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『堕天使は恋を知らない』
森の緑に囲まれた静かな朝
目を覚ましたら
俺は見知らぬ場所にいた
mk )…ここ、どこ、?
見覚えのない木々
鳥の声
綺麗な湖
…転移、かな
慌てて周りを見渡すと
小さな精霊や獣人がこちらをじっと見ていた
mk )こ、こんにちは、!おれ、えっと、
思わず手を振ると みんな興味津々で近づいてきた
どうやらこの世界では人間が居なく、おれはとても珍しいらしい
ちょっと戸惑いながらも
俺は柔らかい笑顔を返す
みんなはかなり友好的らしくて
すぐ打ち解けて 自然に会話が始まった
どこから来たのか
何者なのか
名前 性別 年齢 もろもろ
めちゃきかれた
俺は慌てながらも全て答えて
その中でもいちばん仲良くなった 獣人 の家に住まわせてくれることになった
mk )ほんっとにありがとう、!
so )いいよ別に w
その子は so って言うらしい
so )よろしくな mk !
mk )うん!
/
so の家に住んで数日
俺は今 散歩してて森にいるんだけど
ここの森は地形がでこぼこしてて歩きにくい、
それに、
さっきから視線を感じる
この数日間ずっとそうだ
どこにいても足音や物音が聞こえてくる
ストーカー?
ここにもする人いるんだなぁ、
なんて事考えてたら
足を滑らせて穴に落ちそうになった
mk )っ、(目瞑
落ちた感覚がなく痛くもない
俺は少しずつ目を開けると
目の前には
黒い羽を背負った、クールな雰囲気の人物が俺を抱き抱えていた
? )あぶない、気をつけろ
冷たい声 視線、でもそこに、ほんの少しだけ優しさが混ざっていた
その瞬間、心臓がきゅんと跳ねた