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オリキャラあり
キャラ崩壊
文才&語彙力皆無
それでも大丈夫な人は見てくれ!
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『キャットワーク(cat walk)』
闇の人間なら、知らぬ者は居ない。
何処からとも無く情報を掻き集め、どんな情報でも対価を払えば依頼主に教える情報屋。
その情報は正確で、一切偽りは無い。
入手困難な情報でも一晩で教えてくれる、謎に包まれた情報屋とされている。
この情報屋の発信源や住所は不明。
判っている事は、情報を渡す場所を指定されるという事。
そして指定された場所に行くと、猫の仮面を着けた淡桃色の髪をした2人の少女が現れるという事だった。
1人は淡桃色でワインレッドのメッシュが入った長髪で、血の様に赤く染った瞳。
もう1人も同じ色の結ばれた髪に、静かに光るエメラルドグリーンの瞳。
それしか情報は無かった。
少女達の身元も、素顔も、勿論『cat walk』との関係性も判っていない。
唯、何でも情報を渡してくれるこの少女達は、何時しか闇の人間にこう呼ばれていた。
【闇の救済者】と。
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「え、僕と鏡花ちゃんがですか?」
そう云って顔を顰めているのは、武装探偵社という組織の新米__中島 敦だ。
その横で何も表情に出さない少女は、敦と同じく新米の泉 鏡花。
2人は国木田 独歩という探偵社員に呼ばれ、国木田の前に佇んでいた。
「最近、事件が増えてきているだろう。謎に自信に溢れた輩が社会を掻き回しているやつだ。
銀行強盗や政治家暗殺や此処、探偵社に乗り込んできたりな。全くもって意味が判らん。
だがその手口が厭に完璧でな。まるで設備を全部把握したかの様な犯行ばかりなんだと。」
国木田は資料から目を離さずに、淡々と続ける。
「知っての通り、どの事件にしろ警備は万全だ。なのに何故突破されるのか…。
その答えを知るべく、捕まえた奴等に尋問してみたんだが、皆口を揃えて云うんだ。
『闇の救済者が情報を与えてくれたんだ』とな。」
「闇の救済者…ですか?」
怪訝な顔をして、敦は国木田の言葉を繰り返した。
敦は頭の中が?で埋め尽くされているんじゃないかという程、顔を顰めている。
「あぁ、その闇の救済者って云う組織を調べてみたんだがな。ある情報が載っていた。」
そう云って、国木田は敦に資料を手渡す。
敦の持っている資料に、鏡花は顔を近づけた。
「『cat walk』…。これがその組織なんですか?」
資料に書かれた文字を読み、敦は国木田にそう問うた。
腕を組んでいる国木田は、深く唸ってから口を開いた。
「細かな事は判らん。だがその組織が1番怪しいと見て良いだろう。
何より、証言した奴等の情報が合うのがこの組織しか無いからな。」
「そうなんですね。『謎の情報屋、来る者拒まず情報を提供』…とも書いてありますね。」
資料に書いてある文章を読み、敦は少し考え込んだ。
それを見ていた鏡花も、少し間を開けてから口を開いた。
「その組織、ポートマフィアでも一時期話が上がってた。…多分、ポートマフィアも動いてる。」
「恐らくそうだろうな。だから先手を打つ。
もし本当にその組織が”来る者拒まず”なのであれば、此方としてもポートマフィアとその組織が手を組む事は避けたい。」
国木田は腕を組み直して、そう云った。
その目は真剣そのものだ。
「俺が云いたい事は判るな?敦。」
「…その組織を偵察しに行くんですか。」
「その通りだ。」
恐る恐る云った敦に、国木田は頷いた。
敦は表情を硬くさせた。
僕に出来るだろうか、と内心考えながら。
「そんなに気負いするな。偵察と云ったが、そこまで細かい事を知りたい訳じゃない。
『何をしているのか』『何処からの情報源か』位を調べられたら、上々とでも考えておけ。」
何たって闇組織の奴等だからな、と国木田は付け足した。
だが敦は、その言葉で尚更不安になる。
闇の組織…それは所謂、暴力団の集まりの様なものだ。
警察や軍官ですら手が付けられない、厄介で凶悪な奴ら。
よく闇の組織で挙げられるのは、無論ポートマフィアだ。
異能を持ち合わせた、危険な集団であるポートマフィアは闇組織の代表だろう。
之までやってきた事は数知れず、相手にするとなれば危険を伴う。
そんな集団が沢山居る闇の組織で名を馳せて来ているのが、今回の組織。
『cat walk』だ。
故に一筋縄では行かないだろう。
情報も少なければ、傾向も分かっていないのだから。
「判りました。だけど期待はしないで下さい。
実際にやってみるだけですよ?」
「あぁ、それで構わん。質問は出来るようならしてみてくれ。」
「はい…。」
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ここまで見てくれて有難う!
今回は少し長くなっちゃったかな?
いいねやコメントしてくれると我の心の中が活気づくから、是非ともやってね!
いいねを押してくれてる人よ、あ”り”がと”う”(泣)
こんな駄作者の小説ですが、楽しんでくれると嬉しいよ!
そんじゃあね〜