後両方から解放され、ぐったりとソファに崩れ落ちた。
若井は乱れた髪を撫でながら、背中に口づけを落とす。
「……最高だったろ?」
「ん……っ……うん……でも……もう、動けない……」
「いいよ、動かなくて。……俺が抱っこするから、風呂入ろ。」
そう言われ、お姫様抱っこをされる。
そのまま足はバスルームへと向かう。
疲労と快感に包まれたまま、大森は目を閉じ、若井の胸に顔を埋めた。
外では夜の虫が鳴き、二人だけの熱に包まれた時間は、まだゆっくりと続いていた。
END
コメント
4件
終わっちゃったの悲しい(´;ω;`) 若井今回めっちゃあばれたなを大森くんは大森くんで嫌っていってるけど嫌そうに聞こえない w (∩´・ω・∩) 次のお話楽しみにしてます( *´꒳`* )
2人のいちゃラブ最高ですね…! 最高すぎてにやにやしてました…w いつも素敵すぎる作品ありがとうございます! これからも応援しています!