テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
そんな二人の様子を、心配そうに見つめている小さな影があった。ヒロくんだ。
一度体調を崩してからは、るなちゃんが細心の注意を払って看病していたため、元気になっていたはずだった。しかし、実はヒロくんも、数日前からまた少し体調が優れなかった。のあさんとどぬが次々と熱を出したことで、これ以上みんなに心配をかけたくないと、自分の不調を隠して、二人の看病を手伝おうとしていたのだ。
「るなちゃん、のあちゃんに水持っていこうか?」
ヒロくんは、顔色が少し悪いにも関わらず、優しくるなちゃんに声をかける。るなちゃんが「大丈夫だよ、ヒロくんは座ってて」と制止するが、ヒロくんは心配そうにのあさんやどぬのそばに寄り添う。
その小さな献身的な姿に、誰もが気づかないまま、ヒロくんの体調は静かに悪化していった。のあさんとどぬの看病に追われる中で、彼の異変は誰の目にも触れることがなかったのだ。
そして、夜が深まる頃、シェアハウスは、高熱にうなされるのあさんとどぬの寝息、そして、密かに体調を崩し始めたヒロくんの小さな咳が響く、試練の夜を迎えることになった。
まさかの3人全員が体調不良という、最悪の展開。からぴちメンバーの夏休みは、一体どうなってしまうのだろうか。そして、この連鎖する体調不良は、ショタ化・ロリ化と何か決定的な関係があるのだろうか?
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!