〇〇side
ちょっと待って
……パニックパニック
今まで阿部くんからそんな素振りは
1度も感じたことはなかった
亮「…だめ…かな?」
〇「…え、と」
亮「あは、困らせちゃってる??笑」
そんなあざとい顔されたら
うんって言ってしまいそうになるけれど
やっぱり私が好きなのは
深澤先輩であるのに変わりはないから
亮「…返事は今じゃなくてもいいから 」
〇「…いや、今返事してもいい?」
亮「…うん」
〇「私の事好きになってくれてありがとう」
「でも阿部くんの気持ちには応えられない」
「…好きな人がいるの」
亮「…そっ、か、」
〇「…だからこれからも友達として」
「…仲良くしてくれますか?」
亮「…もちろん」
辰哉side
盗み聞きする趣味はないんだけど
聞こえてきた声に耳を傾けると
彼女と知らない男の声がした
亮「…俺、〇〇ちゃんのこと」
好きなんだよね」
彼女が誰かに取られてしまうなんて
考えたこともなかった
今まで男と話してる所を
見たことがなかったから
どこか安心している自分がいたけれど
良く考えればいつもそうだった
彼女がいつも一緒にいるお友達と
話しているその様子を
彼女と同じクラスの男たちはずっと見ていた
翔「あれ〇〇ちゃん?」
辰「…そうみたい」
翔「やっぱりモテんだねぇ」
辰「…やっぱりって?」
翔「あれ、お前しらねぇの?」
「あの子、男らの間で」
「学園のマドンナって言われてんの」
辰「っは、まじ?」
翔「まじまじ笑」
そんな異名がつくほど
彼女は男からしたら
魅力的な女の子であることに
変わりはなかった
そんな彼女を
俺は取られたくないと思ってしまった
翔太には俺らしくないなんて
笑われそうだけど
彼女を独り占めしたい
それくらい彼女にゾッコンだった
もうすぐ控える体育祭で
俺は彼女に気持ちを伝えようと心に決めた
next…
終わりが見えてきましたね🫣🫣💜
翔太くんとの絡みほんとはもっと書きたい←
すみませんほんと渡辺担でちゃってます💦笑
コメント
3件
普通に翔太との絡みも見たいかもw