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『竜胆くんって、気づいてほしくない時に気づいて。気づいてほしい時に気づいてくれない意地悪で優しい人なんだよ。』
先生「今日は転校生が来るからなー」
転校生、どんな子だろ。男の子かな。女の子かな。仲良くなれるかな。
私の学校で初めの転校生。
楽しみにしながら職員室に提出物を持っていく。
私『重っ!?』
白いプリントが山積みに重ねてダンボールに入っている。
やるしかないか… なんて思いダンボールを持って廊下に出た。
校舎の中央にある階段の前辺りで私は休憩をとっていた。
今は夏だし、私の汗は滝のように流れている。
???「あ、丁度よかった、、、なぁ」
私『なんですか?』
座り込んでいた私の肩を優しく二回叩いて私は誰かに喋りかけられた
???「俺、今日この学校に転校してきたんだけどさ、職員室教えてもらえる?」
私『あ、転校生だったの!私も丁度職員室に提出物届けに行くところ!一緒に行こっ!』
???「わかった、ありがとな」
私『全然!私も独り寂しかったし!』
私は廊下の床に置いておいたダンボールを持ち歩こうとした。
???「なぁ、それ重くないのか?」
転校生が私が持っているダンボールを指差しながら聞いてきた。
私『あぁ、これね。ちょっと重いかなぁ』
これは嘘でだいぶ重い。
???「顔が重いって言ってるぞ」
そう言って転校生が私の前に出てきてダンボールを持つ。
私『え?大丈夫なの!?』
ダンボールを持ってくれて凄く助かった!
けど、転校生はバックも持ってるし
私『さすがに重いでしょ?』
???「大丈夫だって、俺一応不良だから」
転校生は私と目を合わせ無邪気に笑った。
私『そう?ならいいけど、』
私『あ、そう言えば名前は?』
???「ああ、俺?俺は『灰谷 竜胆』」
???「お前は?」
私『私は、「葉垣 シノン」!』
灰谷竜胆「シノンか、よろしくな。」
私『こちらこそ!よろしく!』
灰谷 竜胆
葉垣 シノン