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僕は…あの人に…あの人に、もっと一緒に居て欲しかった。
優しい手と顔で撫でてくたあの人。
どんなに苦しくても、辛くても、弱音を吐かずに…、。
でも、そんな素敵な人は消えちゃったんだ。
その人はね…
大日本帝国
ナイチ。
今日も僕は抱きついた。
「わ~い!!」
ナイチは困惑しながらも嬉しそうに頭を撫でてくれた。
「パラオは可愛いな」
そう言ってくれたり、褒めてくれたり、楽しかったり。
「えへへ~」
ふふ…と鼻で笑っていたんだ。
楽しかったんだ。
永遠にずっと続くように願った。
七夕に
永遠にずっといられますように
「ナイチ~!!七夕の願い決まったの?」
微笑んだように見えた。
「決まったが、内緒だ」
ナイチは僕の届かないところに紙を掛けた。
少し意地悪なナイチだった。
「むぅ…」
ナイチは帽子を深く被って服を少し整えた。
するとこう言った。
「いつか届くようになるぞ、それまで我慢するんだ」
その言葉に少しだけ 満足はしなかったが、素直に受け入れた。
「うん!!おっきくなる!!」
「あぁ、おっきくなれよ」
そう答えてくれた。
僕は大きくなるって絶対に決めた。
だけど
1939年9月1日。
第二次世界大戦って言うのが始まっちゃったんだ。
ナイチは最初反対は少ししていたらしいけど、結局は参加するらしかった。
少し苦笑していた。
やっぱり辛いのかなぁと思った。
だけどね…
「大丈夫だ、必ず勝つ」
心強かった、信じれた。
ナイチなら勝てるって思えた。
戦うのは、連合国っていう、アメリカ、ソ連、イギリス、フランス、中国らしいんだけど、特にアメリカとソ連がつおいってナイチが言ってた気がする。
でも、勝てると思った。
ナイチなら出来る。
そう願ったし、思った。
1941年12月7日
日本軍がハワイの真珠湾攻撃っていうのをしたらしいんだ。
そこはアメリカの領土らしかった。
心配だったけどまだ信じれたんだ。
それは次の日に起きたんだ。
1 941年12月8日
日本がアメリカに宣戦布告
大丈夫かなぁ…、と思いつつ見守ることしか出来なかった。
最近になるとナイチに会える回数が少なくなってる。
悲しいけど、ナイチは大変なんだろうな…と、心の中に閉まった。