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pixivの方で上げたオタドト?をこっちでもあげようと思います!
「オーターさん、、」
「?なんだ」
「その、、、」
───少し距離を置きません?───
「は、、?」
いつも通り一緒に昼食をとっていて、突然言わないといけないことがあると言われ、聞いてみれば、、、
「私と、距離を置きたい?」
オーターは分からなかった。
(何か気に触るようなことでもしただろうか、、)
「、、はい、少しの間、だけ」
「何故、距離を置きたいんだ?」
「ッ、、言え、ません。」
「私に言えないようなことでもあるのか?」
「、今はまだ、、言えません、、」
「、、そうか、わかった。少しの間距離を置こう。」
フゥーー、といって、メガネをカチャッ押し上げながら言った。
今は冷静を保っているが、内心少し混乱していた。
(あのドットが、、?いつもあいつのほうから寄ってくるのに、いきなり距離を置く??)
少しの沈黙の後、2人は食堂を後にした。
いまさっき、オーターさんに、少し距離を置こうと提案してきた。
オーターさんは少し混乱していたが、、距離を置くことになった。
理由は、、オーターさんが、俺の事を見ていないから、だ。
オーターさんには、亡くなってしまった大事な部下がいる。密かに恋心を寄せていたみたいだ。
きっと、オーターさんはその人と俺を重ねているのだろう。
その人は、、騒がしくて正義感があり、俺によく似ていたそうだ。
オーターさんはいつも、俺を見ているようで、遠い向こう側を見ているような、どこか愛おしそうに、俺の向こうにいる、俺じゃない人を見ている。
俺はそんなオーターさんの目が、
、、、嫌い、、だ。
俺を見て欲しい。俺じゃない、俺の知らない、、
『誰か』を見ないでくれ、、
そんな、愛おしそうな目で、、俺じゃない『誰か』
を見ないでくれ、、
俺は、そんなオーターさんの目を見るだけで、
胸がはち切れそうなぐらい、苦しくなる。
もっと綺麗な恋をしたかった、、
綺麗なものだと思ってた、、
レモンちゃんがマッシュを好きでも、
俺は心からレモンちゃんの幸せを願った。
それがきっと綺麗な恋だから。
でも、、、オーターさんは違う、、
俺以外の人と幸せにとか、絶対に嫌だ。
俺以外に、その眼差しを送らないで。
これが本当の『恋』とやらなのだろうか。
だとしたら、、俺は、、
きっと、これをオーターさんが知ったら嫌がられるだろうな、、
ずっと近くにいると、いやでも気づくものなのだ。
俺に向けてる目が、俺の『それ』と違うことくらい、
分かってしまうのだ。
いや、ずっとじゃない、、最初から気づいてた。
見て見ぬふりをしていただけだ。
オーターさんの本当の気持ちを、知りたくなくて、
俺に対する気持ちが、『誰か』に向ける気持ちと
違うことに、、
あぁ、気づきたくなかった。
だから、俺は、距離を置く。
きっと俺は、あなたを幸せにできない。
傷つけてしまうことばっかりだと思う。
俺は、あなたの見る、『誰か』とは違うから。
俺が、その『誰か』だったらいいのに、、
4話完結でいこうと思います!!
閲覧ありがとうございましたm(_ _)m