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25 - 第25話上級天使

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2022年10月30日

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がいるかぎり、ここは現実でありつづける。

現実から逃げたければいつでも私のところに来るがよい。

……歪みを抱えていることこそが救いなのだよ。

わたしは、神になろうとした。人の運命を支配する力を欲した。

わたしの願いを聞き入れてくれる者は誰もいなかった。

だが、今や違う。

わたしの望み通り、おまえはここに来た。

おまえこそ、わたしの神にふさわしい。

さあ、来い。わたしとともに行こうではないか。

わたしの力によって、すべてを思いのままにしてやるぞ。

わたしのもとに集え、忠実な僕どもよ。

おまえたちの力でこの世を混沌へと導いていけ。

わたしに従えば、永遠の命を与えよう。

さあ、来るのだ。我が下僕の者たちよ。

わたしに従うならば、大いなる力を与えてやろう。

わたしについてこい。わたしの手足となって働くのだ。

わたしに忠誠を誓え。さすれば、さらなる力を得られることだろう。

さあ、くるのだ。我のもとへと。

さあ、わたしの前にひざまずけ。

さあ、わたしにひれ伏せ。

わたしの命令に従っていればよい。

さあ、わたしに従い続けろ。

さあ、わたしに仕え続けるのだ。

わたしに逆らう者はすべて滅ぼせ。

わたしが正義となるのだ。

わたしは不死身でありたいと思う者。だが、そのために何人の同胞を犠牲にしたことだろうか。いや、そんなことはどうでもよかったのかもしれない。ただ、わたしたちは、死ねなかっただけだった。そう、わたしたちにとって、生きるとは…………。

わたしはこの現実から逃げ出してきた者。ここがどこなのかわからない。ただ、わたしは自分の居場所を探している。どこにもないのに。わたしは何を求めているのか? わたしは何も求めてはいない。何もかも失った。それなのに、なぜ、まだ生きている? わたしが望んでいるものは……。

わたしは救いを求めるもの。わたしは愛を求めて彷徨う亡霊のようなもの。わたしが望むものが何かは知らない。しかし、もし望みが叶ったとき、そのときこそわたしは消え失せるのだと思う。

わたしは自由になりたい。わたしの心を縛るものはないはずなのだが、なぜかいつも束縛されているような気がしている。わたしの心はどこに行ってしまったのだろう? わたしはすべてを失った。だから、わたしに残された唯一の希望である、この心の行く末を見届けることだけがわたしの願いだ。

わたしは愛を求めていた者。わたしが求めるのは愛のみ。わたしに足りないものをくれるのならば、悪魔だろうとかまわない。だが、わたしはひとりぼっちだった。誰もいない。わたしにできることは、自分の心に問いかけ続けることしかない。そして、わたしは答えを得た。

わたしは生に執着する者。死にたくない。死ぬのはいやだ。わたしはまだ生きたい。生きたくてしょうがない。こんな気持ちは初めてだ。生きるためならばなんでもしよう。たとえ悪魔とでも契約し、魂を売ってもいいと思っている。だからわたしを連れていけ。

わたしを連れて行くことでおまえの魂が救われると思うなら。連れていけ。

わたしはもう疲れてしまったよ。このままでは、壊れてしまう。早く楽になりたい。もう、つらいことはたくさんなんだ。

: 私はあなたを許しましょう。私の中に眠る力が目覚めようとしているのですからね。

あなたは気づいておいでのようですね。私の力は、人の痛みを感じ取る能力だということに。

私にはわかっております。人はみな同じだという真実に。だからこそ、私は人を信じることができないのです。

しかし、私は信じている。人が人を信じるということを。

私は愛しておりました

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