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#ゴールデンカムイ
紫香楽
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紫香楽
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「しっかりしろ🌸!!」
など声をかけ続ける土方と背中に被弾した🌸を背負う夏太郎.さらに.
「ここに🌸を!!」
とクリアリングしながらあばら家へ3人を誘導する都丹.
「こんな時に限って家永サンが居ないなんて!!」
夏太郎は🌸を背負ったまま,散乱している物を大雑把に部屋の両隅に積んだ.
「家永を待つ暇などない.都丹が弾を摘出しろ.」
「しょうがねぇな…!!」
「🌸に噛ませてやれ.」
夏太郎は都丹の手を借りながら🌸を降ろすと,土方から渡された手拭いを🌸の口に巻いた.さて,大人4人で既に手狭な部屋の中でどう弾を摘出できる体勢にするか.
「🌸,私の膝に跨がれるか.」
壁を背に胡座をかき,🌸を手招きする土方.🌸は頷いて,言われた通りにする.
「私のことは気にせず,しっかり掴むんだぞ.」
と言いながら,対面座位の状態で🌸の腰に手を回しがっちり固定した.
「歯ぁ食いしばれよ!!」
都丹の指が食い込む感触やら激痛やらに,呼吸荒く呻き声をあげる🌸.
そして,服ごしでも爪が食い込むのがわかるくらいきつく抱きつく🌸に,表情を変えずそっと頬をよせる土方.
そのどこか艶かしい雰囲気に不謹慎ながら夏太郎は思わず生唾を呑み込んだ.
「止血したがいつまで保つか!!」
「わかった.家永を早急に見つけよう.」
“俺の背中に乗れますか”と夏太郎は🌸に声をかけ背負う.
「何であんな無茶したんすか….」
家永のもとへ急ぐべく足早に移動している最中,独り言として呟いたつもりの夏太郎だったが.
「皆が傷つくの嫌だから,私が代わりに傷つけばいいかなって….」
虚ろながら🌸は答えた.
「だからって,もう2度としないでくださいね.🌸さんが傷つくの,俺も皆も見たくないっすから.」
「うん….」
その言葉を最後に🌸は気を失った.
「(寒い…痛い!!)」
猛烈な寒気で震える身体,動くと走る激痛.虚ろながら目を開けて周囲を見渡す.
「(隠れ家かな…ここに来るまでの記憶,ほとんど無いや.)」
止められない震えに耐えようと目をきつく瞑ると.
「私を庇うなんて馬鹿なことを….」
そう言う割には声に棘が無くて.🌸は辛うじて動かせる首を声がしたほうへ動かすと,土方が上半身の服を脱いで布団に入ってきた.
「ん゛っ!!」
驚きと恥ずかしさで背を向けようと,怪我をしているのも忘れて動いてしまった🌸は呻く.
「深い傷を負うと,嫌でも熱にうなされる.そう言う時はこうするのが一番良い.」
土方は呼吸の荒い🌸を包み込み,手を握る.
「土方さんに言わなきゃならないことがあって….」
「何だね.」
「金塊のありかを….」
さっきまで背を向けていた🌸は,再び痛みを堪えて土方のほうへ向き直り,寒気で震える唇を動かした.
「本当か.」
乱れた呼吸を整えながら頷く🌸.土方は🌸の額に滲む汗を拭って.
「この状態ではすぐに行動に移せまい.家永によく診てもらって療養するように.」
「はい….」
喋り疲れた🌸は土方の胸に顔を埋めるようにして目を閉じた.
「🌸…!?」
胸の中に温もりを感じなくなって目を覚ました土方.案の定🌸の姿はなかった.
“あの状態で動ける筈がない!!”
そう思いながら,各々に声をかけて探してもらう.自分も外に出て歩き回った結果.
「元の時代に帰ったのか….」
隠れ家に戻り,先ほどまで2人で寝ていた部屋に戻る.
「こんな形であっけなく居なくなるとは….」
枕元に座ると,治ったはずの背中の傷がツンと痛んだ.
“愛しくて.身を挺して主人を護り,時に爪を立てる….”
「猫みたいな奴だったな.」
肩に手を置き,力なく笑う土方だった.
コメント
1件
いやー、第1話からもうエモすぎるわ……!土方が🌸を対面座位でがっちり固定してるシーン、めっちゃ艶かしくて思わず生唾ゴックンよ。背中の傷が治った後に「猫みたいな奴だったな」って呟く土方の切なさがズルい。あの状態で姿消す🌸の行動力もカッコいいし、一気に続きが気になる展開だわ!🔥